コーヒーコラム

シアトル系コーヒーとは?特徴やイタリア系コーヒーとの違い

シアトル系コーヒーとは?特徴や有名ブランド、イタリア系との違いについて

シアトル系コーヒーという言葉を聞いたことがありませんか?

著者はシアトル系のコーヒーショップに行きながらも、具体的な特徴には気づいていませんでした…。

この記事では、シアトル系コーヒーの特徴と有名ブランドについて紹介します。

同じく耳にしたことがあるイタリア系コーヒーとの比較もしているので、そちらもご覧ください。

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なぎ

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フリーライター

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シアトル系コーヒーとは

シアトル系コーヒー

シアトル系コーヒーとは、アメリカ合衆国ワシントン州シアトル発祥のコーヒー文化(系統)のことを言います。

エスプレッソにミルクやシロップなどを加えた飲み物が代表的で、深煎りスペシャルティコーヒーを使用することが多いです。

浅く焙煎したコーヒー豆を使うアメリカンコーヒーとは異なり、コーヒー独特の苦味が苦手な方も飲めます。

日本では若者に特に人気ですね。

スターバックスコーヒーはシアトル系コーヒーの中でも、代表的なお店と言えます。

後述していますが、実は代表的なスタバ以外にもタリーズやマクドナルドのコーヒーであるマックカフェなども、シアトル系コーヒーとされています。

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シアトル系コーヒーの主な特徴

シアトル系コーヒーについて前述しました。

しかし、具体的にどういうコーヒーが当てはまるのか?コーヒーの違いを言葉で表すのは難しいですね。

ここでは、シアトル系コーヒーの具体的な特徴について解説します。

量が多くサイズも選べることが多い

テイクアウト

シアトル系コーヒーは基本的に量が多く、サイズ展開されています。

先ほどあげたスターバックスコーヒーを想像するとわかりやすいでしょう。

スターバックコーヒーでは、以下の4つのサイズが展開されています。

  • ショート:約240ml
  • トール:約350ml
  • グランデ:約470ml
  • ベンティ:約590ml

その日の気分に合わせて選べるのも、シアトル系コーヒーの大きな特徴です。

日本で飲めるコーヒーは「S、M、L」などのわかりやすいサイズ表記になっていることが多いので、その点も大きな違いです。

テイクアウトが主流

スターバックス

シアトル系コーヒーは、テイクアウトが主流です。

最近ではテイクアウトOKのカフェは増えていますが、これもシアトル系コーヒーの特徴です。

老舗喫茶店とスターバックスコーヒーを比較するとわかりやすいかもしれません。

喫茶店は、店内でマグカップに入った静かなコーヒータイムを楽しむことが多いでしょう。

反対にスターバックスコーヒーは、店内でもテイクアウトカップのコーヒーが用意され、持ち帰れるようになっています。

ドライブスルーができる店舗もあるほどです。

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アレンジメニューが多彩

シアトル系コーヒーといえば、エスプレッソをベースにアレンジされたメニュー展開が特徴です。

コーヒーそのものを楽しむというよりかは、アレンジされた味を楽しみます。

スターバックスコーヒーは季節ごとに異なるアレンジメニューが展開されています。

コーヒーが苦手でも、アレンジされた甘いコーヒーならば楽しめる方も多いでしょう。

その日の気分に合わせてアレンジメニューが選べるのは、シアトル系コーヒーの楽しみのひとつです。

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シアトル系コーヒー誕生の歴史

シアトル

シアトル系コーヒーが生まれた理由には、実はシアトルの気候が大きく関係しています。

シアトルは北海道よりも北にある寒い地域です。11月~5月は雨期となっており、冷たい雨が続きます。

加えて日照時間も短いため、暗く寒く、雨でジメジメとした嫌な日々が続きます。

実際、その時期には鬱を発症する方も多いそうです。

そんな時、心も体も温まる飲み物として、コーヒーが人気になりました。

シアトルのカフェでは、バリスタがお客さんとコミュニケーションを取る機会が多く、バリスタとのやり取りに救われた人々がたくさんいました。

店員さんの笑顔を見ると、それだけで温かい気持ちになれますね。

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シアトル系コーヒーとイタリア系の違い

コーヒー好きで知られるイタリアは、エスプレッソの発祥地でもあります。

一日に何杯もコーヒーを飲むほど、コーヒー好きが集まる国です。

そんな発祥地のイタリア系コーヒーと、シアトル系コーヒーにはさまざまな違いがあります。

どのような違いがあるのか見ていきましょう。

サイズが違う

シアトル系量は多めで、サイズを選べる
イタリア系量は少なめで、サイズは選べない

