東京・調布駅から徒歩で約5分、品川通り沿いにその店はあります。
フェアトレード・オーガニック豆専門の自家焙煎コーヒー店です。
店主の河本さんに、フェアトレードを始めとする、ベルベット・コネクションのこだわりについて伺いました。
リピート客が多いというコーヒーはもちろん、カフェメニューの絶品カレーについてもご紹介します。
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もくじ
1階では、豆やカフェメニューを販売
2階建ての店舗の1階では、豆の卸・一般販売、カフェメニューの一般販売(一部テイクアウトあり)を行っています。
半熱風式の自家焙煎機でローストした新鮮な豆は、100g(税込700円)から購入できます。
店内のショーケースには手作りスイーツも並んでいて、迷うのも楽しそうです。
▼コーヒー豆の自動販売機も設置
お店の前には豆の自動販売機もあり、営業時間外はここで購入できます(150g税込1,000円)。
事前に予約するシステムで、欲しい豆がある場合は、電話連絡すれば入れておいてもらうことができます。
2階はゆったりとくつろげるカフェスペース
2階はカフェスペースで、好きな豆を選べるドリップコーヒー(ホット、アイスともに1杯税込500円)や、軽食、スイーツを楽しめます。
白を基調とした落ち着いた店内は、換気や空気清浄機完備でコロナ対策もしっかり。
ゆったりとくつろげそうです。
フェアトレードへのこだわり
店主の河村 拓さんは、学生時代に旅先のフィリピンで飲んだ、小さな農家が生産したコーヒーの美味しさに感銘を受けました。
帰国後、小規模な生産者が作るコーヒーの味を日本で広めたいと、2013年に自家焙煎豆の販売事業を開始します。
2015年には、調布市深大寺に店舗をオープン。
2018年には、同じ調布市内で現在の場所、布田に店を移し、今に至ります。
フェアトレード、オーガニックな豆を中心に販売
同店では、フェアトレードのものやオーガニックなど、エシカルな豆を中心に取り扱っています。
フェアトレードはFLO(フェアトレード・ラベル・ジャパン)の認証を、オーガニックは有機農法で育て、有機JAS、もしくはUSDA(アメリカ農務省)の有機認証をそれぞれ取得したものです。
取引を通じて、販売量が少ない小さな農家の生活向上や国際市場での販売力強化に貢献したいというこだわりです。
河村さんにインタビューをしました
――豆は何種類販売されているのでしょうか。
カフェインレスのものを入れると、大体8~10種類ほどです。
期間限定の豆もあって、そのうちのだいたい3~4種類ですね。
国はグァテマラ、エチオピア、コロンビア、スマトラ、ホンジュラスなどがあります。
アジアなど、インドネシアやフィリピンは直接現地に赴くこともありますが、その他の地域はなかなかコロナ禍で行けていないです。
――社会情勢も考慮して仕入れているそうですね。
豆は1年をめどに入れ替えていますが、戦争が続いている国や独裁国とは取引をしなかったり、休止することもあります。
例えばブルンジなどは、現在ある在庫がなくなり次第、しばらくお休みです。
――フェアトレードやオーガニックのものが中心なんですね。
ほぼそうですが、ブルンジなど、中にはフェアトレードではないのもあります。
その場合も、商社さんと相談しながら生産環境に気を使っているものを選んでいます。
スマトラなどは、フェアトレードでオーガニックですよ。
――やはりエシカルな点に惹かれて来店するお客様が多いですか?
そういう方もいらっしゃいますが、「美味しい」と、コーヒーの味で通ってくださる常連さんが多いです。
地元の方が多く地域密着型なので、くつろげる「地域のコーヒー屋さん」と認知していただけているようです。
レストランなどに豆を卸しているので、そこで知って来てくださる方もいらっしゃいます。
▼カフェメニューも好評
――味に惹かれていらっしゃるのはわかります。
淹れていただいたコーヒー、どれも美味しかったですが人気の傾向などありますか?
上から浅煎りのブルンジ、左のグァテマラは中煎り、右のスマトラは深煎りです。
当店は20代から年配の方まで幅広いお客様がいらっしゃいますが、若い方に人気なのは、軽くて酸味がしっかりとしたブルンジ浅煎り。サードウェーブの流行も大きいですかね。
30・40代~年配の方は、グァテマラやスマトラなどの中~深煎りのコクを好まれる方が多いです。
――カフェメニューには、スイーツや軽食もありますね。
1階でドリップしたコーヒーを中心としたメニューですが、カフェラテなども人気です。
数種類あるカレーも手作りですが、大変好評をいただいています。
スイーツは、深大寺にある「深大寺カフェ」という系列店で母が手作りしたものを仕入れています。
今後はスイーツにも、さらに力を入れていきたいですね。
カレー好きにはぜひ食べてほしい魅惑のカレー
カフェメニューの1つ、バターチキンカレーを編集部が実際にいただきました。
辛いけど旨味もすごく、お肉や野菜などの具がたっぷり。スパイスもふんだんに使われているので、じわじわと汗をかく感じが爽快です。
一緒に飲んだコーヒーのコクや甘みとマッチして、相乗効果でお互いを引き立てあっているような。好評というのもうなずけます。
取材関係なく、個人的に再訪して食べに行きたいと思うほど非常に美味しかったです。
コーヒーを楽しみながら感じるサステナビリティ
「当店の豆を気に入ってずっとリピートしてくださる方が多いのは、嬉しいですね」とおっしゃる河村さん。
美味しく飲んでいただくことが大前提で、そこにフェトレードやオーガニックという「付加価値」も感じていただけたらとのことです。
店内には生産農家さんの写真も飾られていました。
コーヒーを楽しみながら、遠い国の小さな農家の方に想いを馳せるのも、肩の力を抜いてできるサステナビリティですね。
公式サイトにはオンラインショップもあるので、遠方の方も豆を購入できます。
「コーヒー定期配送プラン」や「コーヒーギフトボックス」サービスもありますので、ぜひご購入してみください。
店舗名 | ベルベット・コネクション |
住所 | 調布市布田5-1-1 |
電話番号 | 050-5899-2549 |
営業時間 | コロナ禍のため営業時間を短縮しています。詳しくは店舗にお問い合わせください。 |
定休日 | 火曜日、水曜日(祝日は基本的に営業) |
駐車場 | なし |
Official Site | https://velvet-connection.jp |
公式SNS |
※本記事は2022年12月時点の情報です。掲載情報は現状と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※新型コロナウイルスをはじめとした感染症などの拡大防止のため、掲載情報に変更が生じることがあります。最新の情報は直接、お店へお問い合わせください。
※お店を訪問される際はマスク着用と手洗い、手指の消毒などを心がけ、感染拡大防止にご配慮いただきますようお願いします。
※文中の写真には撮影のため、お店の方にマスクを取っていただいているものがあります。
この記事を書いた人
編集部ライター
喫茶店で飲む本格的なものはもちろん、自分で入れるインスタントやドリップ、自販機やコンビニのコーヒー、銭湯のコーヒー牛乳も大好き。
コーヒー味のお菓子も含め、あのほろ苦い味と独特な香り、風味すべてが愛おしいです。
推しコーヒーはハワイのコナ。