バリエーション豊かなコーヒーメニュー。
その中で「どんな違いがあるんだっけ?」と迷ってしまう代表的な2つがカフェラテとカフェオレではないでしょうか。
もしくは「同じようなもの」と思っている方もいるかもしれません。
確かにどちらもコーヒーとミルクのハーモニーが美味しいものですが、実はそれぞれにしっかりとした主張を持っています。
今回はカフェオレとカフェラテの「違い」について注目してみましょう。
ベースとなるコーヒーから違いがあり、またミルクの状態も異なります。それぞれの生まれ故郷も違っていますよ。
おうちカフェのメニューとして定番なこの2つですが、美味しい作り方もご紹介しますのでぜひチェックしてみてくださいね。
カフェラテとカフェオレの違いがしっかりわかると、「コーヒー通」に近づくかもしれません。
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もくじ
カフェオレとカフェラテの違いは大きく5つ
カフェオレとカフェラテには、以下の5つのポイントで違いがあります。わかりやすくまとめているので参考にしてみてくださいね。
- 発祥地の違い
- 抽出方法の違い
- ミルクの状態・量の違い
- 口当たり
- 味わいの違い
コーヒーの抽出方法やミルクの状態・量に違いがあれば、当然ながら口当たりや味わいにも特徴がでてくるものですよね。
「コーヒーにミルクをプラスしたもの」という共通点はありますが、抽出やミルクの状態でそれぞれ個性が出てきます。
例えば同じコーヒーとミルクを使っても、カフェオレにした時とカフェラテでは味わいに違いが生まれます。
コーヒーの世界の面白さ・奥深さを感じられるようですね。
それぞれの違いを知った上でじっくり味わってみると、違った表情や新しい美味しさが感じられるはずですよ。
カフェオレとカフェラテの発祥地の違い
カフェオレはフランス生まれ。カフェラテはイタリアが発祥です。まずはそれぞれが生まれた地でもしっかり違いがあるのです。
カフェオレはフランスで朝食によく飲まれています。
濃いめに淹れたコーヒーの胃への刺激をやわらげるため、温めたミルクをプラスして飲まれはじめました。カップではなくカフェオレボウルでたっぷりと楽しむ方も多いようです。
カフェラテの生まれ故郷はイタリアです。
フランスと同様に朝食や午前の休憩時間に楽しまれることが多く、同じくイタリアが発祥のエスプレッソをベースとして生まれました。
カフェラテ発祥の場所とされるベネチアのカフェは世界最古のカフェとしても知られ、今日でも多くの人で賑わっています。
どちらも日本語で「コーヒーと牛乳」という意味ですが、生まれた国からして違いがあるのです。
カフェオレとカフェラテの抽出方法の違い
カフェオレとカフェラテのベース、そして味わいの決め手にもなるコーヒーはそれぞれ抽出方法が違っています。
ドリップ抽出とエスプレッソではやはり味わいが違いますよね。
それぞれについて詳しくみていきましょう。
カフェオレはドリップ抽出
カフェオレはドリップ抽出で作られます。
ドリップにもハンドドリップ・ネルドリップなどの種類がありますが、コーヒーの抽出方法として良く知られていますね。一般的に家庭でもよく親しまれている抽出方法です。
ミルクを加えるのでブラックで飲むときよりも、やや濃いめに淹れるのが美味しさのポイント。
コーヒー豆の銘柄やドリップの方法などにもこだわってみると、よりカフェオレの味わいがアップするのではないでしょうか。
[関連]【専門家監修】ハンドドリップの基本的な淹れ方や美味しく淹れるコツを解説!
