アウトドアでコーヒーを飲んでみたい。
豆や粉を購入して自宅でコーヒーを楽しむようになり、慣れてきた頃に多くの人が1度は考えそうなことだ。
これはいわゆるコーヒー界隈の公園デビューのようなもの。
例えとてつもないインドア派であろうと、勇気を出してこの一線を越えなくては永遠によちよち歩きのままだ。
そんな謎の使命感に駆られ、編集部一同はアウトドアでコーヒーを楽しむべくキャンプ場へ出掛けることを決意しました。
はたしてアウトドアの知識も経験もないキャンプ初心者が、意識高い素振りでコーヒーを飲むことができるのか?
そんな緩い企画となっています。温かい目で読んでいただけますと幸いです。
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もくじ
今回お邪魔するキャンプ場は秋川渓谷リバーティオ!
秋川渓谷リバーティオは、都心から60km程度の東京都多摩地域西部に位置する、あきる野市にあるキャンプ場。
今回は宿泊メンバーと日帰りメンバーがいるため、首都圏からのアクセスを重視しつつも、大自然の中で本格的なアウトドア体験を楽しめる秋川渓谷リバーティオを選びました。
シーズン内であれば、施設ではバーベキューだけでなく、トレッキングや渓流釣りなども楽しめます。
少し足を伸ばせば、天然温泉施設:秋川渓谷 瀬音の湯で疲れを癒やしたり、大岳、三ッ合鍾乳洞で幻想的な体験をすることも可能。
バーベキューをしながらみんなでお酒を飲んでワイワイしたい方は、車を利用せずに電車で行くこともできちゃうんです。
▼最寄り駅はJR五日市線 武蔵五日市駅。
駅からの距離はおよそ2km程度。
少し大回りにはなりますが、川沿いを散歩しながら歩いて行けばあっという間に着いてしまいますよ!
いざ秋川渓谷リバーティオへ!
乗車場所や乗車人数の関係で二手に分かれて出発。
天候にも恵まれ、テンションは自然と浮かれモードへ!
そして首都圏から車を走らせること2時間弱程度。
秋川渓谷到着です。
▼いきなり絶景がお出迎え!
景色だけでも圧巻ですが、水も空気も本当に綺麗です。思わず深呼吸してしまうほど。
都会からほど近い場所に、こんなオアシスがあるなんて驚きですね。
▼施設専用駐車場(普通車1台/1日:1,100円)から10mほどの距離には、入り口と大きな看板。
入り口看板のすぐ奥には管理棟があります。
到着したら、ここでまず諸々の手続きを済ませましょう。
そして管理棟の正面にはバーベキューハウス。
例え急な天候の変化があっても室内でバーベキューを楽しめるので安心ですね。
また、施設はバリアフリーの配慮があるため、障害者や高齢の方でも安心して利用できるようになっています。
▼コテージ外観。定員は8名まで
やや広めに取られたインナーバルコニーは、木製のテーブルとベンチがオシャレ。
夜になったら、ここで涼みながら一杯やるなんてのも良さそうです。
中は広々。屋根も高くて開放感があります。
2階は主にゴロゴロスペースとして重宝しそう。
キッチンにはIHクッキングヒーターだけでなく、冷蔵庫や電子レンジ、電子ケトルなどの家具が揃っているのも嬉しいですね。
そうこうしているうちに少し遅れて後発隊も現地に到着。
一旦川へ下りてみます。
▼川を目指してドラクエ歩きをするひつじの珈琲タイム編集部一同
誰一人としてサンダルを用意していなかったため川には入れず。インドア連中万歳。
詳しい施設の様子は、秋川渓谷リバーティオ公式HPより確認ができますよ。
キャンプ初心者が実践した、キャンプコーヒーの楽しみ方
大前提として、自分が美味しいと思うコーヒーを大自然の中で飲んだら一段と美味しいだろうし、写真も映えて思い出にも残るよね!という一石三鳥の効果に期待できるのがコーヒーとキャンプの掛け算です。
仮にめちゃくちゃ失敗して美味しくないコーヒーができたとしても、それすらも良い思い出へと昇華しそう。
だから我々は各々が思うキャンプで飲むコーヒーを優雅に嗜むだけだ!!
