イタリアの首都ローマ。歴史的な芸術作品や、歴史的な建築物が集まるこの街には、もちろんイタリアらしいカフェも現存しています。
そのひとつが、ローマ最古のカフェと言われているアンティコ・カフェ・グレコです。
古代遺跡なども点在するこのローマにおいて、今なお営業しているとても貴重なカフェ。
アンティコ・カフェ・グレコとはどんなカフェなのか、実際に体験してきました！
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歴史的建造物が残る、ローマのカフェ
イタリアの首都であるローマは、数千年の歴史を持つ国際都市のひとつです。
今でもコロッセオやフォロ・ロマーノ、パンテオン神殿などが残り、観光地としても人気の都市。
そんなローマに現存するローマ最古のカフェが、高級ショッピング街のコンドッティ通りに存在するアンティコ・カフェ・グレコです。
コンドッティ通りはローマの中心地であるスペイン広場に面しており、このスペイン広場にはスペイン大使館なども存在します。
こちらの階段は通称スペイン階段といい、映画『ローマの休日』においてオードリー・ヘプバーンがジェラートを食べたシーンとしても知られています。
広場中央にはバルカッチャの噴水というものもあります。
アンティコ・カフェ・グレコは、ここから徒歩1分ほどのところにあります。
ローマ最古のカフェであるアンティコ・カフェ・グレコ
スペイン広場からひとつの通りを入ればすぐに見えるテラス席がもうすでに、アンティコ・カフェ・グレコです。
店内は白・赤・金を貴重とした装飾になっており、その歴史は1760年からとなっています。
ちなみに、世界最古のカフェとして知られるベネチアのカフェ・フローリアンは1720年創業です。
当時はやや暗めで不気味な印象もあったようですが、今ではその面影もほぼありません。
日本にあってもおかしくないであろう、しっかりとした接客と明るさを持つカフェといった印象。
［関連］世界最古のカフェとして知られるカフェ・フローリアンを実際に体験！
入ってすぐ見えるのがスイーツのショーケース。
こうした光景は、現在日本でも訪れることのできるカフェなどでも見られる光景ですよね。
赤や金を基調にしているものの、店内はとても落ち着いた空間です。
世界最古のカフェであるカフェ・フローリアンは金ピカでゴージャスな空間でしたが、こちらはとても落ち着ける空間。
ただし、こちらも同様にお酒も飲めます。
絵画なども残されており、きらびやかな一面も見受けられますね。
ソファや椅子も赤を貴重としたデザインなので、パッと見はやや派手…。
メニューの一部がこちらです。
イタリアでは夏場を除き、アイスコーヒーが飲める機会はあまりありませんが、アンティコ・カフェ・グレコにはありましたので、せっかくなら！と思い頼んでみました。
頼んだのはアイスコーヒーとカフェ・マキアート。
ですが、色からもわかるように日本のアイスコーヒーとはやや違う雰囲気であるのが、この見た目からもわかりますよね。
実際、飲んでみるとコーヒーの苦味は感じるものの、砂糖をたっぷりと入れたアイスコーヒーであることがわかりました。
さすがはイタリアンコーヒー…。
ちなみにカフェ・マキアートは普通に美味しかったですよ！
珍しくお水が無料で付いてきたようでした。会計には含まれていないはず…。
「必要な人は」ということで、別途で砂糖なども。
イタリアの場合、提供された時点で非常に甘いコーヒーが多いので、日本人でこれを使う人はあまりいないかと。
ちなみにお会計はこの2つで、16ユーロほど。当時のレートでは、日本円で約2,400円です。
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店内は広く、ローマ観光の一休みとしてもおすすめ
スペイン広場には多くの人が集まっているため、このアンティコ・カフェ・グレコも大繁盛かと最初は危惧していました。
しかし実際に行ってみると、店内は広々としており、座れるスペースもしっかりと確保されています。
テラス席なども含めればより多くの人で楽しめる、といった空間です。
高級ショッピング街からも近く、ローマ観光のちょっとした休憩としても利用できそうですね。
地味に嬉しいポイントが、トイレの清潔感。
実はイタリアのトイレ、高級料理店などでもトイレに清潔感がないことも多々…。
その点、アンティコ・カフェ・グレコは清潔感があり、気持ちよく利用することができました。
また、この近くにはポポロ広場やボルゲーゼ公園なども存在します。
中央にオベリスクが建てられた、ローマの入り口にあたる広場『ポポロ広場』です。
ポポロ広場から坂を上がると、ローマで2番目に広いと言われる『ボルゲーゼ公園』なども。
ローマ観光の中心地となるスペイン広場。
ローマ最古のカフェを楽しむだけでなく、お散歩がてらの観光にもぴったりな場所です。
もし、ローマを訪れることがあれば、ぜひ訪れてみてくださいね。
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この記事を書いた人
編集部ライター
眠気覚ましに飲んでいたコーヒーが、いつしか人生においてなくてはならないものになった編集部ライター。仕事中には様々なコーヒーを飲み、休日には喫茶店を巡るような日々を過ごしている。日本ではなかなか味わえないような、凝ったコーヒーやクセのあるコーヒーを好んで飲んでいる。
