仕事や家事の合間など、忙しい日々の中のリラックスタイムにコーヒーブレイクを作る人がいます。
コーヒーブレイクは、ただコーヒーを楽しむための時間だけではなく、さまざまな効果が期待できます。
今回の記事では、コーヒーブレイクで得られる効果と作りたいタイミング、おすすめのコーヒーについて紹介します。
「最近休憩時間とれていないな」と思った人は、ぜひリラックスしながら読んでくださいね。
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もくじ
コーヒーブレイクとはちょっとした休憩のこと
コーヒーブレイクとは、仕事や家事など作業の合間にコーヒーを飲みながら休憩することです。
コーヒーブレイクの「ブレイク」とは、英語で「中断する」「休憩」という意味があります。
つまり、作業を一度中断して、コーヒーを飲みながら休憩する時間をさします。
職場の休憩時間にコーヒーを入れたり、缶コーヒー片手に休憩する人も多いでしょう。
ただ体を休めるだけではなく、コーヒーを飲みなが休憩することで、さまざまな効果が得られます。
［関連］コーヒーとは？誕生の歴史や栽培過程、種類や健康効果について
コーヒーブレイクで期待できる効果
「休憩にコーヒーは必須！」という人がいるほど、コーヒーブレイクを大切にする人は多いです。
私も仕事の合間には、コーヒーブレイクを挟むことが多いですね。
そんなコーヒーブレイクには、どのような効果が得られるのでしょうか？
期待できる効果についてご紹介していきます。
α波でリラックス効果を得られる
「コーヒーの香りを嗅ぐと、ホッとする」なんてことはありませんか？
実はコーヒーの香りには、科学的にもリラックス効果があることがわかっています。
人がリラックスした時には、脳内からα波というものが出ます。
そのα波が、コーヒーの香りを嗅いだ時にも多く分泌されるのです。
ちなみに、α波の分泌量は豆の種類や焙煎度合いによっても異なります。
深煎りのコーヒーを淹れた時の方がα波は多く検出され、リラックス効果が高いとされています。
カフェインによる眠気覚まし効果が得られる
仕事や家事を続けていると、眠気が押し寄せてくることもあるでしょう。
私はオフィスワーク時代、お昼休憩後は魔の時間のようにあくびを止めるのに必死でした。
眠いまま必死にパソコンを見つめても、中々仕事は進まないですよね。
そんな時にコーヒーブレイクを挟むと、コーヒーに含まれるカフェインで眠気を覚ます効果が期待できます。
眠気を覚ましたい時のコーヒーブレイクには、ブラックコーヒーがおすすめです。
砂糖やミルクを含んでいると、血糖値が上昇して急低下するため、眠気を誘う時もあるので気をつけてくださいね。
［関連］コーヒー1杯のカフェイン量はどのくらい？摂取量目安やメリット・デメリットも解説
集中力を取り戻せる
カフェインにはリラックス効果の他に、集中力を高める効果もあります。
コーヒーブレイクを設けて適度にカフェインを摂ると、集中力が上がります。
また、人の集中力というのは、実は長く続きません。
学生時代、1限が終わると10分程度の休憩があったと思います。高校生で60分、大学生だと90分授業でしたね。
大人になっても、人が集中力を発揮できるのは90分～120分間です。
つまり、最大2時間に一度は休憩を取った方が、パフォーマンスを上げられるということです。
この休憩時にコーヒーブレイクを挟むと、一日集中して作業できるでしょう。
普段休憩しない人でも休憩時間を作れる
普段休憩をとらずに、一日中やるべきことに追われている人もいると思います。
「休憩している暇がない！」と考えてしまう人は、ぜひこの機会にコーヒーブレイクを作ってみてください。
一日に一回はコーヒーブレイクを作る！と決めると、休憩を入れるのがルーティン化できますよ。
上でもお伝えしたように、適度に休憩を入れた方が人のパフォーマンスは上がるといわれています。
毎日忙しく動いてしまう人も、ぜひ5分でもいいのでコーヒーブレイクを作ってみてくださいね。
