インタビュー

祖師ヶ谷大蔵のローキートーン珈琲店は、コーヒーで地域の暮らしを彩るお店

祖師ヶ谷大蔵のローキートーン珈琲店は、コーヒーで地域の暮らしを彩るお店

ローキートーン珈琲店は、東京・世田谷の祖師ヶ谷大蔵にあります。

祖師ヶ谷大蔵へは新宿から小田急線に乗って20分ほど。駅前の少し賑やかなエリアを通り抜けると、お店の看板が見えてきます。

茶色を基調にした暖かみのある店内にはコーヒー豆の入った瓶がずらりと並び、その奥には喫茶スペースも。

2軒先には、テイクアウト専用のスタンドが設けられています。

この記事を書いた人

sk

S.K

編集部ライター

ここ数年、朝のソイラテから一日が始まります。
そして朝ドラを見ながらブラックを1杯、仕事中は1〜2杯。
夜になるとコーヒー豆乳焼酎を一献というのが日々のコーヒールーティンです。

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2006年にオープンし、2023年4月に17周年を迎えたローキートーン珈琲店

ローキートーン珈琲店は20年近く地元で愛される、地域密着型の焙煎所兼コーヒーショップです。

開店当初は周辺に焙煎所がまだなく、界隈の人たちにとても歓迎されたそう。

お店は4月20日がバースデーとのこと。訪ねた4月初旬にはアニバーサリーの飾り付けで華やいでいましたよ。

▼様々なコーヒー豆をブレンドした一杯

こちらはアニバーサリーブレンド。コスタリカ、グァテマラ、エルサルバドル、ブルンジ、ニカラグアをブレンドしているそう。

コクがありつつあっさりとした、やさしい味わいのコーヒーです。

これからの季節はアイスコーヒーも楽しみたいところです。

店内喫茶で飲めるアイスコーヒーはバリエーション豊富。

香りとコクがありながらすっきりとしたネルドリップ、濃いめのストロング、豆をたっぷり使った贅沢、苦みまろやかな水出しなどで涼やかなカフェタイムが過ごせます。

お店にずらりと並ぶコーヒー豆の瓶

焙煎されたコーヒー豆は瓶に入って、店内に並べられています。

ひとつひとつ銘柄や価格、特徴などがていねいに書かれており、それらを眺めているとコーヒー好きの皆さんは時間があっという間でしょう。

価格に目をやると、かなり良心的。まとめ買い割引もあり、お得感でたくさん買ってしまいそうです。

▼手作りのお菓子も。そのときによって、置いているお菓子は若干違うそうです。

店主は理系。農学部で乳成分などについて学び、食品会社で研究開発に従事

オーナーの山村啓一郎さんは金沢に生まれ育ち、東北で農業を学び食品会社で働いたあと、国内外でコーヒー関連の職場を経験し、ローキートーン珈琲店をオープンしたといいます。