カフェラテはエスプレッソ抽出
カフェラテはエスプレッソ抽出で作ります。
エスプレッソは専用のマシンで圧力をかけ、短時間で抽出するもの。
濃厚でガツンとしたコーヒーの旨み・コクをしっかりと感じられる抽出方法です。
カフェや専門店などで楽しむメニューとしてお馴染みのエスプレッソですが、家庭用・業務用マシンも種類豊富に販売されています。
おうちカフェで楽しむ方もどんどん増えていますよ。
[関連]【専門家監修】エスプレッソの正しい飲み方とは?本場イタリアの味わい方をご紹介
カフェオレとカフェラテのミルクの状態・量の違い
コーヒーの抽出方法に大きな違いがあった、カフェラテとカフェラテ。
もう1つの主役と言えるミルクには、どんな違いがあるのかをチェックしてみましょう。
コーヒーを優しく包んで味わいを豊かにしてくれるミルク。状態や量によって、作り出される味わいに個性が生まれます。
カフェオレはドリップコーヒー5:温めたミルク5
カフェオレを作るときのコーヒーとミルクの割合はドリップコーヒー5:温めたミルク5が基本です。
どちらも同量なので覚えやすいですね。
ミルクは温めておいたものを濃いめに淹れたコーヒーへ注ぎます。
温められることによってミルク本来の甘みがじんわりと引き出されます。
朝食に飲まれることも納得の、優しく芳ばしい美味しさのカフェオレ。
コーヒーはもちろんですがミルクのまろやかさも味わいの決め手です。
カフェラテはエスプレッソ2:泡立てたミルク8
カフェラテの割合はエスプレッソ2:泡立てたミルク8が一般的です。
泡立てたミルクが濃厚なエスプレッソをより引き立てながらもまろやかな美味しさを加えます。
エスプレッソの強さに負けないために泡立てたミルクを加える、と言っても良いでしょう。
パンチのある味わいで濃く抽出されるエスプレッソを包みこむような、ふんわりと泡立てたミルク。
このふんわりとしたミルクがカフェラテらしい美味しさと独特の表情を作り出しているのです。
カフェラテのスチームミルクとフォームミルクの割合
カフェラテに使われるミルクは、専用マシンのスチームを使って作られるのが一般的です。
空気を含みながら温められたミルクは上に泡だった層ができます。
このふわふわの泡のことをフォームミルクと呼びます。
泡立っていない部分がスチームミルクです。
カフェラテを作るときのフォームミルクとスチームミルクの割合は、1:9程度が良いとされています。
カフェラテはフォームミルクが控えめなので、カフェなどでもお馴染みの「ラテアート」が楽しめるのです。
[関連]【バリスタ監修】フォームミルクとは?上手な作り方やスチームミルクとの違い
カフェオレとカフェラテの口当たりの違い
コーヒーの抽出方法・ミルクの状態や量にも違いがはっきりとあるカフェオレとカフェラテ。
当然ながら口当たりも違ってきます。
次はその口当たりについてみていきましょう。
もしかしたらそれぞれの個性が最もはっきり感じられるのが「口当たり」なのかもしれません。
カフェオレはまろやかで優しい口当たり
ドリップコーヒーをベースにしているので、どこかサラッとした感じもあるのがカフェオレです。
温められたミルクの優しい飲み心地と、まろやかさが大きな魅力。
あっさり感がありつつも濃いめのコーヒーの深みと、マイルドな口当たりを感じさせてくれるのがカフェオレの特徴です。
カフェラテは濃厚でなめらかな口当たり
どっしりとしたエスプレッソとふんわりとしたミルクは、濃厚な口当たりを作り出します。
カフェラテはしっかりとした味わいを包み込むような、まろやかな口当たりがポイントです。
濃厚なだけではなくまろやかさがあるため、スッと口の中で広がるような独特の舌ざわりを持っています。
カフェオレとカフェラテの味わいの違い
カフェオレとカフェラテには、作り方が異なるために口当たりも違っていました。
最後はもちろん「味」です。それぞれの味わいには、しっかりとした違いが生まれています。
コーヒーとミルク、という同じ材料からここまでしっかりと個性が生まれるのはとても面白いですね。
カフェオレは甘みが強くクリーミーな味わい
ドリップコーヒーとミルクを同量加えて作るカフェオレは、ミルクのまろやかさとクリーミーなコクを感じられます。
ミルクが持つナチュラルな甘みが、苦みのあるコーヒーによってしっかりと際立つのです。
反対にコーヒーの芳ばしい風味とコクもミルクによってしっかりと引き出されます。
カフェオレは自然な甘みとコク、クリーミーな美味しさをたっぷりと味わえるのです。
カフェラテはコクと苦味のある味わい
深いコクを持ちどっしりとした味わいのエスプレッソをベースにしているカフェラテは、コーヒーのもつ美味しい苦味が感じられます。
ふわふわの泡とミルクのまろやかさは、さらにマイルドなコクをプラス。
ソフトな口当たりがありつつも、飲みごたえがあってエスプレッソ・ミルクどちらの良さを感じられるのがカフェラテです。
エスプレッソのコクのある美味しさと、ミルクの優しいコク、どちらもしっかりと味わえます。
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カフェオレとカフェラテに似たコーヒー
カフェオレとカフェラテ以外にも、「コーヒーとミルク」のハーモニーを楽しめるものがありますね。
これらも似ているので、カフェ等でオーダーする際に迷ってしまいがち。
それぞれの違いを、カフェオレ・カフェラテの違いと一緒に知っておきましょう。
カプチーノ
エスプレッソコーヒーとミルクの割合を3:7で作るのがカプチーノです。
カフェラテよりもミルクが少し多く、フォームミルクもたっぷりとのせます。
