カフェの定番メニューでもあるカフェラテとカプチーノ。
カフェに行ったら、どちらかを絶対頼むという人も多いと思います。
しかし、この2つの違いを明確に説明できる人は少ないでしょう。
私自身も昔は、違いを知らないまま気分で選ぶことがほとんどでした。
今回は、そんな方のためにカフェラテとカプチーノの違いについて、詳しく紹介していきますね。
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コーヒーYouTuber
山梨の調理師専門学校を卒業後、京都でフレンチやレストランサービス、アフタヌーンティーサービスなどを学びました。学生時代からYouTuberとしての活動も行い、現在は独立して複数チャンネルを運営中。
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もくじ
カフェラテとカプチーノの違い
カフェラテとカプチーノ、見た目の違いはあまりなく、呼び方の違いはわかっても見ただけで判断できるという人は多くないでしょう。
カフェラテとカプチーノの違いは、使われるミルクの量や割合が異なるというところにあります。
カフェなどでカフェラテやカプチーノを頼む際、またおうちカフェを楽しむ際に、ぜひ参考にしてみてください。
カフェラテとは
カフェラテは、エスプレッソにミルクを入れたイタリア発祥の飲み物です。
カフェオレと間違われることも多い飲み物ですが、カフェオレはドリップコーヒーをミルクで割っています。
それに対してカフェラテは、エスプレッソの苦味とミルクのコクが楽しめます。
カフェでは定番のドリンクとして選ばれる人も多いでしょう。
ラテアートが楽しめるのも、カフェラテの魅力の一つです。
おしゃれなカフェで、ラテアートを楽しむために選ぶ人も多いと思います。
[関連]ラテアートの作り方をプロが徹底解説!初心者でもできるその方法とは?
カプチーノとは
カプチーノも、カフェラテと同じくエスプレッソにミルクを入れたイタリア発祥の飲み物です。
ふわふわとしたミルクが入っているので、見た目でカプチーノが好きな人も多いかもしれませんね。
カフェラテに比べると、お店で置いているところは少ないです。
コンビニドリンクにも、カフェラテはあってもカプチーノは残念ながらありません。
そのため、あまり飲む機会がない人もいるかと思います。
カフェラテやカプチーノに使われる2つのミルク
カフェラテとカプチーノには、フォームミルクとスチームミルクが使われています。
どちらも同じく、牛乳を使って作るものです。
しかし、フォームミルクとスチームミルクは、作り方が異なるミルクです。
それぞれのミルクの作り方と特徴について、それぞれ見ていきましょう。
フォームミルク
フォームミルクは、エスプレッソマシーンなどの蒸気で作るミルクです。
ミルクに蒸気を入れて、空気を含ませながら作っていきます。
自宅ではミルクフォーマーでも作れます。
フォームミルクの大きな特徴は、口当たりが柔らかく、ふわふわとしたきめ細やかな泡です。
カフェで店員さんが、チリチリという音を立てながらミルクを泡立ている姿を見たことがありませんか?
