エスプレッソコーヒーの抽出方法で、水の量と抽出時間を2倍にして淹れたものをルンゴといいます。
エスプレッソルンゴやカフェルンゴなどとも呼ばれます。
エスプレッソにお湯や氷を加えて作るアメリカーノとは、また違った味わいが楽しめる淹れ方です。
日本ではどちらかというとまだ馴染みが薄いルンゴについて、分かりやすくご紹介します。
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もくじ
ルンゴとは通常の約2倍の水・時間で抽出したエスプレッソのこと
エスプレッソの抽出方法で、2倍の水と時間を使って淹れたコーヒーをルンゴといいます。
ルンゴ(lungo)は、イタリア語で長いという意味です。
エスプレッソにはいくつかの淹れ方があり、ルンゴもそのひとつ。
ルンゴとは逆に半分のコーヒーと時間で抽出する、リストレットという淹れ方もあります。
エスプレッソは奥が深いですね。
[関連]【専門家監修】イタリアンコーヒーとは?エスプレッソの種類やおすすめのコーヒー豆
ルンゴの味わい
水を倍量使うと薄いコーヒーになりそうですが、2倍の抽出時間で淹れるから、ルンゴはエスプレッソより苦味が強くなります。
時間をかけて淹れることで、エスプレッソの抽出時間では出ることのなかった苦味が出てくるのです。
ただ水の量が多い分、エスプレッソと比較すると口当たりは軽め。
濃厚さを控えめに、エスプレッソの苦味を楽しみたいというときは、ルンゴで淹れるといいかもしれませんね。
[関連]【専門家監修】コーヒーの苦味とは?苦くなる原因やおすすめのコーヒー豆
ルンゴとエスプレッソの違い
ルンゴとエスプレッソの淹れ方の違いは以下のとおり。
抽出時間 | 抽出量 | |
ルンゴ | 40秒~60秒 | 60ml前後 |
エスプレッソ | 20秒前後 | 30ml程度 |
エスプレッソと比較して、抽出時間・水の量を倍にして淹れるとルンゴになります。
抽出時間も抽出量も倍になるので、エスプレッソのようにサッと飲む、という感覚とはまた異なりますね。
ただ、いずれにしてもそのまま飲めばキリッとした苦味が際立つ、苦味の強さが魅力です。
ルンゴとアメリカーノの違い
水の量が多いならアメリカーノでは?とも思えてきますが、アメリカーノは出来上がったエスプレッソにお湯や水、氷を加えて作るコーヒーです。
対してルンゴは、コーヒーを抽出するときに使う水を倍量にして作る方法。
できあがりも、アメリカーノとルンゴでは違うものになります。
アメリカーノはコーヒーチェーン店などでもおなじみですが、ルンゴはなかなか見かけませんね。
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ルンゴの作り方
ルンゴに使うコーヒー豆の焙煎度合いは、中深煎りから深煎りがおすすめです。
エスプレッソマシンを使って作ります。
一般的なエスプレッソはコーヒー豆9gに対し、30ml程度の水を使用して20秒前後で抽出します。
ルンゴは、コーヒー豆の量はエスプレッソと同様です。
60ml程度の水を使用し、40秒~1分ほどの時間をかけて淹れます。
ルンゴの美味しい飲み方やアレンジ
通常のエスプレッソよりも多くの水と、長い抽出時間で淹れるルンゴ。
コーヒー豆の苦味が豊かになり、特有の味わいが引き立ちます。
ルンゴの味と香り、いろいろな飲み方で楽しんでみましょう。
ブラックのまま飲む
ルンゴは通常のエスプレッソよりも抽出時間が長いため、エスプレッソより苦味が強く出ます。
でも、エスプレッソほど強いコクは出ません。
苦みがあるのに穏やかなコーヒーといえるでしょう。
苦味の奥に、コーヒーの甘味や風味がより感じられるブラックで、まずは楽しみたいところ。
アイスで淹れてもおいしいですよ。
砂糖を加えて甘味をプラス
ルンゴで淹れたコーヒーをブラックで飲んだとき、苦味の強さを感じたら、まずは砂糖を入れてみてください。
ほろ苦さに甘みが加わって、とてもおいしくなります。
クセになりそうなやさしい苦味になり、マイルドさも感じるでしょう。
砂糖の量を調整することで、コーヒーの甘さや苦味をお好みに合わせるといいかと思います。
ミルクを加えてまろやかに
ルンゴで淹れると、エスプレッソのコク深さはやや弱まるものの健在です。
だから、ミルクとも好相性。ミルク量の多少で、味わいは大きく変わってきます。
豆乳やオーツミルク、アーモンドミルクなどがあればぜひ、ミルクの違いも楽しんでみてください。
ミルクを入れたルンゴを好む人も多いようです。
エスプレッソにミルクを入れていたのをルンゴで飲むようになった、という声も聞かれます。
[関連]コーヒーフレッシュ(コーヒーミルク)のおすすめランキング
ルンゴに似ている飲み物
ルンゴを含め、エスプレッソは抽出時間や水の量、手順などで風味が大きく変わるコーヒーの淹れ方です。
エスプレッソの魅力を、まだ試したことのない飲み方で楽しんでみませんか。
アメリカーノ
エスプレッソから派生したコーヒーの淹れ方として、日本ではおそらく最もスタンダードなアメリカーノ。
アメリカーノを作るときはまず、エスプレッソを抽出するところから始めます。
通常、エスプレッソ1ショット(約30ml)を使用。
