インタビュー

KIELO COFFEEで北欧風のスペシャルティコーヒーやスイーツを

6種類のスペシャルティコーヒーやラテ、季節に合わせたドリンクなどが楽しめる秋葉原のKIELO COFFEE。

コーヒーによくあうシナモンロールやキャロットケーキ、チーズケーキなどのスイーツも充実しています。

秋葉原と御徒町のほぼ中間地点にあるので、下町を散歩するときに寄るのも楽しいかも。

笑顔の素敵なスタッフとおいしいコーヒーに、つい長居してしまうお店です。

この記事を書いた人

sk

S.K

編集部ライター

ここ数年、朝のソイラテから一日が始まります。
そして朝ドラを見ながらブラックを1杯、仕事中は1〜2杯。
夜になるとコーヒー豆乳焼酎を一献というのが日々のコーヒールーティンです。

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KIELO COFFEEはアキバの小さなフィンランド

KIELO COFFEE

都心を南北に走る昭和通り沿い、秋葉原と御徒町の中ほどにKIELO COFFEEはあります。

店の入り口に設置された小窓から中の様子を覗いてみると、ゆっくりコーヒーを楽しむお客さんや、コーヒーを淹れながらお客たちと談笑するスタッフの姿が見えます。

店に入ればコーヒーのいい香りや内装、小物のかわいらしさにうっとり。

フィンランドの雰囲気を模した、可憐なお店です。

北欧風のコーヒーを中心としたドリンクやスイーツで、心安らぐひとときが過ごせます。

店名のKIELOに込めた想い

KIELO COFFEE

KIELOはフィンランド語で、すずらんのこと。すずらんの花言葉は「ふたたび小さな幸せが訪れる」。

お店のぬくもりやスタッフの笑顔、提供するコーヒーやスイーツを通して訪れる人に小さな幸せを届けたい。そして小さな幸せを感じにふたたび、ここに来てほしい。

お店の名前には、そんな気持ちが込められています。

6種類のスペシャルティコーヒーと豊富なドリンクメニュー

KIELO COFFEEでは、6種類のスペシャルティコーヒーが楽しめる

KIELO COFFEEでは、6種類のスペシャルティコーヒーが楽しめる

時期によって置いているコーヒーは違うそう。

訪ねた日には、コロンビアのコーヒーとエチオピアのコーヒーがそれぞれ2種類、そしてニカラグアとペルーのコーヒーが1種類ずつというラインナップでした。

コーヒーは浅煎り。ほんとうに優しいまろやかな酸味のあと、コーヒーのアロマがさりげなく香るようにローストしているそうです。

ラテや季節に合わせたドリンク

ラテや季節に合わせたドリンク

6種類のスペシャルティコーヒーのほか、季節にあったドリンクメニューが楽しめるのもKIELO COFFEEの魅力です。

とくに、ラテは種類を多く取り揃えています。カフェラテをはじめバニラやアーモンド、オーツ、チョコ、バナナなどなど。

素敵なラテアートのサービスも。ラテはデカフェに変更できます。

暑い時期にはレモネードやエスプレッソトニック、寒くなれば抹茶やほうじ茶のラテなどがよく選ばれるそうです。

身体に優しい素材を使用した北欧のスイーツ

身体に優しい素材を使用した北欧のスイーツ

コーヒーによくあうスイーツも揃っています。

グルテンフリー対応のキャロットケーキや、2種類のチーズを混ぜて濃厚に仕上げたチーズケーキなどは手作り。

世田谷の北欧菓子専門店FIKAFABRIKEN(フィーカファブリケン)から取り寄せるシナモンロールは、オーダーごとに温めてくれます。

シナモンロールを温めている間、店内にシナモンの香りがふわっと漂いました。温まったらコーヒーフィルターが添えられて、かわいらしく提供されますよ。

コーヒーを通して持続可能な社会に

コーヒーを通して持続可能な社会に

KIELO COFFEEでは日常のコーヒータイムに少し、自然や環境のことを考える瞬間があればという想いをもっているそうです。

原材料や資材などは、未来の自然を守ることを前提に選んでいるんだとか。

お店の内装も手作り。試行錯誤してスタッフ皆で作り上げた、ハンドメイドのカフェです。

店内に使い捨ての備品をあまり置いていないことからも、お店の心意気が伝わってきます。

居ごごち抜群、AC電源とWIFiも完備で思わず長居

居ごごち抜群、AC電源とWIFiも完備で思わず長居

店内でしばらく過ごすと、長居しているお客さんの多さに気づくでしょう。

AC電源とWIFiが完備された空間で、かわいらしくてあたたかみのある北欧の椅子や机に囲まれると、多くの人は居座ってしまうようです。

コーヒーやスイーツをお代わりして数時間、のんびりしていく人もいるといいます。

サラリーマンだったという店長の鈴木美樹さん

サラリーマンだったという店長の鈴木美樹さん

1年前からKIELO COFFEEの店長を務めているという鈴木さん。

このお店で働く前は、大手食品メーカーに勤務していたそう。会社員からカフェの店長に転身した経緯をたずねてみました。

コーヒーにまつわる仕事がしたかった

ご両親の影響で、子どものころからコーヒーが身近にあったという鈴木さん。自身もコーヒーをよく飲んでいて、あるとき偶然目にしたバリスタの仕事に魅力を感じたといいます。

