インタビュー

ポッドキャスト「堀内隆志のCOFFEE TALK SESSION」で、鎌倉のcafé vivement dimanche​​店主のコーヒー指南を聴いてみよう

プロの珈琲人がパーソナリティをつとめるポッドキャスト番組があるという情報を入手し、ひつじの珈琲タイムでもさっそく聴いて、その人に会いに行ってきました。

番組は神奈川県のラジオ局・FMヨコハマによる「堀内隆志のCOFFEE TALK SESSION」。

鎌倉でカフェを営むかたわら、ラジオ局のある横浜へ収録に通っているという堀内さんのお店「café vivement dimanche(カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ)」で、お話を聞きました。

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S.K

編集部ライター

ここ数年、朝のソイラテから一日が始まります。
そして朝ドラを見ながらブラックを1杯、仕事中は1〜2杯。
夜になるとコーヒー豆乳焼酎を一献というのが日々のコーヒールーティンです。

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FMヨコハマのポッドキャスト番組「堀内隆志のCOFFEE TALK SESSION」とは

堀内隆志のCOFFEE TALK SESSION

堀内隆志のCOFFEE TALK SESSIONは2023年11月にスタートした、コーヒーがテーマのポッドキャスト番組です。

パーソナリティの堀内さんは、FMヨコハマで毎週日曜日に放送中の番組「SHONAN by the Sea​​」で「by the Sea COFFEE & MUSIC​​」というコーナーも担当しています。

ポッドキャストの配信は隔週月曜日。時間を問わず、全国どこからでも聴けます。

堀内隆志のCOFFEE TALK SESSIONのすでに配信されている番組はこちらで

▼堀内さん(左)とFMヨコハマ デジタルコンテンツ担当の渡邉陽介さん

堀内隆志のCOFFEE TALK SESSION

さまざまなコーヒーを紹介

さまざまなコーヒーを紹介

番組では毎回、堀内さんが自ら焙煎したコーヒーを淹れ、その魅力を紹介するコーナーがあります。

「手挽きでこう、挽いてる瞬間に豆が潰れて、コーヒーの香りがふわっと立ち上る。この香りがね、ほんとにこう、コーヒーを淹れてて幸せな時間だなって​​」といった語りから始まります。

コーヒー豆の紹介から使用する器具、淹れ方までをゆっくりと、ていねいに解説。できあがったコーヒーの香りや味も、分かりやすい言葉で説明が。

音声だけということもあってか想像がふくらみ「どんなコーヒーなんだろう?」とワクワクします。

珈琲人同士の対談がある回も

番組ではコーヒーのプロフェッショナルを招いて、コーヒー談義をする回もあります。

「聞いてくださるあらゆる方が楽しく聴けるように、あまり専門的すぎない内容を心がけています」と堀内さん。

とはいえ回によっては「マニアックな話になっちゃうんですけども​」と、中身が濃くなるのも聴いている側としては逆に、面白いところかも。

番組スタートを記念したドリップバッグ「COFFEE TALK SESSIONオリジナルブレンド」発売中

COFFEE TALK SESSIONオリジナルブレンド

COFFEE TALK SESSIONオリジナルブレンドは発売と同時に完売し、2024年2月に再販されました。

堀内さん曰く「贅沢なブレンド」と。特徴としては、

オリジナルブレンドの特徴

  • 主にグアテマラ、ブエナビスタ、ゲイシャ、エチオピア・イルガチェフ・コチャレ・ナチュラルをブレンドし、高級なゲイシャ種を豪華に使用
  • 2023年3月にグアテマラで買い付けたゲイシャを中煎りまで焙煎し、滑らかな質感を表現
  • エチオピア・イルガチェフ・コチャレ・ナチュラルを加え、ゲイシャ7割、エチオピア3割の割合でブレンド
  • 味はマイルドチョコレートとカカオシルキーマウスフィールが特徴で、リッチかつロングなアフターテイスト
  • 上品でコクがあり、ドリップパックの域を超えた味わいを楽しめる

とのこと。お値打ちなドリップバッグ、売り切れ前にどうぞ。​​

Cap on Cup コーヒー トーク セッション オリジナルブレンド 中深煎り 5バッグ入り(PP袋)

Cap on Cup コーヒー トーク セッション オリジナルブレンド 中深煎り 10バッグ入り(PP袋)

番組パーソナリティの堀内隆志さんが営むカフェ「café vivement dimanche」とは

café vivement dimanche

鎌倉随一の観光スポット・小町通りから、鎌倉駅最寄りの小道を西へ入った場所にあるcafé vivement dimanche。2024年4月に30周年を迎える老舗です。

