インタビュー

鹿児島のジニスカフェはブラジル人の店主と日本人の妻が営む、スペシャルティーコーヒーと自家製スイーツのお店

鹿児島のジニスカフェはブラジル人の店主と日本人の妻が営む、スペシャルティーコーヒーと自家製スイーツのお店

今回は、鹿児島市内にお店を構えるジニスカフェを紹介します。

ブラジル出身の店主と日本人の妻が営むカフェは築100年近くの蔵を改造したお店です。

母国ブラジルでコーヒーについて学び、妻の故郷・鹿児島でカフェを開くまで、そしてカフェで味わえるコーヒーやスイーツのことなど、たくさんお話ししてもらいました。

この記事を書いた人

sk

S.K

編集部ライター

ここ数年、朝のソイラテから一日が始まります。
そして朝ドラを見ながらブラックを1杯、仕事中は1〜2杯。
夜になるとコーヒー豆乳焼酎を一献というのが日々のコーヒールーティンです。

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ジニスカフェはブラジル出身のジニス・ペリクレスさんと鹿児島出身の妻・葉子さんが営むお店

ジニスカフェ

鹿児島市街の中心部にお店を構えるジニスカフェ。JR鹿児島駅から鹿児島市電で4つ目の朝日通駅が最寄りです。

築100年近い、大きな古い蔵のなかを改装したコーヒー店。

外見のレトロ感と内部のおしゃれさのギャップにまず驚くでしょう。

店内ではコーヒーなどのドリンクに加えて、手作りのスイーツも楽しめます。

ドリンクとスイーツはテイクアウトできるほか、コーヒー豆や器具の購入も可能です。

鹿児島で出会い、ブラジルで新婚時代を過ごしたあと再び鹿児島へ

ジニスさんと葉子さん

日本へ留学に来ていたジニスさんは、鹿児島で葉子さんと出会ったそうです。

1998年、二人は結婚し葉子さんはブラジルへ。

永住するつもりでやってきた葉子さんに、ジニスさんは「日本で暮らしたい」と。当時を振り返って「ブラジルに骨を埋めるつもりだったのに、拍子抜けしました」と笑う葉子さん。

25歳だったジニスさんは「35歳までに、日本で幸せに暮らせるプランを立てる」と宣言。34歳のとき、日本行きを実現したそう。

ジニスカフェをオープンする1年半前に葉子さんがブラジルから単身帰国し、自宅でコーヒーの販売を開始。

このころはジニスさんがブラジルで焙煎したコーヒーを、航空便で葉子さんに届けていたそうです。

しばらくしてジニスさんも来日し、カフェをオープンしました。

歯科医だった夫と日本語教師だった妻がなぜカフェを始めたか

ジニスさんと葉子さん

ブラジルで暮らし始めた当初、鹿児島でコーヒーのお店を開くことは全く考えていなかったそうです。

ジニスさんは歯科医としてクリニックを経営し、葉子さんは日本語教師として活躍。ブラジルでの生活はとても楽しかった、と葉子さん。

でも、留学生として過ごした日本での暮らしが忘れられず「どうにかして日本で生活したい」というジニスさんの気持ちは実現することになります。

ではなぜ、二人は日本でカフェを始めたのでしょうか。

友人の話に興味を持ち、1000km離れたサンパウロへコーヒーを学びに

ジニスさんと葉子さん

ブラジルでの生活を続けていたあるとき、コーヒーの勉強会に行ったという友人の話を聞いたジニスさんと葉子さん。

その勉強会がいかに素晴らしいものだったかと熱く語る友人の話に興味をもち「そんなに面白いんだったら私たちも勉強しに行こう!」と、夫婦で参加することにしたそう。

当時暮らしていたブラジルのフロリアノポリスから、教室のあるサンパウロまで1000kmの道のりを学びに出かけたのだとか。

そんな遠方までコーヒーの講義を受けに行くなんて、何か運命的なものを感じますね。

自家焙煎のコーヒー店を営む日系人との出会い

葉子さん曰く、「サンパウロでコーヒーの勉強会に参加して、カフェで実技を学んでみたいと思ったけれど当時、15年くらい前のブラジルには自家焙煎のコーヒー店があまりありませんでした。

でも、しばらく探すと焙煎をしていて、それを教えてくれるというお店が見つかったんです。

電話で話したら私は日本人、向こうは日系人ということもありすごく意気投合して。家族でコーヒーのビジネスをしているその方に、教えを乞うことにしました」と。

そこで学びを深めるうち「コーヒーを仕事にして夫婦で働くのっていいな」と、二人はコーヒービジネスで日本に戻ろうと決心したそうです。

カフェをオープンするのは大変だったけど、続けることはもっと難しかった

カフェをオープン

2010年、葉子さんの地元・鹿児島でカフェを開業した二人。

当時のことを振り返って「経験のない人間がコネもなく店を作るのは大変でした」と。

自分たちが想像していなかったような地道な仕事があり、体力的にもとてもきつかったそう。

「それ以上に、体が疲れていると、お互いを思いやる気持ちや言葉が欠けてしまう。それが一番辛かったです」とも。

一緒に仕事を始めた当初、二人は何度も衝突したといいます。

「けんかしたことなんて一度もなかったんですよ、ブラジルでは。異国へやってきたばかりのジニスは辛かったと思います。」と葉子さん。

でも「二人でもっと幸せになるために日本に引っ越して、鹿児島でお店を始めた」という初心がブレることはありませんでした。

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カップには美味しいコーヒーを、心には使命を、人生には幸せを!