コーヒー好きが高じてコーヒー農園に住み込んだり、焙煎所や海外系のコーヒーチェーン店で働くなどしてコーヒーについて知り、学んだそう。

周辺に焙煎所がまだなかった祖師ヶ谷大蔵で、ご自身のお店をもつことに決めたんだとか。

2021年には2軒隣に、LOWKEYTONE COFFEE STANDをオープン

2021年からはコーヒースタンドもオープンし、ドリンクのテイクアウトが気軽にできるようになりました。

店先にベンチが置かれ、陽気のいい日には座ってゆっくりとカフェタイムが楽しめます。

スタンドには、カフェラテを中心にいろいろなコーヒードリンクが。税込299円からと格安ながら、どれも本格的な味わい。

2杯、3杯とおかわりしたくなりますよ。

▼イチオシのカフェラテをオーダー

ローキートーン珈琲店

美しいアートは、リーフとハートだそうです。

とてもコクが深くて上質なミルクみを感じるカフェラテは、オーナーさんが大学で乳成分を学んだということが分かる気もする味わいでした。

コーヒーのことをもっと知りたいと、アパレル業界から転身したスタッフの今井さん

今井みどり

ひつじの珈琲タイム編集部が今回、お話を聞いたのはスタッフの今井みどりさんです。

今井さんは、大学時代に社会学を専攻しサードプレイスについて学んだこと、そしてコーヒーが好きだったことが、ローキートーン珈琲店で働くきっかけになったそう。

卒業後はアパレル業界に就職したものの「コーヒーを仕事に」と転職を考え、まずはコーヒー豆の勉強をしようと自家焙煎のお店を探し、このお店で働くことに。

ここを職場に選んだ理由について「コーヒーがおいしいことに加えてサービスが良くて、いいお店だと感じたから」と。

コーヒーの香りや居心地のいい店内、手になじむ器、そしてスタッフの笑顔。

お店でくつろいでいると彼女の言うとおり、コーヒーを最高に楽しんでほしいという心意気が伝わってきます。

こないだ選んでくれたコーヒー、おいしかった!と言われるうれしさ

ローキートーン珈琲店

日々、働くなかで思うことについて「思っていても、おいしかったことやうれしかったことを言葉にして伝えるのはなかなか難しいですよね。でもそれを伝えようとしてくれるお客様がたくさんいらっしゃることに、いつも感動します」と今井さん。

「おすすめのコーヒー豆をくださいと言われて、そのお客さんにベストな豆をおすすめしようと好みを聞いて選んだあとに、こないだのおいしかった!と言われたときなどは本当にうれしくて。お一人お一人に、最適な案内ができるよう勉強中です」とも。

おいしいコーヒーをリーズナブルに。周辺に暮らす人たちの心地いい暮らしにつなげる

ローキートーン珈琲店では仕入れに工夫をすることやコーヒー豆を自家焙煎すること、ロスを減らすしくみを作ることなどで良心的な価格を保っています。

地元を中心に常連客が増え現在は、週末になるとコーヒー豆を買う行列ができるのだそう。

コーヒー豆だけでなく関連器具や喫茶、お菓子などコーヒーに関するあらゆるものが揃います。

100g以上購入すると10g単位で注文できたり、割引やサービスが楽しい「友の会」があったりときめ細やかなサービスを行い、ローキートーン珈琲店は祖師谷の人たちに寄り添っています。

曰く「コーヒー豆を焙煎所で買うのは初めて、というときは入りづらさ、敷居の高さを感じるかもしれませんが、一生懸命ご案内します。はじめの一歩を踏み出していただけたら」とのことです。

遠方へ引っ越すお客さんのために始めたオンラインショップ

ローキートーン珈琲店

出典:https://lowkeytonecoffee.com/

ローキートーン珈琲店のオンラインショップではコーヒー豆をはじめドリップバッグコーヒー、コーヒー器具などを取り揃えています。

オンラインは店舗販売の延長だそうです。

近隣を離れて引っ越しする常連客がローキートーンのコーヒーを飲み続けられるようにと始めたこともあり、祖師ヶ谷大蔵のお店と同じ価格が設定されています。

送料無料のクリックポスト便などもお得。おうちで気軽に、お店のコーヒーが楽しめますよ。

ローキートーン珈琲店の詳細情報

店舗名ローキートーン珈琲店
住所東京都世田谷区砧6-37-6-B
電話番号03-3416-0781
営業時間11:00〜19:00(喫茶12:00〜18:00、スタンド11:00〜17:00)
定休日月・火(祝日は営業)
駐車場なし
Official Sitehttps://lowkeytone.com/
公式SNSInstagram

※本記事は2023年4月時点の情報です。掲載情報は現状と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。

※新型コロナウイルスをはじめとした感染症などの拡大防止のため、掲載情報に変更が生じることがあります。最新の情報は直接、お店へお問い合わせください。

※お店を訪問される際はマスク着用と手洗い、手指の消毒などを心がけ、感染拡大防止にご配慮いただきますようお願いします。

※記事内には撮影のため、お店の方にマスクを取っていただいているものがあります。

この記事を書いた人

sk

S.K

編集部ライター

家で飲むコーヒーは基本ノンカフェインの決まった銘柄ですが、加入している生協に知らないコーヒーが出ていれば買うことも。
喫茶店やレストランでは、ガツンとカフェインの効いたのが嬉しいです。
出張や旅行などで遠方に行くと水が違うからか、何気なく立ち寄った店で飲んだコーヒーが思い出に残ることも少なくありません。

-インタビュー
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