今回は渋谷区鶯谷町のzenta coffeeを訪ねました。静かな住宅街にある広々としたお店で、店主が国内外各地から、人づてに探したおいしいものを揃えています。
アートスペースを併設し、芸術作品鑑賞を兼ねておいしいコーヒーとスイーツでひと息、という人も。
代官山や渋谷から歩けます。散歩の途中にふらっと寄ってゆっくりするのにも、うってつけのお店です。
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もくじ
代官山と渋谷の中ほどにあるzenta coffee
東急東横線・代官山駅から、渋谷方面へ歩くことおよそ5分。駅前の喧騒を少し離れた、住宅や学校が立ち並ぶ静かなエリアにあるzenta coffee。渋谷からも徒歩10分くらいで到着します。
1階と地下に分かれた店内はシンプルで広々として、来店客は皆ゆっくりとくつろぎにやってきている様子。
外のテラス席で陽に当たりながら、おしゃべりを楽しむ人も。
店主の野村善太さんのファーストネームが店名になっています。
zenta coffeeはアートギャラリーの併設カフェ
お店の奥にはLOKO GALLERYというアートギャラリーが併設されており、多方面の芸術家による作品が置かれています。
また作品の展示は定期的に変更されています。
絵画から写真、彫刻までさまざまな種類の展示が観られるスペースです。
スペシャルティコーヒーをはじめ、多彩なラインナップのドリンク
飲み物の種類が多いのも、zenta coffeeの特徴のひとつ。スペシャルティコーヒーのほか各種ソフトドリンクからアルコールまで、幅広く取り扱っています。
店主の善太さん曰く「店名にcoffeeとつけていますが、コーヒー以外の飲み物もたくさん楽しんでほしいです。コーヒーがメイン、というわけでもありません」と。
コーヒーはブレンドと、2~5種類のストレートが楽しめる
コーヒーは、縁のあるいくつかの焙煎所から取り寄せています。
決まったものを仕入れるのではなく焙煎所とやりとりをしながら、いいと思う豆をセレクトするそう。
2度目にお店を訪ねたときには、最初と違うコーヒーが楽しめるかもしれませんね。
また焙煎は浅煎りから中煎り。爽やかな香りと口当たりのコーヒーに仕上げています。
ブレンドもライトな酸味で好評を博しています。グアテマラ、エチオピア、ブラジルのコーヒー豆を使用しているそうです。
▼快い浅煎りのデカフェ。デカフェの先入観を気持ちよく覆してくれます
試作にいちばん時間をかけた飲み物
善太さん曰く、試作にいちばん時間をかけた自家製チャイラテはイチオシしたいドリンクとのこと。
「Zenta Chai Latte」と自身の名を冠したネーミングからも、手をかけて商品化したことがうかがえますね。
このチャイラテのほかカフェラテや抹茶ラテ、オーツミルクラテなども人気とのことです。
パティシエが作る本格スイーツなど
zentacoffeeにはプロのパティシエが店内で作るチーズケーキ、ティラミス、モンブランなどが楽しめる他、スコーンなどの焼菓子、曜日限定のカヌレなどのスイーツもあります。
限定品はすぐに売り切れてしまうそうなので、限定にせず常時楽しめるようにしようかと検討中とのことです。
▼定番の人気メニューであるティラミスとチーズケーキ
zentacoffeeスタッフである、パティシエの愛甲(あいこう)さんが作っているスイーツ達。
人気メニューであるため、訪れたらぜひコーヒーのお供として一緒にご注文ください。
スイーツ同様、軽食も充実させたい
2022年10月現在、zenta coffeeで楽しめる軽食はバターサンドと、あんバターサンドの2種類です。
これらに加えて今、スモークサーモンのサンドウィッチを試作中とのこと。ほぼ完成段階で、すぐにでもレギュラーメニューに加えたいそうです。
サーモンサンドにはやっぱり、浅煎りのブラックかな。
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お店を彩るさまざまなつながり
お店のドリンクやフード、調度品について善太さんに話をうかがっていると「これは友人のつながりで」「先輩の会社で扱っていて」「知人の紹介で」という答えが。
友人知人の口コミで伝わってきた、確かなおいしいものたちが揃っているお店ということがうかがえますね。
実家近くのお店が、コーヒーを志すきっかけに
東京の下町で生まれ育った善太さん。学校を卒業して企業へ就職してみると、なんとなく違和感を覚えたといいます。
会社を辞めて何か別のことをと考えたとき、思い浮かんだのは近所のコーヒー店の店主だったそう。
ああいうお店を持つ人になりたいと、コーヒー文化盛んなオーストラリアのメルボルンへ修行に出かけました。
その後4年にわたる修行の間に、バリスタの技術を習得し帰国。
zenta coffeeをオープンするとき、そのコーヒー店の店主に豆を卸してほしいと頼んだところ「卸はしてないけど、善太くんの店なら特別に」と言われたそうです。お人柄ですね。
コーヒーを学んだオーストラリアから
オーストラリアのメルボルンでコーヒーを学んだ善太さん。滞在中、コーヒーのほかにもいろいろなおいしい食べ物、飲み物に出会ったといいます。
メルボルン産のホットチョコレート「モークチョコレート」をはじめワイン、クラフトビールなど、お店ではオーストラリアのラインナップも楽しめますよ。
カフェ運営の魅力について
この仕事のいちばんの魅力について「人とつながれること」と善太さんはいいます。
そのネットワークは地元や学生時代、海外滞在時、そして現在と広範囲に渡ります。
店主の人となりが、おいしいものと居心地のいい場所を作っているzenta coffee。
人から人へと伝わる食べ物や飲み物は「おいしい」「好き」が必ずベースにあります。
このお店が提供するのは、その道のスペシャリストが熱意をもって店主の善太さんに直接伝えたもの。
プロの仕事が光るコーヒーやスイーツ、そしてお酒を楽しみに、代官山のzenta coffeeを訪ねてみませんか。
zenta coffeeの店舗データ
店舗名 | zenta coffee(ゼンタコーヒー) |
住所 | 東京都渋谷区鶯谷町12-6 LOKOビル1F |
電話番号 | 無し(SNSなどでご連絡をお願いいたします。) |
営業時間 | 11:00〜19:00(土曜日9:00〜19:00、日曜日9:00〜18:00) |
定休日 | 月曜日 |
駐車場 | 無し |
Official Site | http://zenta.coffee/ |
公式SNS |
※本記事は取材日である2022年10月13日時点の情報です。本情報は現在と異なる場合がありますので、最新情報については事前にご確認ください。また記事内の商品金額については、税抜表記のないものはすべて税込みです。
※お店を訪問される際はマスク着用と手洗い、手指の消毒などを心がけ、感染拡大防止にご配慮いただきますようお願いします。
この記事を書いた人
編集部ライター
家で飲むコーヒーは基本ノンカフェインの決まった銘柄ですが、加入している生協に知らないコーヒーが出ていれば買うことも。
喫茶店やレストランでは、ガツンとカフェインの効いたのが嬉しいです。
出張や旅行などで遠方に行くと水が違うからか、何気なく立ち寄った店で飲んだコーヒーが思い出に残ることも少なくありません。