イタリア系のエスプレッソは、ワンサイズで一気に飲み干す飲み方が主流です。

イタリア系のコーヒーショップでエスプレッソを注文して、その量の少なさに驚いた方もいるかもしれません。

飲み方が違う

シアトル系紙コップを使い、テイクアウトが多い
イタリア系エスプレッソカップを使い、店内で飲む

イタリア系のカフェは、テイクアウトで飲むということが基本的にありません。

エスプレッソカップを使って、クイッと短時間で飲むエスプレッソが主流なので、店内で飲むのが基本です。

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アレンジの有無が違う

シアトル系エスプレッソベースのラテを楽しむ
イタリア系エスプレッソそのままを楽しむ

イタリア系はエスプレッソにたっぷりの砂糖を入れて飲みます。

シアトル系と異なり、アレンジはされておらず、エスプレッソそのものを楽しみます。

ミルクや砂糖を使う程度で、ベースとなるエスプレッソはそのままということですね。

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コーヒーの温度が違う

シアトル系寒い地域であるため高め
イタリア系少量をサッと飲むため低め

寒い地域で生まれたシアトル系コーヒーは、地域の特性からコーヒーの温度は高めです。

反対にイタリア系は少量を一気に飲むため、温度は低めとなっています。

地域の差がよくわかりますね。

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ラテのミルクが違う

シアトル系スチームミルク
イタリア系スチームミルク+フォームミルク

カフェラテにする場合、シアトル系はさらさらのスチームミルクのみで作ります。

それに対し、イタリア系のカフェラテはスチームミルクにふわふわのフォームミルクを加えます。

ふわふわの泡となったフォームミルクを飲みたいならば、イタリア系を選びましょう。

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抽出器具の位置が違う

シアトル系バリスタの正面
イタリア系バリスタの背面

シアトル系は、バリスタがお客さんとコミュニケーションを楽しむため、抽出器具が正面にあります。

それに反して、イタリア系は背面に位置しています。

どこまでも正反対なのがわかりますね。

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代表的なシアトル系コーヒーショップ

シアトル系コーヒーが日本でも楽しめる!代表的なコーヒーショップを6つ紹介します。

有名なお店が多いので、一度は行ったことがあるかもしれませんね。

スターバックスコーヒー

スターバックス
出典:https://www.starbucks.co.jp/

一番目に紹介するのは、先ほどから何度も例にあげているスターバックスコーヒーです。1971年にシアトルで誕生しました。

アレンジされたコーヒーメニューが豊富で、好みに合わせたカスタマイズができます。

シロップやソース、チョコレートチップを追加したり、ミルクをソイラテにしたりと、お客さんがこだわりを追求できます。

国内には1,811店舗と、コーヒーチェーン店の中で店舗数の多さは一番です。

学生を中心に20代の若年層に人気が高く、いつでも行列をなしています。

スターバックスコーヒーは店員さんの笑顔や、カップに書かれた可愛い絵も楽しみの一つです。

シアトル系コーヒーのコミュニケーションを体現しているコーヒーショップです。

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タリーズコーヒー

タリーズコーヒー(TULLY'S COFFEE)
出典:https://www.tullys.co.jp/

タリーズコーヒーは、エスプレッソに特にこだわったコーヒーショップです。1992年に誕生しました。

コーヒー豆をすべて国内焙煎しており、鮮度の高い豆で作られています。

ミルクは甘みのあるスチームミルクと、口当たりのいいフォームミルクの絶妙なバランスがポイント。

こだわりの豆とミルクが上手く混ざり合い、深くしっかりとした味わいを引き出しています。

タリーズコーヒーのドリンクは、スターバックスと比較するとコーヒーの苦味がしっかり感じられます。

コーヒーの味わいを感じたい方に人気です。

タリーズコーヒーにはサラリーマンが多い印象で、スターバックスよりもお客さんの年齢層が高いです。

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シアトルズベストコーヒー

シアトルズベストコーヒー
出典:https://www.jrff.co.jp/seabest/

シアトルズベストコーヒーは1970年に誕生しました。

シアトルでコーヒーブームが起きた時に、「シアトル最高のコーヒー」コンテストで1位を獲得。その後、シアトルズベストコーヒーはシアトルで愛されるコーヒーショップとなりました。

上質なコーヒー豆を焙煎するために、各ブレンドに最適な方法で焙煎を行っています。

スムースローストという方法を行っており、その豆独自のフレーバーを最大限に引き出しています。

シアトルズベストコーヒーのコーヒーは、まろやかで飲み心地が良いのが特徴です。

マックカフェ(マクドナルド)

