コーヒーの作り方・淹れ方

カフェインレスコーヒー(デカフェ)の作り方は?自宅で作ることができるのか

カフェインレスコーヒー(デカフェ)の作り方は?

カフェインレスコーヒー(デカフェコーヒー)っておいしくないんでしょう?というのは、ひと昔前の話。

いま、世の中には数え切れないほどカフェインレスコーヒーがあります。言われなかったら気づかないくらいのクオリティのものも増えました。

今回はカフェインが入っていない、あるいは少ないコーヒーについて、そしてコーヒー豆からカフェインを取り除く方法などについてまとめています。

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S.K

編集部ライター

ここ数年、朝のソイラテから一日が始まります。
そして朝ドラを見ながらブラックを1杯、仕事中は1〜2杯。
夜になるとコーヒー豆乳焼酎を一献というのが日々のコーヒールーティンです。

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そもそもカフェインレスコーヒー(デカフェコーヒー)とは

コーヒーカップ

近年、よく身近に見かけるようになったカフェインレスコーヒー(デカフェコーヒー)。

カフェインレスコーヒー(デカフェコーヒー)とはその名のとおり、カフェイン含有量を少なくしたコーヒーのこと。

コーヒーに限らず、緑茶や紅茶などでもカフェインを減らした商品は多いようです。

飲み物のカフェインが気になって、こうしたものを選んでいるという人も少なくないのではないでしょうか。

カフェインレス、デカフェ、ノンカフェインの違い

「カフェインレス、デカフェ、ノンカフェイン」の3つは、同じような意味で捉えている方が多いですが、それぞれ意味が異なります。

ここからは、それぞれの違いについてご紹介していきます。

カフェインレスとはカフェイン含有量の少ないもの

カフェインレスとはカフェイン含有量の少ないもの

カフェインの含有量がもともと少ない食べもの・飲みものをカフェインレスと呼びます。

ただ現在は、国内ではカフェインを90%以上除去した飲食物にカフェインレスと表示する決まりがあり、カフェインを減らした飲食物にもこの言葉が使われます。

ちなみに英和辞典で「caffeineless」と調べても情報がみつかりません。国内で多用される用語といえるでしょう。

[関連]カフェインレスコーヒーの効果とメリットを詳しく解説します!

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デカフェはカフェインを含んでいるものからカフェイン除去したもの

