京都の中心部で創業した三喜屋珈琲。
2023年5月現在、京都のほか大阪や岡山、愛知などに店舗展開しています。
お店ではコーヒーやお菓子が楽しめるだけでなく、コーヒーに関する講座が開催されることも。
今回は創業者の孫で代表取締役社長の園田高久さんに、お店の歴史やコーヒーへの想い、お取り寄せできる商品やサービスなどについてお話を聞きました。
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もくじ
戦後まもなく、京都で誕生した三喜屋珈琲
中部・関西エリアに複数のお店をもつ三喜屋珈琲は、80年近くにわたり受け継がれるお店。
1946年(昭和21年)に、中京区の堺町通錦下ルで開業しました。観光スポットとしてもよく知られる錦市場のすぐそばです。
当時、界隈には呉服店が立ち並んでいたそうで、呉服を買った帰りにコーヒーを楽しむお客さんでお店は賑わっていたんだとか。
創業者は滋賀県の出身。京都で修行をし、三喜屋珈琲を開業
創業者の園田重一(そのだ・じゅういち)さんは滋賀県野洲市の出身。ハマヤ商店(現:ハマヤ株式会社)で修行したあと、三喜屋珈琲を開業したそうです。
開業後、重一さんは滋賀に住む親戚を京都へ呼び寄せ、親族でコーヒーの仕事をしたといいます。
京都市内をはじめ関西・九州各地で店舗展開するキョーワズ珈琲は親類筋にあたるそうです。
オリジナリティあふれる三喜屋珈琲のコーヒー
三喜屋珈琲では常時、20種類前後のコーヒーを取り扱っています。
なかには創業時から受け継がれているコーヒーや、国内ではとても希少なコーヒーも。
竹炭でやさしく焙煎するブレンド
炭火焙煎のコーヒーは見かけたことのある方も多いかと思いますが、竹炭で焙煎するコーヒーはおそらく、とても珍しいでしょう。
竹炭焙煎 ロイヤルブレンドは三喜屋珈琲が創業時から取り扱っているコーヒーです。
弱い火力でゆっくり焙煎するため、内部のロースト具合がやさしめに仕上がるそう。
芳ばしい香りと口あたりの良さで、長きにわたり愛されるコーヒーです。
三喜屋珈琲でしか買えないオーストラリア産コーヒー
国内では現在、三喜屋珈琲にしか取り扱いがないオーストラリア産コーヒー。オーストラリアで最も古い歴史を持つコーヒー農園・スカイバレーで育ったコーヒー豆です。
まろみのある口あたりにチョコレート香と深いコク、爽やかな後口で好評を博しています。
コーヒーを淹れる水にもこだわりを
おいしいコーヒーを追求するにあたり、三喜屋珈琲ではどんな水で淹れるかということにも着目しています。
国内各地を訪ね歩き、探し当てた名水を使ったアイスコーヒーなどが楽しめます。
北海道・羊蹄山の名水を使用
2023年5月現在、三喜屋珈琲では北海道・羊蹄山の名水を使ってコーヒーゼリーとアイスコーヒーを作っています。
いずれも高品質なレギュラーコーヒーを使用し、なおかつ国内有数の名水を使っているというぜいたくな逸品。
コーヒーゼリー、アイスコーヒーとも店舗はもちろん、オンラインショップでも購入できます。
コーヒーに合うスイーツも楽しみたい
三喜屋珈琲のオンラインショップを覗くと、スイーツの多さにも目がいきます。
ナッツやビスケット、ケーキなどコーヒーと合わせやすそうなお菓子に加えて、上生菓子やおかきなども揃えており本当に種類が豊富。
コーヒーとのマリアージュを楽しんでみたくなる、魅力的なラインナップです。
三喜屋珈琲のオリジナルスイーツ
三喜屋珈琲ではオリジナルスイーツとして、名水を使ったコーヒーゼリーに加えてコーヒー、紅茶の寒天を取り扱っています。
コーヒー寒天は炭焼きのレギュラーコーヒーを、紅茶寒天は上質なセイロンティーを主原料に香り高く、やさしい甘さに仕上げています。
いずれも店頭、オンラインともに人気の商品だそうです。
代表取締役社長の園田高久さんは5代目
今回、ひつじの珈琲タイムがお話をうかがったのは代表取締役社長の園田高久さんです。
高久さんは創業者・園田重一さんの孫で、三喜屋珈琲の5代目。
幼少期からコーヒーに親しみ、家業を継ぐとともに研鑽を重ねて社長業のかたわら、コーヒーの講師も務めています。
さまざまなコーヒーをひろく伝えるという使命
日々、たくさんの種類のコーヒーを飲むという高久さん。