コーヒーブレイクはどんなときにすべき？
コーヒーブレイクの効果についてお伝えしてきました。
しかし、これまでコーヒーブレイクをとったことがない人は、コーヒーブレイクのタイミングが難しいかもしれません。
ここからは、コーヒーブレイクを入れたいタイミングについてお伝えします。
長時間、仕事・家事をし続けたとき
長時間仕事や家事をし続けた後に、コーヒーブレイクをはさむのは有効的です。
長時間作業が必要な時は、積極的に休憩時間をとりたいところです。
しかし、やるべきことに追われている状況だと、なかなか休憩時間をとらない人も多いでしょう。
そういう時は、コーヒーブレイクを5分でも設けると、気持ちを切り替えて作業に取り組めますよ。
長時間の仕事や家事による疲労も軽減されるでしょう。
疲れが溜まってきたと感じたとき
カフェインには、疲労感を軽減する効果があります。
疲れが溜まってしんどい時は、コーヒーブレイクの時間を作ってみてください。
コーヒーの香りに癒やされながら、カフェインの効果でリフレッシュできますよ。
また、カフェインにはドーパミンを出す効果があり、やる気がみなぎることで、疲労感を忘れさせてくれます。
ただし、カフェインによる疲労回復は一時的なものです。
本当に疲れている時や、コーヒーを何杯も飲みたくなるほど欲している時は、休息をとってくださいね。
コーヒーブレイクの後に仮眠を取るのもおすすめです。
眠気が強いとき
眠気が強くて作業が進まない、あくびばかり出てしまう時はぜひコーヒーブレイクをもうけてください。
上記でお話したように、カフェインには眠気覚ましの効果があります。
仕事中など仮眠がとれない状態の時には、熱いブラックコーヒーを飲んで眠気をとばしちゃいましょう。
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コーヒーブレイクにおすすめのコーヒーの種類
コーヒーブレイクに飲みたい、おすすめのコーヒーの種類をご紹介します。
普段飲んでいるコーヒーでももちろんいいのですが、リラックス効果の高いコーヒー豆があります。
今回はその中から、おすすめのコーヒーを紹介しますね。
α波が多く出現するコーヒー豆がある
コーヒーの香りにリラックス効果が得られるのは、人の脳からα波が出るからというお話をしました。
実は、コーヒー豆の種類によってα波が確認できる量は異なります。
ある実験で、20代の女性10人に5分間隔で6種類のコーヒーの香りを嗅がせるというものがありました。
使われたコーヒーは、ブラジルサントス、グァテマラ、ブルーマウンテン、モカマタリ、マンデリン、ハワイ･コナの6種類です。
その中でα波が多く出たコーヒーは、ブルーマウンテンとグァテマラです。
反対に、マンデリンやハワイ･コナではα波はあまり見られませんでした。
不思議なことに、コーヒー豆の種類によって、リラックス効果が異なるようです。
出典：全日本コーヒー協会「香りから生まれる、 「癒し」と「集中力」。」
ジャマイカ産ブルーマウンテン
ブルーマウンテンは、コーヒー好きならば知らない人はいないほど有名な銘柄のコーヒー豆です。
ジャマイカ産のコーヒー豆の25％が、ブルーマウンテンです。
ブルーマウンテンは、限られたエリアでしか生産されないため、高級豆とされています。
品質も高く味わい深いもので、「コーヒーの王様」と言われるほど、高級な豆として知られています。
ブルーマウンテンは、芳醇なコクとフルーティーな香りが楽しめるコーヒーで、バランスが良く繊細な味わいが特徴です。
［関連］【専門家監修】ブルーマウンテンコーヒーの特徴や味わい、歴史について
グァテマラ産
グァテマラ産のコーヒー豆は、酸味と花のような香りが特徴です。
コーヒーの深いコクが感じられますが、後味はやさしい甘さが味わえます。
グァテマラ産のコーヒー豆は、同じ生産地の中でも、標高によって格付けされています。
標高によって、異なるコーヒー豆の味わいが楽しめるのがグァテマラ産コーヒーの特徴です。