デカフェはカフェインを含んでいるものからカフェイン除去したもの

デカフェとカフェインレスは違うの?という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

decaffを英和辞典で調べてみると「カフェイン抜きのコーヒー」と書かれています(goo辞書より)。

厳密にはカフェインを含むコーヒーに手を加えて、含有量を減らしたものがデカフェコーヒーです。

コーヒー専門店などで近年、デカフェやディカフェといった表記がされ一般的な名称になりつつあります。

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ノンカフェインは全くカフェインが含まれていないもの

ノンカフェインは全くカフェインが含まれていないもの

ノンカフェインは全くカフェインを含まない飲食物のことです。コーヒーの場合、穀物コーヒーや玄米コーヒー、タンポポコーヒーなどが該当します。

これらのノンカフェインコーヒーは通常のコーヒーより価格の高いことが多いです。

しかし、カフェインの少ないコーヒーでもやっぱり気になるという方や、健康意識の高い方などによく選ばれています。

[関連]スタバのノンカフェインメニューをご紹介!デカフェとの違いやおすすめカスタマイズも

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カフェインレスコーヒー(デカフェコーヒー)のメリット

一般的なコーヒーよりもカフェイン摂取量を減らすことができるカフェインレスコーヒー(デカフェコーヒー)には、様々なメリットがあります。

妊娠中やカフェイン控えの人も飲める

カフェインレスコーヒーのメリットとしてまず挙げられるのはやはり、カフェイン摂取に制限がある方でも飲めるということでしょう。

最近はカフェインレスコーヒーでも、通常のコーヒーと変わらない風味が楽しめるものも多くあります。

妊娠・授乳中のお母さんや、カフェインを摂りすぎないよう医師から注意されている方などにも嬉しいですね。

[関連]妊娠中はコーヒーの飲み方に注意!妊婦さんや子供への影響、摂取量の目安も

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夜間や寝る前でも飲みやすい

寝る前にはカフェインを摂取しない

夜遅くにコーヒーを飲んで寝たら眠れなくなってしまったという経験、皆さんいちどはあるでしょう。

もう寝る時間だしコーヒーは明日に…と諦めることなく、時間に関係なく飲めるのもカフェインレスコーヒーの良いところ。

寝る前に牛乳や豆乳を加えて飲めば、さらにぐっすり眠れそうですね。

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利尿作用を抑えられる

トイレ

コーヒーやお茶、紅茶などをたくさん飲むと、トイレの回数が増える気がしませんか。

それはカフェインのしわざです。カフェインには利尿作用があり、飲みすぎると頻繁にトイレへ行きたくなり、夏場などは脱水症状を起こす不安もあります

カフェインレスコーヒーは、そうしたことを気にせず飲めることもメリットといえるでしょう。

カフェインレスコーヒー(デカフェコーヒー)のデメリット

カフェインによる覚醒作用などは期待できない

自律神経

受験などで夜遅くまで勉強しないといけないときや仕事が忙しくて深夜におよぶときなど、コーヒーを飲んで目を覚ましたいと思うこともあるでしょう。

カフェインレスコーヒーには覚醒作用がないので、飲んでも眠気を抑える作用は期待できません。

牛乳や豆乳などを入れるとまろやかさも増して、逆にリラックスして眠たくなる可能性が高いでしょう。

[関連]コーヒーとは?誕生の歴史や栽培過程、種類や健康効果について

カフェイン除去方法によっては危険なものも

カフェイン入りの食べもの・飲みものからカフェインを除去する方法はいくつかありますが、日本を含め多くの国で認められていない危険な方法もあります。

そのため、国内で販売されているカフェインレスコーヒーなら問題はないと思いますが、海外で買ったり飲んだりする場合は注意した方がいいかもしれません。

商品によっては味が薄く物足りなさを感じるものも

コーヒー

カフェインレスコーヒーはカフェインを除去することにより、コーヒー本来の香りや味の成分も抜けてしまうことがあります。

現在ではかなりカフェイン除去の技術が進歩していますが、まだ味の薄いコーヒーもあります。

そのため、美味しいカフェインレスコーヒーを楽しむなら、どんな除去方法で作っているかもチェックしましょう。

カフェインレスコーヒー(デカフェコーヒー)の作り方

水抽出(ウォータープロセス)

水抽出

コーヒーなどに含まれるカフェインを減らす方法としてもっともスタンダードなのは、水抽出(ウォータープロセス)と呼ばれる方法です。

コーヒー豆は熱湯にひたすとカフェインが溶け出す性質があります。

ただ、いちど熱湯に入れただけでは不十分で、同様の作業を繰り返してカフェインはだんだんと除去されていきます。

手間はかかるものの水と火があればできるため、世界中でひろく用いられています。

有機溶媒抽出

有機溶媒抽出

水抽出(ウォータープロセス)のように手間がかからず、一挙に豆のなかのカフェインを除去してしまえる方法に有機溶媒抽出があります。

この有機溶媒抽出は人体に影響を及ぼす可能性がある薬品を使うため、現在ではあまり用いられていません。

日本国内でも有機溶媒抽出で飲食物を作ることや、この方法でカフェイン除去されたコーヒーの輸入は禁止されています。

超臨界二酸化炭素抽出

超臨界二酸化炭素抽出

大がかりな設備が必要になるものの、安全性が高いうえコーヒー豆の風味を損なわない超臨界二酸化炭素抽出。

この方法では二酸化炭素を用いて、コーヒー豆からカフェインだけを上手に取り出せます。

食品などの原料から特定の成分を取り除く方法として油やお酒、フレーバー等の製造時に使われている方法です。

比較的短時間に行えることもあり、最近は大手チェーンを中心にコーヒー業界でも採用され始めています。

[関連]【専門家監修】コーヒーの精選とは?生豆を取り出す4種類の精選方法を解説

カフェインレスコーヒーを自宅で作ることはできない

飲む

コーヒーからカフェインを取り除く方法はいくつかあります。

しかし、どれも手間や時間がかかったり入手困難な薬品を使うなど、自宅で普通のコーヒーをカフェインレスコーヒーにすることは不可能といっていいでしょう。

しかしながら現在、カフェインレスコーヒーは一般的なコーヒーと見分けがつかないほどクオリティを上げています。

種類も多くあるので常備して、いつでもおいしいコーヒーを楽しめるようにすると、コーヒーライフがさらに充実するかもしれませんね。

カフェインレスコーヒーのおすすめ3選

東京コーヒー エチオピア デカフェ

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身体に優しいオーガニックコーヒーを提供している、東京コーヒーのエチオピアデカフェ。

スイスウォーター製法を採用しており、コーヒー本来の繊細な味わいを感じることができます。

中深煎りで焙煎されているので、コクのある深い味わいを楽しむことができますよ。

レビュー

酸味
苦味
甘み
香り
コク
コスパ

▼商品情報

内容量

200g

産地

エチオピア

焙煎

中深煎り

品種

アラビカ種

ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス

ネスカフェ
ゴールドブレンド カフェインレス
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テレビCMなどでもお馴染みの、ネスカフェのゴールドブレンドのカフェインレスコーヒー。

ゴールドブレンド本来の味わいはそのままに、自然の水を使用したカフェイン除去で97%カットしています。

またネスカフェ独自の「挽き豆包み製法」により、レギュラーコーヒーのような味と香りを手軽に楽しむことができます。

レビュー

酸味
苦味
甘み
香り
コク
コスパ

▼商品情報

内容量

80g

産地

-

焙煎

独自焙煎

スターバックス ディカフェ ハウスブレンド

スターバックス
ディカフェ ハウスブレンド
参考価格 1,940円

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コーヒー本来の風味を残しながら、水洗式でカフェインだけを丁寧に取り除いたデカフェハウスブレンド。

酸味や苦味のバランスがよく、ココアを思わせるようなほのかな甘みが感じられます。

味や香りはそのままにカフェインが除去されているため、いつでも気軽にスタバのコーヒーを楽しむことができますよ。

レビュー

酸味
苦味
甘み
香り
コク
コスパ

▼商品情報

内容量

140gx2袋

産地

ブラジル、コスタリカ

焙煎

中煎り

品種

アラビカ種

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S.K

編集部ライター

家で飲むコーヒーは基本ノンカフェインの決まった銘柄ですが、加入している生協に知らないコーヒーが出ていれば買うことも。
喫茶店やレストランでは、ガツンとカフェインの効いたのが嬉しいです。
出張や旅行などで遠方に行くと水が違うからか、何気なく立ち寄った店で飲んだコーヒーが思い出に残ることも少なくありません。

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