ふんわりとしたフォームミルクの口当たりが美味しさの決め手。
カプチーノはイタリア語で「頭巾」の意味です。修道士が被っていた頭巾に由来して付けられた名前とされています。
ふんわりとしたミルクの泡は確かに帽子のようですね。
カプチーノ=ミルクのふんわり泡を思い浮かべると覚えておきやすいかもしれません。
[関連]カプチーノとは?カフェラテ・カフェオレとの違いや作り方、美味しい飲み方を解説
[関連]カフェラテとカプチーノの違いとは?ミルクの量や口当たり、味わいの違い
コーヒー牛乳
コーヒー牛乳には特に定義がありません。
ただし市販品の場合は、加工乳などを使用した際は「牛乳」と記載できないなどの規約があります。
とにかくコーヒーと牛乳をミックスしたものは「コーヒー牛乳」としてOKなので、とても自由な飲み方ができますね。
コーヒーと牛乳、それぞれの割合を自分好みに作ったり甘みをプラスしたり。
日本においてはカフェオレもカフェラテも、コーヒー牛乳という大きな括りの中の1つということにもできるでしょう。
銭湯でお風呂上がりに飲む、という楽しいイメージも定着していますね。
カフェモカ
カフェモカはエスプレッソ・ミルクにチョコレート(ソース)をプラスして作ります。
アメリカのカフェで生まれた、いわばカフェラテのアレンジメニュー。
エスプレッソのパンチを和らげつつ、コーヒーにもミルクにも相性抜群なチョコレートを加えました。
カフェや専門店でも人気のあるメニューで、スイーツのような美味しさも楽しめます。
自宅で作る際はチョコソースのトッピングはもちろん、削ったチョコレートやココアパウダーを使っても美味しいですよ。
[関連]カフェオレとカフェモカの違いは?抽出方法やミルクの量、口当たり、味わい
マキアート
イタリアでカフェラテやカプチーノと同様に親しまれているのが「マキアート」です。
マキアートとはイタリア語で「染み」のこと。エスプレッソに少量プラスしたミルクがまるで「染みのよう」というところから名付けられたと言われています。
エスプレッソの強い味わいをしっかりと感じられながらも、ほんのりとしたミルクの甘みが味わえる飲み方。
エスプレッソと同様に小ぶりのデミタスカップなどで提供されます。
エスプレッソとミルクの割合は3:1がイタリア流ですが、お店によって違いがある場合もあるようです。
カフェオレとカフェラテの美味しい作り方
カフェオレとカフェラテには、それぞれしっかりと違いがありました。
似ているけれどここまで違いがあると、興味深いですね。ぜひ作り方もあらためてチェックしてみませんか?
どちらもおうちカフェメニューとして定番ですが、違いを感じながら作ってみると新しい発見がありそうです。
カフェオレの作り方
カフェオレの基本的な作り方は以下のステップを参考にしましょう。
- カップを温めておく
- 濃いめのコーヒーをカップに注ぐ
- 温めたミルクをコーヒーの上に注いで完成
ひと手間かもしれませんが、カップを温めておくとより美味しいカフェオレを楽しむことができますよ。
ドリップ抽出するので、コーヒーはお好みにもよりますが濃いめにしておきましょう。
コーヒー粉の量やお湯の量を加減して、ミルクの甘みやコクに負けない自分好みの濃さをみつけたいですね。深煎りのコーヒー豆を使うのもおすすめです。
コーヒーをカップに注いだ後、温めたミルクをプラスして完成です。
フランス流にカフェオレボウルでたっぷり味わうのも、楽しいですね。
カフェラテの作り方
カフェラテの基本的な作り方です。手順をチェックして、美味しいカフェラテ作りの参考にしてくださいね。
- エスプレッソを抽出する
- ミルクフォーマーなどで温めたミルクを泡立てる
- コーヒーに泡立てたミルクを注いで完成
エスプレッソを抽出したあと、ミルクを加えます。専用のエスプレッソマシンでスチーマーが付属している場合もありますが、無い場合はミルクフォーマーで作ることができます。
温めたミルクをミルクフォーマーでしっかり泡立てましょう。
なめらかでツヤのあるミルクの泡ができるとより美味しくなりますよ。
エスプレッソに泡立てたミルクを静かに注ぎます。
慣れたらカフェのバリスタのようなラテアートに挑戦してみるのも良いですね。
自宅にいながらカフェ気分が味わえますよ。
カフェオレとカフェラテの違いを知って、より美味しく楽しもう!
「コーヒーとミルクで作られるのはわかるけれど、はっきりとした違いがわからない」という声も聞かれる、カフェオレとカフェラテ。
コーヒーの抽出方法やミルクの状態・量などにはっきりとした違いがあることがわかりました。
例えば同じコーヒー豆とミルクを使っても、その違いは感じられるはずです。
口当たりや味わいも違ってくるので、その日の気分や好みに合わせて選ぶことができますね。
「違い」を知るとコーヒータイムの選択肢が増えるのではないでしょうか。
「なんとなく」で味わうよりも、コーヒーやミルクの美味しさをじっくりと感じることができますね。
定番の2つですが、違いを知ってみるとなんだか新しい表情が見えてくるようです。
カフェでオーダーする際や自宅で味わうときなど、カフェラテ・カフェオレをそれぞれもっと楽しんでみましょう。
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編集部ライター・営業
コーヒーフレーバーのお菓子は見かけたら必ず買ってしまうほど大好きです。コーヒー好きの両親の影響で、中学生からドリップしていました。カフェや喫茶店はもちろんですが、子どもがいるため自宅でゆっくりとコーヒーを楽しんでいます。