異なる標高の場所では、チョコレートやナッツのような甘みが感じられるコク深いものもあります。
ぜひ、違いを楽しんでみてください。
［関連］【専門家監修】グァテマラコーヒーの特徴や飲み方、歴史や栽培環境について解説
コーヒーブレイクにおすすめのお供
コーヒーブレイクを充実した時間にするには、コーヒーのお供が欠かせませんね。
ブラックコーヒーが苦手な人でも、甘いものと一緒ならば飲める人もいるでしょう。
適度に糖分を入れることによって、疲れた頭も休められますよ。
それでは、おすすめのお供を4つご紹介します。
スコーン
1つ目にご紹介するのは、スコーンです。
スターバックスで売られているチョコチャンクスコーンが人気のように、スコーンはコーヒーとよくあいます。
自分のお気に入りの味を選ぶのも楽しいところです。
短時間で食べられる小さなサイズのものを選べば、程よくお腹を満たしてくれます。
プレーンのスコーンには、ジャムやバターをつけて食べるのも美味しいですね。
クッキー
コーヒーブレイクのお供といえば、クッキーを選ぶ人は多いのではないでしょうか。
クッキーはスーパーやコンビニでも手軽に購入しやすく、個包装のものもあります。
今日はチョコレートの気分、今日はプレーンな気分と、気分に合わせて選びやすいですね。
ちょっと1枚だけ、と手を伸ばしやすいのもいいところです。
特に頑張りたい仕事をしている時のコーヒーブレイクには、洋菓子店でのクッキーを用意するのもいいでしょう。
クッキーは、味や種類を選びやすいのがいいところです。
マドレーヌ
バターの香りが口に広がるマドレーヌも、コーヒーとよく合います。
クッキー同様個包装されていることが多いので、コーヒーブレイクのお供にもしやすいです。
オレンジピールが入ったものや、ピスタチオが入ったものなど、さまざまな味が楽しめます。
ふわっとした食感が好きな人は、マドレーヌをお供にしてみてはいかがでしょうか。
ケーキ
コーヒーブレイクのお供として、時にはケーキを用意するのもいいですね。
頑張った自分にご褒美をあげるような気持ちで、たまにはケーキと一緒に素敵な時間を過ごしてください。
コンビニで買うケーキ、ケーキ屋さんで買うケーキ、カフェで売っているケーキなど、種類は選び放題です。
「今日はケーキを食べるために頑張るぞ！」とより一層仕事にも力を入れられるかもしれません。
チーズケーキ、チョコケーキ、生クリームたっぷりショートケーキ、今日はどれにしますか？
コーヒーブレイクのおすすめの淹れ方・飲み方
コーヒーブレイクをする際の、おすすめの淹れ方と飲み方を紹介します。
リラックス効果の高いコーヒーの香りを感じるためには、豆から淹れるのがおすすめです。
普段インスタントコーヒーや缶コーヒーで済ませている方は、ぜひこれから紹介する方法を試してみてください。
ハンドドリップでしっかり休憩
コーヒーブレイクでしっかり休憩するならば、ハンドドリップでコーヒーを淹れてみてはいかがでしょうか。
ハンドドリップは、コーヒー豆がお湯に浸されていく姿を見ているだけで癒やされます。
ゆったりと自分の手で淹れるため、飲む前から安らげます。
まるで時間が止まったような、優雅な時間が過ごせるでしょう。
ハンドドリップは、コーヒードリッパーとペーパーフィルターを用意すれば始められます。
どちらも100円均一でも手に入るので、まずは手軽に準備できるものから始めてみてください。
コーヒーミルで豆から挽くと、豆の香りをより一層楽しめるので、リラックスできる時間となりますよ。
［関連］【専門家監修】ハンドドリップの基本的な淹れ方や美味しく淹れるコツを解説！
休めないなら全自動コーヒーメーカー
コーヒーブレイクの時間を多くとれない人は、全自動コーヒーメーカーで淹れるのがおすすめです。
コーヒー豆と水を入れてボタンを押せば、美味しいコーヒーをすぐに抽出してくれます。
抽出されている間、コーヒー豆の香りでリラックスできます。
全自動コーヒーメーカーで有名なブランドは、デロンギです。
