インタビュー

沖縄・うるま市のESSENTIALS COFFEE ROSTERYは海のそばで、コーヒー片手にゆんたくが楽しめる場所

沖縄・うるま市のESSENTIALS COFFEE ROSTERYは海のそばで、コーヒー片手にゆんたくが楽しめる場所

焙煎所兼コーヒーショップを作ろうと、自力でコンテナを改造している人が沖縄にいるという情報を得た、ひつじの珈琲タイム編集部。

オープンに向け奔走中の宮里悠平・真佑美さん夫妻にお話を聞きました。

2024年3月末に開店予定とのこと。お店は仕上がってきて、焙煎の調整をしている段階だそうです。

どんなお店で、どんなコーヒーが楽しめるのでしょうか。

この記事を書いた人

sk

S.K

編集部ライター

ここ数年、朝のソイラテから一日が始まります。
そして朝ドラを見ながらブラックを1杯、仕事中は1〜2杯。
夜になるとコーヒー豆乳焼酎を一献というのが日々のコーヒールーティンです。

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ESSENTIALS COFFEE ROSTERYとは

ESSENTIALS COFFEE ROSTERYは、沖縄本島中南部のうるま市に2024年4月13日にオープンを予定している焙煎所兼コーヒーショップです。

沖縄の海を見渡せる広々とした場所にコンテナを配置し、コンテナ内とテラスで、焙煎したてのコーヒーが楽しめるそう。

おいしいコーヒーを飲みながら気軽に「ゆんたく(おしゃべり)」できる空間を目指して準備中です。

出典:https://www.instagram.com/p/C10_ncXvHfk/

安く譲ってもらった古いコンテナを焙煎所兼コーヒーショップに

出典:https://www.instagram.com/p/Cq5Tkm2tYIX/

どうしてコンテナでお店を?と聞くと「父親の知り合いから、ちょっとボロボロだけど中古のコンテナがあるよ!って言われて。とりあえず安いから買って直して、なんかできないかなっていう発想から始まったんです」と悠平さんは笑います。

前職を離れて、何をしたらいいかと考えていたときのことだそう。

コンテナが自分たちの場所になればと買ってはみたものの、改装は想像のはるか上をいく難しさ。周囲の力を借りながら、1年以上かけてコツコツとお店づくりを続けたといいます。

ペットも歓迎。店主夫妻と愛犬ダリーがお出迎え

ペットも歓迎。店主夫妻と愛犬ダリーがお出迎え

悠平さんは安く買ったコンテナを、海の見えるところに置きました。平安座島につながる海中道路も望める、見晴らしのいい場所です。

愛犬のダリーちゃんも、看板犬としてお店に加わる予定とのこと。曰く「ぼくたちは動物がすごく好きで、 一緒に過ごす時間をとても大事にしているんです。だから動物と一緒に来てくれるお客さんも歓迎したいと思っていて」と。

将来はドッグランも作りたいのだとか。

「コンテナを置いた反対側が空き地になっていて、そこをどう使おうかなと考えてるんですよね。ドッグランが作れたら最高かな。ジムやサウナもいいかな。まだ空想の段階ですが(笑)」とのこと。

コーヒーを飲みながら犬と遊んだり、サウナやジムのあとにコーヒーを楽しんだりする空間。魅力的ですね。

▼看板犬のダリ―くん

看板犬のダリ―くん

店主の宮里夫妻が焙煎所兼コーヒーショップをやろうとしたきっかけ

店主の宮里夫妻が焙煎所兼コーヒーショップをやろうとしたきっかけ

好きで飲んではいたけれど、コーヒーを仕事にしようと考えたことはなかったという宮里さん夫婦。

コーヒーチェリーを食べたとき「こんなふうに実をつけるのか!」と衝撃をうけ、コーヒーに興味をもつようになったといいます。

夫婦でさまざまなお店へコーヒーを飲みに行き、プロの珈琲人たちと接して、豆選びや焙煎などコーヒーまわりのさまざまなことを知るにつれ、コーヒーに関わる仕事をすることが現実みを帯びたそうです。