エスプレッソ1ショットに対して約60mlから180mlの水を追加し、よくかき混ぜます。
お水の量を調整して、好みの濃さにしてできあがり。
アイスで楽しみたいときは、お水の代わりに同量の氷を追加します。
アメリカーノはエスプレッソに比べて薄めの味わいで、コーヒーの苦味も比較的控えめ。爽やかな口当たりです。
[関連]アメリカーノとは?アメリカンコーヒーやエスプレッソとの違いと作り方
ロングブラック
ロングブラック(Long Black)も、エスプレッソベースのコーヒーです。
アメリカーノに似ていますが、抽出方法に違いがあります。
ロングブラックは適温のお湯や水、氷をあらかじめ容器に入れ、そこにエスプレッソショット(通常は1ショット)を注ぐ作り方。
お湯などを後から追加するアメリカーノは苦味が緩和されますが、ロングブラックでは苦味が残ります。
ドッピオ
ドッピオ(Doppio)は、イタリア語で「ダブル」を意味します。
水の量はそのままで、一度に2つのエスプレッソショット(シングルエスプレッソの倍量)を抽出したコーヒーです。
ヨーロッパではポピュラーな飲み方。砂糖やミルクを加えてまろやかな苦味を楽しみます。
日本のコーヒー専門店でもエスプレッソが飲めるお店なら、作ってくれるところもあるようです。
リストレット
リストレット(Ristretto)は通常のエスプレッソよりも少ない水を使用して抽出されるコーヒー。
使うコーヒーの量はエスプレッソと同じです。
通常、エスプレッソ1ショット(約30ml)よりも少ない水(20mlほど)で淹れるから、抽出時間が短くなります。
エスプレッソの苦味は抽出の後半に多く出るため、リストレットで淹れるとエスプレッソより苦味が少なく、とても深いコクのコーヒーが出来上がります。
砂糖を入れるとブラックチョコレートのような、ミルクも加えると濃厚なミルクチョコのような味わいに。
一気に飲むのが本場イタリアの飲み方です。
[関連]【専門家監修】リストレットというエスプレッソの特徴とは?作り方やおすすめ飲み方を紹介
ルンゴにおすすめのコーヒー豆3選
エスプレッソマシンをご自宅にお持ちなら、ルンゴ用に揃えたいコーヒー豆を3種類ご紹介します。
家事や仕事の合間のコーヒータイムに、おいしい一杯をルンゴで淹れてみませんか。
自家焙煎珈琲やすらぎ ブラジル ダテーラ農園 スイートイエローRA
コクや甘み、苦味のバランスが非常に優れた、自家焙煎珈琲やすらぎのブラジル ダテーラ農園 スイートイエローRA。
ブラジルのミナスジェライス州パトロシーニョにある大きな農園で、のびのびと育ったスペシャルティコーヒーです。
コーヒーが上品な味わいに仕上がる豆です。ルンゴで淹れても、その味わい深さを存分に楽しめます。
レビュー
- 酸味
- 苦味
- 甘み
- 香り
- コク
- コスパ
▼商品情報
内容量 | 1kg |
産地 | ブラジル |
焙煎 | 中深煎り |
上島珈琲焙煎所 ウイナーブレンド×プラチナブレンド
上島珈琲焙煎所
ウイナーブレンド×プラチナブレンド
参考価格 3,780円
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上島珈琲焙煎所のウイナーブレンドとプラチナブレンドのセットで、2つのルンゴを楽しんでみてはいかがですか。
まろやかで優しい苦味のウイナーブレンドは焙煎がやや浅め。
対してプラチナブレンドは深めにローストしてしっかりした苦味・コクを表現しています。
ウイナーブレンドでは砂糖入りのルンゴ、プラチナブレンドでは砂糖とミルク入りのルンゴがいいようです。
レビュー
- 酸味
- 苦味
- 甘み
- 香り
- コク
- コスパ
▼商品情報
内容量 | 2kg |
産地 | ブラジル |
焙煎 | 中深煎り |
コーヒー乃川島 キリマンジャロ ハニー
濃厚な甘いハニー香と、やや深煎りのコクが印象的なタンザニア産キリマンジャロ ハニー ハイロースト。
コーヒー豆の外側についているミューシレージという薄皮を残しながら精製した、はちみつのような濃厚な甘みをもつコーヒーはルンゴにぴったり。
栽培から収穫、選別、加工までしっかり行い、雑味なく上品な風味に仕上げたスペシャルティーコーヒーです。
レビュー
- 酸味
- 苦味
- 甘み
- 香り
- コク
- コスパ
▼商品情報
内容量 | 320g |
産地 | タンザニア |
焙煎 | 中深煎り |
ルンゴを飲むときはカップの容量に注意
ルンゴはエスプレッソの要領で淹れるから、デミタスカップ(60~90ml)を用意したくなるところ。
ですが、水を倍量使うと溢れてしまうかもしれません。
レギュラーカップ(120~180ml)やマグカップ(180~250ml)で淹れるのが安心です。
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この記事を書いた人
編集部ライター
家で飲むコーヒーは基本ノンカフェインの決まった銘柄ですが、加入している生協に知らないコーヒーが出ていれば買うことも。
喫茶店やレストランでは、ガツンとカフェインの効いたのが嬉しいです。
出張や旅行などで遠方に行くと水が違うからか、何気なく立ち寄った店で飲んだコーヒーが思い出に残ることも少なくありません。