それをきっかけにコーヒーにまつわる仕事を志し、専門学校でコーヒーの歴史やバリスタになるための技術を学んだそう。

専門学校での勉強と就職活動の結果、コーヒーを売るお店で働くことになったけれど「自分がしたい仕事はこれじゃない」と、3年で退職することになりました。

私が売りたいのはコーヒー豆ではなくて液体のコーヒー

私が売りたいのはコーヒー豆ではなくて液体のコーヒー

鈴木さんは言います。

「自分がした最初の仕事はコーヒー豆を売ることでした。進物用の箱にコーヒーを詰めたり、豆の量を測ったりというのが主な仕事。

コーヒーを買ってくれるお客さんとのコミュニケーションは、ほとんどありませんでした。

そこで、豆ではなく淹れたコーヒーを直接届ける仕事がしたいと気がついたんです」と。

「今はそれができているから本当に幸せ。淹れたコーヒーを飲んでくれるお客さんが目の前にいて、話もできる。最高です」とも。

鈴木さんのハッピーオーラにつられて、店へ足を運ぶ人は少なくないでしょう。

忙しいときに手伝ってくれるお客さんたち

忙しいときに手伝ってくれるお客さんたち

お店は、スタッフ1人体制で切り盛りしている時間帯もあるそうです。

たくさんのお客さんが同時に来てしまうことも。

そんなとき「机拭いとくよ」「コーヒー運ぼうか」などと、自ら手伝いを買って出る常連客も1人や2人ではないと言います。

「お客さんの気遣いには本当に助けられています」と店長の鈴木さん。

楽しい気持ちで過ごしてほしいというスタッフの思いは、多くの常連客の間で循環しているようです。

日本に来たからまた寄ったよ!という海外からのお客さんに感動

日本に来たからまた寄ったよ!という海外からのお客さんに感動

この店にまた来るのを楽しみにしていたんだ!と海外から外国人が再訪してくれたときは、スタッフ一同驚き、喜んで歓迎したそう。

コロナ禍でそうした機会は多くありませんが、国内各地からKIELO COFFEEを目指して来てくれる旅行客も増加中とのこと。

「この間は関西からのお客さんに、京都のカフェ情報をいろいろ教わりました」」と。

この空間をたくさんの人に楽しんでもらいたい

この空間をたくさんの人に楽しんでもらいたい

これからどうしたいですか、と鈴木さんに聞いてみると「もっとお店の良さを磨いて、たくさんの人にKIELO COFFEEを楽しんでほしい」という答えが返ってきました。

毎日ここで、お客さんがコーヒーやお菓子を楽しむ姿をずっと見ていたいと。

コーヒーの風味や香り、スイーツの優しい甘み、器や置かれたインテリア。そして店内のあたたかな雰囲気。

隅々にいたるまで、居心地のいい空間で楽しく過ごしてほしいという気持ちが込められている。

KIELO COFFEEはそんな、秋葉原の小さな北欧でした。

KIELO COFFEEの店舗データ

店舗名KIELO COFFEE
住所東京都台東区台東1-29-4第一共和ビル1F
電話番号03-6284-4724
営業時間8:00〜19:00(土日祝は9:00〜19:00)
定休日不定休(詳細は公式サイトで)
公式SNSInstagram

※本記事は2022年10月6日時点の情報です。掲載情報は現状と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※新型コロナウイルスをはじめとした感染症などの拡大防止のため、掲載情報に変更が生じることがあります。最新の情報は直接、お店へお問い合わせください。
※お店を訪問される際はマスク着用と手洗い、手指の消毒などを心がけ、感染拡大防止にご配慮いただきますようお願いします。

この記事を書いた人

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S.K

編集部ライター

家で飲むコーヒーは基本ノンカフェインの決まった銘柄ですが、加入している生協に知らないコーヒーが出ていれば買うことも。
喫茶店やレストランでは、ガツンとカフェインの効いたのが嬉しいです。
出張や旅行などで遠方に行くと水が違うからか、何気なく立ち寄った店で飲んだコーヒーが思い出に残ることも少なくありません。

-インタビュー
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