堀内さんが現地で直接買い付けたコーヒー豆を中心に、自家焙煎した豆で本格的なコーヒーが楽しめるお店では、8名のスタッフが働いています。

平日も開店前から行列

café vivement dimanche

お店の入り口には、オープンの1時間くらい前から来店客が並び始めます。

時間とともに長くなる行列を横目に、スタッフたちは忙しく店内を片付けたり、テーブルを整えたり。

開店の11時を迎えるとともにお店は満席。

コーヒーやスイーツ、フードなどが次々と客席に運ばれ、店内は楽しいひとときを過ごす人たちの笑顔であふれます。

café vivement dimancheのコーヒー

café vivement dimanche

お店のコーヒーは、堀内さんが自宅に焙煎機を置いてローストするという、文字通りの自家焙煎。

お店を閉めたあと焙煎は夜中、ときには明け方まで時間をかけて行うといいます。

オープン当初、30年前はコーヒーにあまりこだわりがなかったそう。いいコーヒーやコーヒーに関わる人たちとの出会いを通して、自ら海外の農園まで足をのばし、自家焙煎もするようになったという堀内さん。

店内で飲めるコーヒーのほとんどは、コーヒー豆で買えます。鎌倉みやげにおいしいコーヒー、喜ばれることうけあいです。

オンラインショップ: http://dimanche.shop-pro.jp/

▼店内の販売スペースには豆ごとに手書きでくわしい説明があります

お店で飲めるコーヒーのラインナップがとても多い

お店のメニューには、オーダーできるコーヒーがずらりと並んでいます。

「お好みを聞いて、お選びします」とのこと。混雑時でもスタッフがしっかり対応してくれるからご安心を。

大まかに希望を伝えれば、好みやそのときの気分にあった一杯が楽しめますよ。

神奈川産の名水「おいしい秦野の水 丹沢の雫」で淹れるコーヒーも

おいしい秦野の水 丹沢の雫

神奈川県には日本一の名水「丹沢の雫」という水があります。丹沢の雫は環境省「名水百選」選抜総選挙「おいしさ」部門の第1位​​に選ばれた水です。

湘南地域北部に​​ある秦野市の水で、市の一部で水道水として供給されています。

このお水を使って淹れる「マスターズ・セレクト」は、お店のみで味わえるコーヒーです。

マスターズ・セレクトは本当にまろやかな味わい。「水が違うとこんなに違うんだね」と言いながらいただきました。

「名水ハンター」としての活動も

「名水ハンター活動もやっていきたいと思ってて。神奈川に限らず日本全国の名水のpHや性質を調べて、どんなコーヒーのどんな焙煎度合いに合うかといったペアリングも、いろいろ試してみたいんですよね」​​と堀内さん。

「おいしい秦野の水 丹沢の雫」をマスターズ・セレクトに、ほか、店内でドリップするコーヒーには天然水を使っているそうです。

コーヒーと一緒に頼みたいフードやスイーツ

来店する人の多くはコーヒーと一緒に、甘いものや食事もオーダーしています。

昼どきはオムライスが人気。

スイーツは、カフェタイムを中心にパフェがよく選ばれています。

中でもプリンパフェは名物で、懐かしい固めのプリンの下にはクリームやペカンナッツ、フルーツなどがたっぷりと入って、食べ応えがあります。

ここでコーヒーのお店をしていてよかった

堀内さん

お店を切り盛りしてポッドキャストも収録して、コーヒーの焙煎も、と超多忙な堀内さん。

「長くやってきて今がいちばん忙しいんですけど、本当にうれしいですね。 お店にはこんなにたくさんの人が足を運んでくれる。
ポッドキャストやラジオでは新たな、 今まで出会えなかったような人たちと出会えています。お店に足を運んで下さって、実際に話をする機会も多いんです。この間のポッドキャストのダジャレ、面白かったよ!とかね」と笑います。

短期間でお店の多くが入れ替わってしまう場所で30年、営業してきたcafé vivement dimanche。老舗の店主からポッドキャストで、どこにいてもコーヒーの楽しい話が聴けるのは耳福で​すね。

鎌倉のお店を訪ねる機会があれば、できればコーヒーを淹れる様子が見える席に座ってみてください。

コーヒー職人たちの美しい所作を眺める時間も込みで、最高にぜいたくなカフェタイムが過ごせますから。

店名café vivement dimanche
所在地神奈川県鎌倉市小町2-1-5
営業時間11:00〜18:00
定休日水・木
電話番号0467-23-9952
web shophttp://dimanche.shop-pro.jp/
公式SNSInstagramFacebook

※本記事は2024年1月時点の情報です。掲載情報は現状と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。

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S.K

編集部ライター

家で飲むコーヒーは基本ノンカフェインの決まった銘柄ですが、加入している生協に知らないコーヒーが出ていれば買うことも。
喫茶店やレストランでは、ガツンとカフェインの効いたのが嬉しいです。
出張や旅行などで遠方に行くと水が違うからか、何気なく立ち寄った店で飲んだコーヒーが思い出に残ることも少なくありません。

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