というわけにはいきません。
今回のキャンプは、仕事にかこつけてキャンプ自体を、夏を目一杯楽しんでやろうというもの。
終わってみて“あの肉美味しかったな”、“大自然で飲んだコーヒー美味しかったな”だけで終わってしまっては目も当てられない。
そのためにはしっかりとした趣旨・企画が必要になってきます。そんなわけで準備した企画がこちら。
- 真夏のキャンプ場で、憧れのフィールドコーヒーとドリップコーヒーを比較検証
- コーヒー豆で色々な食材を燻製してみた + 燻製コーヒー作ってみた
- キャンプの焚火で行うコーヒー豆焙煎
キャンプ自体の経験も皆無なくせして、やりたいことだけはすぐ決まったのだから面白い。
それでは当日のキャンプの様子をゆるりとご覧ください。
いざ設営開始
拠点を決めたらすぐに取り掛かるべき重大任務があります。
時代が変わっても変わらないもの。
それは人々の心を魅了してやまない赤い炎。
そう、キャンプと言えばやはり焚火でしょう。
焚火をするためにキャンプをすると言っても過言ではない。キャンプ初心者でもそれくらいはわかります。
▼火をおこす様子を撮影する人を撮影する図
パチパチと音を鳴らし、ベースキャンプに無事火が灯りました。
火が灯ったらやることは1つです。肉を焼きましょう。
リバーティオは、秋川渓谷で創業60年を超える老舗の松村精肉店が運営・管理を行っています。
肉屋直営の施設のため、お肉の質や新鮮さは折り紙付き。実際に食べてもらえばわかります。
もちろんボリュームも満点!
それでも足りない食いしん坊さんは、オプションメニューでお肉を追加購入することも可能です。
▼いい感じに焼けてきました。
実食!
定番の焼きそばも。お肉たっぷりで大満足です。
大自然の中でコーヒーを楽しもう
ここまではただ純粋にキャンプを楽しんでいましたが、そろそろ肝心のコーヒーも淹れていきます。
ハイライトでお楽しみください。
真夏のキャンプ場で、憧れのフィールドコーヒーとドリップコーヒーを比較検証
まずはハンドドリップでコーヒーを淹れていきます。
大自然の澄んだ空気の中にコーヒーの香りが広がっていくのがたまらないんですよね。
いつものリラックスタイムとはまた違った優雅な時間が流れます。
定番のハンドドリップで淹れた後は、フィールドコーヒーを淹れてキャンプでのコーヒーを楽しみます。
▼ポットで挽豆を煮出して作るフィールドコーヒー
日常とはまた違ったコーヒー体験を楽しむのもキャンプならでは。
次のキャンプの際にも、きっとまたフィールドコーヒーにはお世話になるはず!
[関連]フィールドコーヒーとドリップコーヒーを真夏のキャンプ場で比較検証。
コーヒー豆で色々な食材を燻製してみた + 燻製コーヒー作ってみた
まずはコーヒー豆の燻製に挑戦。
決して食べ物で遊んでいるわけではありません。我々は大真面目です。
写真では伝わらないかもしれませんが、フタを開けた瞬間の香りはまさに燻製コーヒー豆。
当たり前といえば当たり前なんですが、なかなか同時に嗅ぐことのない香りなので結構なインパクトがあります。
▼他にも様々な食材をコーヒー豆で燻製
想像以上のアタリ食材から完全なハズレ食材まで。
初の試みのため色々な気付きや発見があって、それを仲間内で共有できるのも面白いですよね。
コーヒー豆を使った燻製や、コーヒー豆を燻製にしてみたらなかなかおもしろい味になったので、こちらもチェックしてみてください!