ジニスコーヒー

ジニスコーヒーの目指すところは「カップには美味しいコーヒーを、心には使命を、人生には幸せを!」だといいます。

その志は鹿児島はもちろん、今や全国にも届いている様子。鹿児島へ行ったら必ずジニスコーヒーへ!というファンも多くいます。

お店では、笑顔のスタッフが温かいコーヒーでもてなしてくれます。

鹿児島まで足を運ぶのが難しいみなさんのために、お店のコーヒーやスイーツはオンラインショップでも販売しています。

ネーミングもユニークなコーヒーたち

ジニスコーヒー

ジニスコーヒーのスペシャルティコーヒーには「コーヒーにそこまで詳しくなくても選ぶのが楽しくなるように、インスピレーションでも選べる名前を」という店主の思いから、親しみやすいネーミングがついています。

コーヒーの味や香りをイメージしやすいよう、メッセージ性も持たせた名前はなかなかにユニーク。

たとえば、花の香りと柑橘類の風味が特長のコロンビア産コーヒーは「ピュアハピネス」、フルーティーな風味・強い甘味・シャープな酸味があるケニア産コーヒーは「ライオンハート」といった具合です。

ジニスカフェのコーヒーは初めて、という人にすすめたい2品

ジニスカフェが初めての方には「ケニアのマジックライフ、エチオピアのエキサイティングジャーニー」がおすすめとのこと。

編集部もコーヒー豆をお取り寄せして、淹れてみることにしました。

ケニアのマジックライフ

ケニアのマジックライフ

ケニア産のコーヒー豆、マジックライフはジニスカフェで行なっている7段階の焙煎のうち2番目に焙煎度がダークのシティローストです。

甘みや香り、コクに優れつつシャープな酸味も心地よい、豊かな味わいのコーヒー。フルーティーな香りのあと、カカオのような深い味わいが感じられました。

エチオピアのエキサイティングジャーニー

エチオピアのエキサイティングジャーニー

エキサイティングジャーニーはエチオピア産のコーヒー豆。ジニスカフェの7段階の焙煎のうち、ややダーク寄りのライトシティローストです。

柑橘系のフルーツを思わせる香りが一瞬したあと、コーヒー豆の味わい深い甘みと酸味が楽しめます。

シルクのようになめらかな酸味が、とても印象的なコーヒーです。

ジニス家に伝わるスイーツをお店やウェブで

ジニス家に伝わるスイーツ

ジニスカフェのコーヒーと一緒に楽しみたい、お手製のスイーツ。

ジニスさんが子供のころから親しんでいたというプリンやババロア、チーズケーキ、はちみつチョコケーキ、くるみのニーニョなどが揃います。

私たち日本人にとっては異国のお菓子ですが、ジニスカフェのスイーツは昔、家で手作りしてもらった懐かしいお菓子を思い出すような味が。

親から子、孫へと代々受け継がれるおいしいものの味わいは、国が違ってもどこか通じるものがあるのかもしれませんね。

スイーツはコーヒーとの相性も抜群。いい材料を使って、昔ながらの作り方でひとつずつていねいに作られていることが伝わります。

プリン、ココナッツババロア、チーズケーキはお取り寄せも可能です。

ジニスカフェの詳細情報

店舗名ジニスカフェ(Diniz Cafe)
住所鹿児島県鹿児島市城山町2-30 石蔵
電話番号099-295-3636
営業時間11:00~18:00(店内飲食ラストオーダー17:30)
定休日
駐車場なし
Official Sitehttps://www.diniz.co.jp/
公式SNSTwitterFacebook

※本記事は2022年12月時点の情報です。掲載情報は現状と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※新型コロナウイルスをはじめとした感染症などの拡大防止のため、掲載情報に変更が生じることがあります。最新の情報は直接、お店へお問い合わせください。
※お店を訪問される際はマスク着用と手洗い、手指の消毒などを心がけ、感染拡大防止にご配慮いただきますようお願いします。

この記事を書いた人

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S.K

編集部ライター

家で飲むコーヒーは基本ノンカフェインの決まった銘柄ですが、加入している生協に知らないコーヒーが出ていれば買うことも。
喫茶店やレストランでは、ガツンとカフェインの効いたのが嬉しいです。
出張や旅行などで遠方に行くと水が違うからか、何気なく立ち寄った店で飲んだコーヒーが思い出に残ることも少なくありません。

-インタビュー
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