インタビュー

カフェカホンで楽しむ、美しいコーヒー豆とプロが淹れるスペシャルティコーヒー

カフェカホン

東京・調布の住宅街にあるカフェカホンは、店主の平村潤雨(ひらむら・じゅんう)さんが一人で営むお店です。

中米のコーヒー農園へ出向くなどして選び抜いた、20種類前後のスペシャルティコーヒーを用意しています。

ていねいなハンドピックをほどこした美しい豆を目の前で挽き、淹れてくれるコーヒーの味と香りは格別。

京王線仙川駅すぐ近く、地域に愛される焙煎所兼コーヒー店です。

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S.K

編集部ライター

ここ数年、朝のソイラテから一日が始まります。
そして朝ドラを見ながらブラックを1杯、仕事中は1〜2杯。
夜になるとコーヒー豆乳焼酎を一献というのが日々のコーヒールーティンです。

さざ波のようにさらさらと音を立てながら、コーヒー豆をひと粒ずつチェック

カフェカホンの店主・平村さんの1日はハンドピック(コーヒー豆の選別)に始まり、ハンドピックに終わるといっても過言ではありません。

大きなザルに少しずつ豆を入れ動かし、ひと粒ひと粒の形を見ながらていねいにチェック。コーヒーがおいしくなるよう豆を細かく選び出します。

カフェカホンではこのハンドピックの作業を生豆と焙煎後の2度、時間をかけて行うそう。

熟練の技が作り上げる、カフェカホンの美しいコーヒー豆

お店を開けている間、ほとんどの時間をハンドピックにかけているという店主の平村さん。

時間をかけて選別したコーヒー豆は、ずっと眺めていたくなる美しさです。

粒の大きさや色、形など見た目の特徴もわかりやすいように、コーヒー豆は小さなガラスの器に入って、店内に展示されています。

店主・平村潤雨さんがコーヒー店をオープンするまで

コーヒーが好きでよく飲んではいたけれど、職業にしようと思ったことはあまりなかったという平村さん。

コーヒーに関わる仕事に出会ったのは、30歳を過ぎたころだったそう。

大学は出たけれど

大学を卒業したあとは就職せず、フリーターのような状態で数年を過ごした平村さん。

20代の後半、当時就職していた会社で配置換えになり「もうこの仕事をやめよう」と思うと同時に「次にする仕事を生涯の職業にしたい」と考え、退職を決意。

一生モノの仕事を探すも、雇ってくれる職場はなかなか見つからなかったといいます。

東京駅の喫茶店で1年ほど働く

求人誌で見かけた喫茶店の仕事に興味をもち応募すると、アルバイトで採用され働くことに。

その喫茶店は東京駅の人通りの多い場所にあったそうで「想像のはるか上をいく忙しい店」だったのだそうです。

そこでコーヒーの基礎を学ぶとともに「どんなにお客さんが殺到しても動じないメンタルが身につきました。とはいえあんなに忙しいことなんてないですよ、この街でお店をしていたら」と笑う平村さん。

忙しく働きながら現場で、コーヒーについて学びを深めたといいます。

自分で焙煎機を購入し、自宅で焙煎の練習

※画像右側のある、小さい方の焙煎機が初めて購入したものです。

喫茶店で働きながらコーヒーについて学ぶうち、自分で焙煎をしてみようと小さな焙煎機を購入し、自宅に設置。

試行錯誤の末、納得できる焙煎方法を身につけたと実感し始めました。

オープンを決意したキッカケ

2011年3月11日14時頃。あの、東日本大震災が発生。

この時平村さんは、勤務先にいました。

電車がすべてストップしてまったため、徒歩で帰宅することに。

5時間もの時間をかけて自宅まで歩くなか「そろそろ家の近くで、自分のお店をオープンしよう」と。そのとき決意したそうです。

そして商売的にも合っているはず。との思いもあり、2011年12月京王線・仙川駅にカフェカホンをオープンしました。

オープンから11年「ひと区切り」

オープンから11年にわたり、同じ場所で営業を続けてきたカフェカホン。

人通りが多いとはいえない、地元の人しかおそらく通らないだろうロケーションでコーヒーだけを売り続けてきました。

店を開けている間中、豆を買いに来る人やテイクアウトのコーヒーを注文する人などが次々にやってきます。

そのたびに豆の選別をしている手を止め接客。お客様が去れば、ピッキングスペースに戻って豆と向き合う。そんな毎日を繰り返すうち11年。

通常営業のかたわら、お店の改装やオンラインショップ開設などを経てやっとひと区切りついた実感を持つようになりました、と平村さんは笑顔で語ってくれました。

昔ながらのウォッシュドを極めたい

コーヒーの製法として、長年親しまれているウォッシュドに加えて最近はナチュラル、パルプドナチュラル、ハニープロセス、スマトラ・・・と、さまざまなものが紹介されています。

そんな流れに対して「新しいコーヒーの製法が出すぎて、疲れていませんか」と、平村さん。

そして「世の中のコーヒーブームに逆行しているかもしれないけど、ぼくは昔ながらのウォッシュドを極めたいと思っています」とも。

ほっと心安らぐ香り豊かなおいしいコーヒー、カフェカホンで探してみませんか。

コーヒーについての講義も

カフェカホンでは「飲み手にもっとコーヒーを楽しんでほしい」という気持ちから、コーヒーセミナー カフェカホン・ラボを開催しています

このセミナーは、自分で好みのコーヒーを選べるようになるためのものです。

初回コースと抽出編、コーヒーを知る編、焙煎編を用意しており受講側のレベル、希望などに合わせてふさわしい実技指導や講義をしてくれます。

申し込みとくわしい情報は公式サイトでどうぞ。

https://www.cafecajon.jp/labo/

東京調布の人気店のコーヒーは、オンラインショップでも

ここまで読んでくださった方のなかには、カフェカホンのコーヒーをぜひ飲んでみたい!と思っている読者さんもたくさんいらっしゃることでしょう。

今どんなコーヒーを取り扱っているのか、オンラインショップでゆっくりご覧ください。

国別・焙煎度合別に選べます。好みのコーヒーがきっと、見つかりますよ。

https://cafecajon.info/

カフェカホンの詳細情報

店舗名カフェカホン(Cafe Cajon)
住所東京都調布市若葉町2-1-3 ハイム川原1A
電話番号03-6909-1225
営業時間11:00~19:30
定休日月・火(変動あり)
駐車場なし
Official Sitehttps://www.cafecajon.jp/
公式SNSTwitter Instagram Facebook

※本記事は2022年12月時点の情報です。掲載情報は現状と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。

※新型コロナウイルスをはじめとした感染症などの拡大防止のため、掲載情報に変更が生じることがあります。最新の情報は直接、お店へお問い合わせください。

※お店を訪問される際はマスク着用と手洗い、手指の消毒などを心がけ、感染拡大防止にご配慮いただきますようお願いします。

※文中の写真には撮影のため、お店の方にマスクを取っていただいているものがあります。

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S.K

編集部ライター

家で飲むコーヒーは基本ノンカフェインの決まった銘柄ですが、加入している生協に知らないコーヒーが出ていれば買うことも。
喫茶店やレストランでは、ガツンとカフェインの効いたのが嬉しいです。
出張や旅行などで遠方に行くと水が違うからか、何気なく立ち寄った店で飲んだコーヒーが思い出に残ることも少なくありません。

-インタビュー
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