マックカフェ(マクドナルド)
出典:https://www.mcdonalds.co.jp/menu/barista/

マックカフェは、有名チェーン店マクドナルドから生まれたコーヒーショップです。全国約100店舗のマクドナルドに併設されています。

マクドナルド内にもカフェラテなどのコーヒーメニューが含まれていますが、マックカフェではバリスタが一杯一杯淹れてくれます。

冬にはゴディバとコラボレーションしたドリンクなど、マクドナルドにはないメニューが楽しめるのも魅力。

マクドナルド店内で楽しめるので、食事と一緒に注文できます。

普段マクドナルドのコーヒーを飲んでいる方は、ぜひ味の違いを感じてみてください。

ピーツ・コーヒー

ピーツ・コーヒー
出典:https://www.peets.com/

ピーツ・コーヒーはアメリカに革命を起こしたコーヒーショップと言われています。

1966年に創業したピーツ・コーヒーは、アメリカでクラフトコーヒーの元祖として知られています。

実は当時のアメリカのコーヒーは世界一まずく、創業者であるアルフレッド・ピートがなんとかしようと開いたのがこのコーヒーショップです。

ピーツ・コーヒーはスターバックスコーヒーの創業者が働いていたこともあり、スターバックスの先輩でもあります。

ただ、残念なことに日本では店舗展開されていません。

通販でコーヒー豆を購入できるので、味わいたい方は取り寄せてみてください。

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ブレンズコーヒー

ブレンズコーヒー
出典:https://blenz.com/

ブレンズコーヒーは、カナダバンクーバー生まれのコーヒーショップです。

日本では2000年青山にオープンし、その後2号店が新宿にできました。現在は東京を中心に店舗数を広げています。

ブレンズコーヒーのポリシーは、「焦がしすぎず、苦すぎず」苦いだけのコーヒーではなく味があります。

深いコクがありながらも、しっかりとコーヒーの味わいが感じられるでしょう。

ラテを中心に豊富なアレンジメニューが楽しめます。

シアトル系コーヒー豆のおすすめBEST3

シアトル系コーヒーが自宅で楽しめる!おすすめのコーヒー豆をご紹介します。

ベスト3の中から、自分好みのコーヒー豆を見つけてくださいね。

スターバックス パイクプレイスロースト

スターバックス
パイクプレイスロースト
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パイクプレイスローストは、スターバックス創業の地を冠したコーヒーです。

スターバックス代表的な商品として、長く親しまれ続けています。

チョコレート風味が感じられるミディアムローストコーヒーです。

甘い風味が感じられるので、苦すぎずブラックが苦手な方も飲みやすくなっています。

コーヒー豆は、コロンビアとブラジルのものがブレンドされています。

レビュー

酸味
苦味
甘み
香り
コク
コスパ

▼商品情報

内容量

320g

産地

コロンビア、ブラジル

焙煎

中煎り

品種

アラビカ種

シアトルエスプレス シアトルブレンド

シアトルエスプレス
シアトルブレンド
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シアトルエスプレスでは、シアトルから直輸入したコーヒー豆を購入できます。

それぞれのコーヒー豆に最適な焙煎方法により、最高の味と風味を楽しめます。

シアトルブレンドは、フルーティーな味わいが楽しめる中深煎りブレンドです。

レビュー

酸味
苦味
甘み
香り
コク
コスパ

▼商品情報

内容量

200g

産地

-

焙煎

中深煎り

品種

アラビカ種

農園

-

クラシカルコーヒーロースター シアトルフレーバーブレンド

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5種類の上質なアラビカコーヒーだけをブレンドしたコーヒー豆です。

複雑で豊かな味わいと、フルーティーでスイートな酸味が楽しめます。

中深煎りで、苦味4・酸味3・甘味4とバランスのいいブレンドとなっています。

レビュー

酸味
苦味
甘み
香り
コク
コスパ

▼商品情報

内容量

250g

産地

ブラジル、コロンビア、メキシコ

焙煎

中深煎り

品種

アラビカ種

意識せずにすでに楽しめているシアトル系コーヒー

何がシアトル系コーヒーなのか、というのを理解するとわかるように、すでに私たちの生活にも馴染んでいるコーヒーです。

特にスターバックスコーヒーなどは世界的に人気ですが、日本でも非常に人気が高いコーヒーショップなので、飲んだことがあるという人も多いはず。

このようにシアトルを発祥とするコーヒーではあるものの、普段から楽しんているコーヒーの一種でもあるのです。

こうして意識して飲んでみると、いつものコーヒーとはまた違った雰囲気を楽しめるのではないでしょうか。

スターバックスコーヒーが輩出する多くのコーヒー豆。
お店で飲めるコーヒーとは違った美味しさを体験してみてください!

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なぎ

なぎ

フリーライター

学生時代からカフェが大好きで、カフェ巡りを趣味に。甘いカフェラテしか飲めなかった私ですが、ステイホームを機に美味しいコーヒーを追求するようになりました。今では、ハンドドリップにハマり、カフェに足を運ぶよりも家で美味しいコーヒーを淹れることにハマっています。コーヒーは奥深くて、美味しい淹れ方を探究するうちに新たな知識が得られて、色々な挑戦がしたくなります!

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