▼ゆるっとキャンプする時は肉まんを焼くべし
ホットサンドメーカーにバターをぬって、肉まんをはさむだけの簡単な遊び。
誰でも簡単にゆるっとキャンプできるので、夏だろうが冬だろうが、キャンプ行ったら肉まん焼こうぜ。
キャンプの焚火で行うコーヒー豆焙煎
最初に欠点豆をハンドピックするべく準備した生豆をザルに投下。
個人的に今回もっとも楽しみにしていたのが、この焚火でのコーヒーの焙煎です。
手網に移した生豆を火の上で揺すり、均一に熱を通していきます。
色の変化が見た目にもわかるのが面白いし、熱が通ってコーヒー豆の匂いがしてくる瞬間は感動モノです。
これはコーヒーフリークの方には是非体験してもらいたい。
コーヒーをハンドドリップで淹れるのが好きな人であれば、焙煎の過程から楽しめるような気がします。
2度目の焙煎を終えた時点で18時を回っていたため、後片付けをして日帰り組は撤収!
到着時に写真を撮り損ねていたため、入り口で記念撮影をしたらキャンプ昼の部は終了です。
キャンプで楽しむ夜コーヒー
温泉で昼間の汗を流し、宿泊するコテージに帰ってきました。
眠る時間にはまだ早い。我々は美味しいコーヒーを飲んで、ゆったりとリラックスタイムを楽しむことにしました。
準備したのはマキネッタ。
直火式のエスプレッソメーカーのマキネッタはキャンプとの相性抜群。
一応夜ということもあり、カフェイン量が少なめのエスプレッソをクイッとやる作戦です。
豆を細挽きに挽いたら、バスケットにコーヒー粉を充填させます。
今回使用しているビアレッティ社のブリッカでは、タンピングをせずにバスケットからはみ出た粉の表面を指で払って均します。
失敗しないためには粉を盛りすぎないことが重要。
豆ごとに多少の誤差はありますが、しっかりスケールで計量することで粉が極端に多かったり少なかったりのような事態は回避できます。
後は弱火でコトコトと数分間火にかけるだけ。
▼クレマの美味しそうなエスプレッソが完成!
このお手軽さで本格的なエスプレッソが楽しめるのだからマキネッタってやつは最高です。
早速エスプレッソの入ったマキネッタを持ってインナーバルコニーへ!
4カップ分抽出したので、3人で飲むのにちょうど良い量。
1日お疲れ様でした!ということで乾杯!!
キャンプでも大活躍するマキネッタ。
ちなみに私は自宅ではフォームミルクを入れてラテで楽しんでいます。とってもオススメです。
では、おやすみなさい。
キャンプ場の朝は早い!キャンプ場で楽しむ朝コーヒー
AM3:30に起床。
流石に早すぎるかと思いましたが、4時になる頃には東の空が白んで朝がやってきました。
本日の朝のコーヒーに選んだのは、スッキリとした酸味と優しい甘味が特徴的な浅煎りのブレンド。
早速ハンドドリップで朝のコーヒーを淹れていきます。
朝の澄んだ空気の中に広がるコーヒーの香りは最高です。
この時間、この場所でしか味わえない空気感があって、コーヒーはそれをもう一段階特別なものへと昇華させてくれます。
まさに早起きは三文の徳。
川辺まで下りてキャンプ場の朝をきっちり満喫しました。
爽やかな朝を体験したら、この後すぐに二度寝をするのがポイント。
さすがに3時半起きは早過ぎたということをお伝えしておきます。
キャンプの際には、くれぐれも無理のない時間に起床するようにしてくださいね。
帰るまでがキャンプ
寝具のカバーや使用したタオルをまとめ、ゴミの分別をしたらチェックアウト。
施設の立地や環境がとても良かったので、キャンプ初心者ながら最高のキャンプ体験をすることができました。
今回の体験から感じたのは、やはりアウトドアとコーヒーは相性抜群であるということ。
豊かな自然に触れて心身ともにリラックスする中、美味しいコーヒーを飲めばさらに癒やされること間違いなしです。
アウトドア好きで普段コーヒーを飲まない人も、コーヒー好きのインドア派も、たまにはアウトドアでコーヒーを楽しんでみるのも良い経験になるかもしれませんよ。
この記事を書いた人
編集部ライター
365日欠かさずコーヒーを飲んで過ごす編集部ライター。幼少から叔母の経営する喫茶店でよくコーヒーを飲んでいた。30歳を目前にしてようやくブラックコーヒーに目覚める。主に集中したいときにコーヒーを飲むが、休日に頭を空っぽにして飲むコーヒーこそ至高と考えている。