友人・知人に手伝ってもらいながら仕上げた、手作りのお店

出典:https://www.instagram.com/p/CuQ98HNrnln/

古いコンテナをきれいに整備して、お店として作り上げるのには予想以上の困難があったといいます。

「地元の方や先輩にたくさん助けてもらいました。そのうえで、できるところは自分たちで。夫婦2人で色々書きながら、ここはこうしようね、ここに何置こうねって想像しながら作りました。イメージ通りにはできたかな」と悠平さん。

時間をかけて手作りしたお店が、もうすぐオープンします。

店舗ロゴに載せた、ビスマルキアへの思い

店舗ロゴに載せた、ビスマルキアへの思い

「ビスマルキアっていうヤシが好きで今、コンテナの隣に置いています。葉っぱの入り方がとても大きくて、かっこいいんですよ。まだすごく小さいんですけど、ゆくゆくはとても大きくなります。一緒に成長していけたら」

ビスマルキアは成長すると、家の中には置いておけないほど成長します。コンテナの脇でいつか、 ESSENTIALS COFFEE ROSTERYのシンボルになる日がくるでしょう。

お店の周りは木が多くて、森のような雰囲気。自然のなかでコーヒーを楽しめる場所になりそうです。

ESSENTIALS COFFEE ROSTERYでは、どんなコーヒーが飲めるの?

出典:https://www.instagram.com/p/CwEgC0IN4h6/

コーヒーショップと焙煎所を始めようと思ってから「では、自分たちはどんなコーヒーを届ければいいんだろう」という葛藤が続いたという宮里夫妻。

「しっかりした味のブラックコーヒーとラテを出したいというのが、自分たちのまず最初の1歩、 やることかなと思っています。来てくれるお客さんにはそのうえで、別の味わいもあるよ!っていろいろ紹介したいです」。

オープンに向けてブラジルやエチオピア、インドネシア、グアテマラ​​のコーヒー豆を用意し、細かな調整が続きます。

どんなコーヒーがいいのか迷う

出典:https://www.instagram.com/p/CvMflRet0mc/

自分はおいしいと思っても、たとえば浅煎りのコーヒーを親世代の人に飲んでもらうと「酸っぱいのは無理」といった答えが返ってくることもあったりして「どんな豆をどう焙煎して、どう淹れるか」ということは大きな課題といいます。

「押し付けるのではなく、来てくれるお客さんが、飲んだことのないコーヒーを飲むきっかけを提供できる店でありたい」と宮里さん。

お店周辺は住宅地で、高齢者も多いそう。「心落ち着くコーヒーとゆんたく(おしゃべり)の場所を提供できれば。ベンチを置いて、涼しく一息つける場所を考えています。沖縄は暑いからパーゴラ(つる性の植物が絡む棚)をつけて、心地よくコーヒータイムを過ごせる空間を作れたら」とも。

コーヒーのおともに、県産バナナを使ったケーキも

コーヒーのほか、ESSENTIALS COFFEE ROSTERYの目玉のひとつに、県産バナナを使ったケーキがあります。

悠平さん曰く「沖縄のバナナを使ったバナナケーキ、すごくおいしいんです。収穫は年2回だから、期間限定のメニューです。出すときは告知しますよ」とのこと。

周辺では、シーズンになるとたくさんのバナナが収穫できるそう。

コーヒーと、沖縄バナナのケーキを楽しみながら、楽しいゆんたくのできる日が待ち遠しいですね。

ESSENTIALS COFFEE ROSTERYの詳細情報

店舗名ESSENTIALS COFFEE ROSTERY
住所〒904-2312 沖縄県うるま市勝連平安名2835-8番地
電話番号070-2640-9493
営業時間10:00〜15:00
定休日月・木(状況により変更の場合あり。詳細はInstagramを参照)
駐車場あり
公式SNSInstagram

※本記事は2024年3月時点の情報です。掲載情報は現状と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。

この記事を書いた人

sk

S.K

編集部ライター

家で飲むコーヒーは基本ノンカフェインの決まった銘柄ですが、加入している生協に知らないコーヒーが出ていれば買うことも。
喫茶店やレストランでは、ガツンとカフェインの効いたのが嬉しいです。
出張や旅行などで遠方に行くと水が違うからか、何気なく立ち寄った店で飲んだコーヒーが思い出に残ることも少なくありません。

-インタビュー
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