スターバックスなどでは、待っている間に店員さんがミルクを温めている姿が見られるかと思います。
あれが、フォームミルクを作っている姿です。
私もカフェ店員時代、フォームミルクを作っていました。
空気の含ませ具合や、蒸気の温め具合で口当たりが変わります。
[関連]【バリスタ監修】フォームミルクとは?上手な作り方やスチームミルクとの違い
スチームミルク
スチームミルクは、蒸気で温められたさらさらとしたミルクです。
フォームミルクと同じく、エスプレッソマシンの蒸気を使って作ります。
フォームミルクを作った時に、液状でさらさらとしたスチームミルクも同時に作れるからです。
スチームミルクは、カフェオレやホットミルクなどにも用いられます。
カフェラテやカプチーノはふわふわとしているイメージが強いですが、実はさらさらのスチームミルクも入っているのです。
カフェラテとカプチーノの違いはミルクの量と割合
カフェラテとカプチーノは、エスプレッソとミルクを入れて作る飲み物です。
どちらも同じ物を入れますが、エスプレッソとミルクの入れる量がそれぞれ異なります。
カフェラテ | エスプレッソ2割:ミルクが8割 |
カプチーノ | エスプレッソ3割:ミルクが7割 |
カフェラテよりもカプチーノの方が、エスプレッソの量が多く入っています。
そのため、同じミルクで作っていても、見た目や口当たり、味わいが異なるのです。
カフェラテとカプチーノのミルク割合の違い
カフェラテとカプチーノは、フォームミルクとスチームミルクの割合も違います。
ミルクを入れる配分だけではなく、2種類のミルクの配分もそれぞれ異なるため、違いが出ているのです。
それぞれ、どのような割合で作られているのか、詳しく解説します。
カフェラテはフォームミルク1:スチームミルク9
カフェラテはフォームミルク1に対し、スチームミルクが9入っています。
つまり、カフェラテに入っているミルクは、ほとんどがスチームミルクということです。
表面はふわふわとしているため、意外に感じられるかもしれません。
しかし、フォームミルクが入っているのは表面のみです。
カフェラテは基本的に、スチームミルクを入れてから、最後にフォームミルクをふんわり乗せます。
ラテアートは、表面に入れるフォームミルクを使って作られているのです。
フォームミルクが綺麗にできているかどうかで、ラテアートの出来栄えは変わります。
ミルクの量に厳密な決まりはない
カフェラテのミルクの割合についてお伝えしましたが、厳密にはミルク量に決まりはありません。
スチームミルクが全体のほとんどの割合を占めており、フォームミルクが少し入っていればカフェラテになります。
そのため、お店によっては2:8の割合で入っていることもあります。
ただし、フォームミルクの配分が多くなってしまうと、カプチーノになってしまうでしょう。
カプチーノはフォームミルク5:スチームミルク5
カプチーノは、フォームミルクとスチームミルクが半分ずつ入っています。
カフェラテよりもフォームミルクがたくさん入っているため、ふわふわに仕上がるのです。
ちなみに、カプチーノはフォームミルクとスチームミルクの割合が異なると、違ったカプチーノを楽しめますよ。
フォームミルクの割合が多めのカプチーノは「ドライ・カプチーノ」と呼ばれます。
ふわふわなカプチーノとなるため、キャラクターをカップに載せた3Dラテアートが作れます。
もこもこの泡で見た目でも楽しめるカプチーノです。
反対にスチームミルクの割合が多くなると、「ウェット・カプチーノ」といい、とろっとした仕上がりになります。
カフェラテに近い口当たりを楽しめます。
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カフェラテとカプチーノの口当たりの違い
カフェラテとカプチーノは、口当たりが違います。
ふわふわな泡ができるフォームミルクと、スチームミルクの割合が異なるためです。
それぞれ、どのような口当たりが楽しめるのか見ていきましょう。
カフェラテ:口当たりなめらか
カフェラテは、濃厚でなめらかな口当たりが楽しめます。
さらさらとしたスチームミルクが多く入っているため、飲みやすいでしょう。
カフェラテは、エスプレッソ2にミルクが8割と、ミルクの配分が多めになっています。
そのため、ホットミルクを飲んでいる時のような、なめらかな口当たりが感じられるでしょう。
カプチーノ:口当たりふんわり
カプチーノは、ふんわりとした柔らかい口当たりが楽しめます。
フォームミルクが多く入っているため、ふわふわの泡がたくさん入っているからです。
フォームミルクは泡状になっているため、口当たりが軽く感じられるでしょう。
ミルクを飲んでいるとは思えない、泡を食べているような感覚になるかもしれません。
カフェラテとカプチーノの味の違い
最後に、カフェラテとカプチーノの味の違いについて見ていきましょう。
カフェラテとカプチーノは、ミルクとエスプレッソの割合、それぞれのミルクの割合が異なります。
それぞれの割合が異なると、どのような味わいの違いが出るのでしょうか?