「コーヒーは嗜好品だから、すべての人がおいしいと思うコーヒーはありません。お客さんがどんなコーヒーを好むかを追求するのも仕事のひとつです」と。
おいしく飲んでくれる人がきっといるであろうコーヒーを、その人に伝わるように説明する。
コーヒーに添えられている説明書きがどれも、とてもわかりやすく親切なことからも、高久さんの使命感が伝わってくるように思います。
充実のオンラインショップ
コーヒーをはじめコーヒーアイテムやスイーツ、調味料、缶詰など、三喜屋珈琲のオンラインショップにはさまざまな商品が並んでいます。
購入しやすい、送料無料のドリップバッグ
三喜屋珈琲のコーヒーは初めて、という方はまず、送料無料のドリップバッグから試してみるのがおすすめです。
ドリップコーヒーのみのプチギフトタイプから、お菓子などとセットになったタイプまで送料無料の商品だけでも幅広く選べます。
ベテランのコーヒー講師によるオンライン授業もオンラインショップから
三喜屋珈琲オンラインショップでは、オンライン授業「おうちにいながら?!WEBで受講できるコーヒーインストラクター3級」の予約もできます。
代表取締役社長の園田高久さんをはじめ、コーヒーのプロフェッショナルによる講義です。受講後は、コーヒーインストラクター3級の認定が受けられます。
2023年5月現在、次回の開催予定は未定。決まり次第、公式サイトやSNSなどで告知される予定です。
このところ受講者が増えているとのこと。次回開催のお知らせがあったら、ご希望の方は早めに申し込みすることをおすすめします。
京都で80年近く愛されているコーヒーを試してみたくなって
80年前から京都で飲まれているコーヒーをぜひ飲んでみたい!と、ひつじのコーヒータイム編集部でもお取り寄せしてみることにしました。
取り寄せたのは、竹炭焙煎 ロイヤルブレンドです。
袋を開けるといい香り。よく焙煎された、つやつやのコーヒー豆です
注文から1週間ほどで届きました。袋を開けると、ていねいに焙煎されたことが伝わるコーヒーのいい香りが。
香りにまろやかさを感じました。竹炭でローストされているからかもしれません。
豆で取り寄せたから、挽くときもコーヒーのアロマに癒されましたよ。
5人でシェアして飲みました
淹れている最中、とてもおいしいコーヒーなのではという印象をもちました。
編集部内にいた5人でシェアすることに。5人集まって「おおっ!」とか「すごい好きな味」とか「まだ残ってる?」などと言いながら、楽しく飲みました。
コーヒーは好みが分かれる飲み物。その場に居合わせた全員がおいしいと思うのは、珍しいことかもしれませんね。
80年近いの歴史を経るなかで伝統を守りつつ、たくさんの人の好みに沿うよう研究・改良を重ねたであろう三喜屋珈琲の竹炭焙煎ロイヤルブレンド。
いまを生きる私たちは幸い、どこにいてもその伝統の味を楽しめます。
三喜屋珈琲の詳細情報
店舗名 | 三喜屋珈琲 |
住所 | 店舗による(オフィシャルサイト参照) |
電話番号 | 店舗による(オフィシャルサイト参照) |
営業時間 | 店舗による(オフィシャルサイト参照) |
定休日 | 店舗による(オフィシャルサイト参照) |
駐車場 | 店舗による(オフィシャルサイト参照) |
Official Site | https://mikiya-coffee.co.jp/ |
公式SNS |
※本記事は2023年5月時点の情報です。掲載情報は現状と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※新型コロナウイルスをはじめとした感染症などの拡大防止のため、掲載情報に変更が生じることがあります。最新の情報は直接、お店へお問い合わせください。
※お店を訪問される際はマスク着用と手洗い、手指の消毒などを心がけ、感染拡大防止にご配慮いただきますようお願いします。
この記事を書いた人
編集部ライター
家で飲むコーヒーは基本ノンカフェインの決まった銘柄ですが、加入している生協に知らないコーヒーが出ていれば買うことも。
喫茶店やレストランでは、ガツンとカフェインの効いたのが嬉しいです。
出張や旅行などで遠方に行くと水が違うからか、何気なく立ち寄った店で飲んだコーヒーが思い出に残ることも少なくありません。