ドリップコーヒーだけを淹れられるものと、カフェラテなどさまざまなメニューを淹れられるものもあります。
自分の好みに合わせて選びましょう。
コーヒーブレイクの注意点
コーヒーブレイクは、仕事や家事などの作業効率を上げるのにおすすめです。
しかし、コーヒーブレイクを行う時には注意点があります。
ズバリ、「やりすぎ」です。
どのようなやりすぎに注意する必要があるのでしょうか？
4つの注意点について解説していきますね。
休みすぎには注意
コーヒーブレイクで休憩時間を作るのはいいですが、休みすぎには注意です。
コーヒーを淹れてダラダラと過ごしてしまうと、作業を再開する気分が削がれてしまいます。
せっかく疲れを取って集中できる状態になっても、30分も1時間も休んでしまうと本末転倒です。
コーヒーブレイクを行う時は、10分～15分と予め時間を決めておきましょう。
アラームを設定しておくと、作業に戻りやすいですよ。
コーヒーの飲み過ぎに注意
コーヒーに含まれるカフェインには、良い効果がたくさんあるとお伝えしました。
だからといって、飲みすぎは禁物です。
コーヒーは、1日3～4杯が適量です。
それ以上飲んだり、短時間に大量摂取すると、人によっては吐き気や下痢などの体調不良が起こります。
また、コーヒーを飲むと興奮状態になり、睡眠の質を下げる原因になります。
1日の間に、コーヒーブレイクタイムを作りすぎないようにしましょう。
カフェインの利尿作用に注意
カフェインには、利尿作用があります。
コーヒーを飲みすぎてしまうと、トイレが近くなり、排出しなくていい水分まで出してしまいます。
そのため、コーヒーだけを飲み続けると脱水状態になりかねません。
コーヒーブレイクを設ける時や、コーヒーブレイクタイム後は水やお茶を積極的に飲みましょう。
［関連］コーヒー1杯のカフェイン量はどのくらい？摂取量目安やメリット・デメリットも解説
お供の食べ過ぎに注意
コーヒーブレイクには、お供が欠かせません。
苦いコーヒーと一緒に、クッキーやチョコレートを食べるのは至福のひとときです。
ただし、お供を食べすぎてしまうと満腹になってしまい、眠くなってしまいがちです。
特に甘いものを食べすぎると、糖分により血糖値が急上昇します。
ついつい、次々と手が伸びてしまいがちですが、コーヒーブレイク時はお供の量を決めておきましょう。
個包装のチョコレート2つだけ、クッキー2枚だけ、と決めておくと食べ過ぎを防げますよ。
コーヒーブレイクが楽しくて、食べ過ぎちゃうとパフォーマンス下がっちゃいますからね。
コーヒーブレイクとコーヒータイムの違い
コーヒーブレイクとは記事冒頭で解説したように、一旦仕事の作業を止めてコーヒーを飲んで休憩する時間のことを意味します。
コーヒータイムも同じ意味があり、具体的にこれが違う！といったことはありません。
コーヒーブレイクは主に仕事で使われることが多く、コーヒータイムは仕事や家事の合間などさまざまな場面で使われる傾向にあります。
忙しいときこそコーヒーブレイク
忙しい時は、ついつい作業に没頭してしまいがちです。
しかし、人の集中力は長くは続きません。
忙しい時こそ、適度にコーヒーブレイクタイムを作ることで、1日中パフォーマンスの高い状態が保てます。
「今日まだ休憩していないな」「作業に没頭して、脳が疲れてきたな」そう感じた時は、ぜひコーヒーブレイクを楽しんでください。
お気に入りのコーヒーのお供を用意すれば、積極的に休憩時間がとりやすくなりますよ。
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この記事を書いた人
フリーライター
学生時代からカフェが大好きで、カフェ巡りを趣味に。甘いカフェラテしか飲めなかった私ですが、ステイホームを機に美味しいコーヒーを追求するようになりました。今では、ハンドドリップにハマり、カフェに足を運ぶよりも家で美味しいコーヒーを淹れることにハマっています。コーヒーは奥深くて、美味しい淹れ方を探究するうちに新たな知識が得られて、色々な挑戦がしたくなります！