比べながら飲むのも面白いですね。
カフェラテ:まろやかな味わい
カフェラテは、まろやかな味わいが楽しめます。
口当たりがまろやかだとお伝えしましたが、なんと味わいもまろやかなのです。
カフェラテはエスプレッソ2に対して、ミルクが8割入っているため、ミルクの味わいを多く感じられます。
コーヒーの苦味が苦手な方でも、カフェラテならば飲めるという人もいるでしょう。
それは、ほとんどミルクでできていたからです
カプチーノ:ビターな味わい
カプチーノは、ビターな味わいを楽しめます。
エスプレッソとミルクの割合が、3:7とカフェラテよりもエスプレッソの比率が大きいからです。
エスプレッソは、少量でも強いコーヒー感を感じられる飲み物です。
そのため、少しでも割合が増えるとコーヒーの味わいが強く出てきます。
フォームミルクのふわふわとしたイメージから、カプチーノの方がまろやかだと思っていた人もいるでしょう。
見た目で選んでしまうと、実際に飲んだ時に違和感を覚えるかもしれませんね。
コーヒーを強く感じたい時はカプチーノ、まろやかに飲みたい時はカフェラテと覚えておくといいですね。
カフェラテとカプチーノの美味しい作り方
カフェラテの作り方
カフェラテの基本的な作り方です。手順をチェックして、美味しいカフェラテ作りの参考にしてくださいね。
- エスプレッソを抽出する
- ミルクフォーマーなどで温めたミルクを泡立てる
- コーヒーに泡立てたミルクを注いで完成
エスプレッソを抽出したあと、ミルクを加えます。専用のエスプレッソマシンでスチーマーが付属している場合もありますが、無い場合はミルクフォーマーで作ることができます。
温めたミルクをミルクフォーマーでしっかり泡立てましょう。
なめらかでツヤのあるミルクの泡ができるとより美味しくなりますよ。
エスプレッソに泡立てたミルクを静かに注ぎます。
慣れたらカフェのバリスタのようなラテアートに挑戦してみるのも良いですね。
自宅にいながらカフェ気分が味わえますよ。
カプチーノの作り方
カプチーノの基本的な作り方の手順は以下です。
- エスプレッソを抽出する
- ミルクフォーマーなどで温めたミルクを泡立てる
- エスプレッソにミルクを注ぎ、泡を浮かべて完成
エスプレッソを抽出したあと、ミルクフォーマーを使ってミルクを泡立てます。
カプチーノを作るときはミルクの温度が重要です。
ミルクを温め過ぎてしまうと甘み成分が破壊されてしまい、粘り気も少なくなってしまいます。
そのため、70℃以下のミルクを使って泡立てましょう。
またエスプレッソにミルクを注ぐときは、泡を潰してしまわないように優しく注いでいきましょう。
カフェオレはドリップコーヒーベースの飲み物
カフェラテとカプチーノはイタリア発祥のエスプレッソがベースの飲み物なのに対し、カフェオレはフランス発祥のドリップコーヒーがベースの飲み物です。
割合は、ドリップコーヒー5:温めたミルク5。
ドリップコーヒーの程よい苦味と、ミルクのまろやかなコクをバランスよく味わえます。
口当たりはやさしく、カフェラテやカプチーノと比べてサラッとした飲み心地に感じるでしょう。
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コーヒーYouTuber
学生時代からYouTuberとしての活動も行い、京都の珈琲店とコラボレーションした豆の販売、コーヒースタンドの臨時営業、イベント参加、メディア出演なども行っています。コーヒーの世界は奥深いですが、僕はその中でも「楽しさ」「おいしさ」「気軽さ」を多くの方に知って欲しくて活動しています。
この記事を書いた人
フリーライター
学生時代からカフェが大好きで、カフェ巡りを趣味に。甘いカフェラテしか飲めなかった私ですが、ステイホームを機に美味しいコーヒーを追求するようになりました。今では、ハンドドリップにハマり、カフェに足を運ぶよりも家で美味しいコーヒーを淹れることにハマっています。コーヒーは奥深くて、美味しい淹れ方を探究するうちに新たな知識が得られて、色々な挑戦がしたくなります!