生産国別コーヒー

エクアドル産コーヒーのおすすめランキング5選【2024年版】

エクアドル産コーヒーのおすすめランキング

エクアドル共和国は南米の西海外に位置しており、赤道直下というコーヒー栽培に適した国です。

アマゾンのジャングルやアンデス山脈など、自然豊かな環境が整っており多様な国土が魅力的。

国土は日本の3/4ほどですが、コーヒー生産に関してはヨーロッパでも親しまれているほどの人気がある国なのです。

オーガニックコーヒーも非常に多いエクアドル産コーヒーについて、おすすめコーヒーをまとめましたのでぜひ最後までご覧ください。

この記事を書いた人

吉野

吉野

編集部ライター

編集部ライター。コーヒーの深さ、面白さに気づきコーヒーの良さをもっと世間に広めようとひつじの珈琲タイムの立ち上げに関わる。

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もくじ

エクアドル産コーヒーとは

エクアドル

エクアドルことエクアドル共和国は、南アメリカの位置している共和制国家です。

この地域はコーヒー栽培がとても盛んで、コロンビアペルーなどのコーヒー大国とも隣接しています。

エクアドルの本土から西に1,000km離れたところには、独自の進化を遂げてきた世界遺産であり、「ダーウィンの進化論」でも有名なガラパゴス諸島があります。

国名が赤道に由来していることもあり、コーヒーベルトに属する国としてコーヒー栽培が行われています。

[関連]【専門家監修】コーヒー生産量の国別ランキングを発表!日本の輸入量や世界の消費量は?

エクアドル産コーヒーの歴史

エクアドルでコーヒー栽培が始まったのは1952年頃

栽培環境

エクアドルでコーヒー栽培が始まったのは、1952年頃と言われています。

コーヒー栽培が始まった時期としては、かなり遅めと言えるでしょう。

栽培が始まってすぐもあまり盛んではなく、なかなか普及しない時代が続いています。

カカオ豆の病気で損害を受けたところから普及していく

cacao_001

コーヒー栽培が盛んではなかったエクアドルの転機は、カカオ豆の栽培が大損害を受けたところから。

病気によってまともな栽培ができなくなったエクアドルでは、コーヒー栽培に移行していきました。

隣国でもコーヒー栽培が盛んであったため、普及し始めてからはとても早く、今では2万人にも及ぶ農家が栽培しています。

エクアドル産コーヒーの栽培環境

火山灰質のミネラル豊富な土壌で栽培されている

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エクアドルでは、アンデス山脈の影響を受けている土壌となっています。

火山灰質のミネラルを多く含んだ土壌になっていることで、良質なコーヒー豆が栽培できる環境。

十分な栄養を摂ることができて、水はけも良いというのがコーヒー栽培に適しています。

標高は平均1,500mで昼夜の寒暖差も激しく実が引き締まる

コーヒー豆

またもアンデス山脈の大きな影響から、高い標高を確保することができているエクアドル。

平均しても標高1,500mという高さなので、昼夜の寒暖さが激しくなっています。

これにより実がギュッと引き締まり、良質で美味しいコーヒー豆に仕上がるのです。

降雨量と気候も抜群の条件が揃っている

日照量や降雨量が非常に多い地域

これだけではなく、年間の降水量が2,000m~2,700mとしっかり確保できています。

平均的な気温は20℃~25℃あたりを確保できているので、良質なコーヒー栽培の条件が揃っていますね。

ただ、赤道直下ということで日光が当たりすぎてしまうため、シェイドツリーを使用して適切に太陽光を調整しています。

エクアドル産コーヒーの主要な栽培品種

品種特徴
ティピカ種良質なアラビカ種の中でも古い品種で、クリアな味わいと爽やかな酸味が特徴
ブルボン種ティピカ種同様に古い品種で、小粒ながら濃厚な甘みとコクを持つ
カトゥーラ種ブルボン種から突然変異で生まれた品種で、病害虫に強く爽やかな風味を持つ

エクアドルではアラビカ種ロブスタ種の両方を栽培していますが、基本的にはアラビカ種系となっています。

アラビカ種からの派生品種が多く、「ティピカ種、ブルボン種、カトゥーラ種」などが有名です。

それぞれの品種が持つ特徴である、爽やかな酸味や甘みがエクアドル産コーヒーの特徴にもなっています。

[関連]【専門家監修】コーヒー豆にはどんな品種がある?3大原種と産地の違い

エクアドル産コーヒーの等級(グレード)

等級スクリーンサイズ
スプレモ17以上
スタンダード16以下

エクアドルではコーヒー豆の細かな等級基準がなく、スクリーンサイズをもとに決められています。

とはいってもこの等級も2段階しかなく、スクリーンサイズが17以上ならスプレモ。

スクリーンサイズが16以下となったものに関しては、スタンダードという等級です。

[関連]コーヒー豆の等級(グレード)を生産国別に詳しく解説!

エクアドル産コーヒーの銘柄

銘柄栽培地域標高特徴
アンデス・マウンテンマナビ県500m~800mとても香り高くフルーツ系の香りを感じる
ビルカ・マウンテンロハ県1,700m~2,100mブルーマウンテン級のバランスとコク
ガラパゴス・サンクリストバルガラパゴス諸島350mバランスの良さと豊かな香り
グレートマウンテンハナビ地区1,200m高級アラビカ種の産地として知られる

エクアドルで有名なコーヒー銘柄は4種類ほどあり、「マウンテン」という名の付くものが多いですね。

全体的にバランスの良いコーヒー豆が多く、中南米特有のフルーティーさも持っています。

ガラパゴス・サンクリストバルだけはガラパゴス諸島で栽培されており、自然の恵みを一身に受けた美味しさが楽しめます。

[関連]コーヒー豆・粉のおすすめ銘柄ランキング

エクアドル産コーヒーの特徴

エクアドルの農業は漁業や鉱業などと共に、エクアドル経済を支える3本柱のひとつとなっています。

アンデス山脈などの恩恵を受けているエクアドルでは、とても品質の高いコーヒーが多いのでその特徴と共に解説します。

アンデス山脈の恩恵を受けたエクアドル産コーヒー

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アンデス山脈の恩恵を受けているエクアドル産コーヒーは、とても品質が高く厳しい検査もされています。

赤道直下に位置する国なのでコーヒー栽培に適していることはもちろん、恵まれた水源も品質の高い理由のひとつ。

火山灰質のミネラルを多く含んだコーヒー栽培ができるので、上質なコーヒーができるとして世界中で人気になっています。

日本ではインスタントコーヒーとして有名

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エクアドルでは世界的に主流となっているアラビカ種よりも、ロブスタ種が主流となっている点。

多くの国がアラビカ種ばかりなのであるのに対し、エクアドルは約4割がロブスタ種となっている比率です。

このロブスタ種はインスタントコーヒーなどにもよく使われるので、日本でもインスタントコーヒーとして実はすでに飲んだことがある人も非常に多いはず。

[関連]インスタントコーヒーのおすすめランキング

エクアドル産コーヒーの味わい

ナッツ

エクアドル産コーヒーの味わいといえば、ローストされた芳ばしいナッツの香りが最もあげられる特徴です。

クリアなコーヒーであることも有名で、変な嫌味や雑味が一切ないので飲みやすくスッキリとしています。

深煎りにすれば絶妙なコクやまろやかな苦味も感じられるので、深い味わいが好みな人におすすめ。

[関連]芳ばしいコーヒーおすすめランキング

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エクアドル産コーヒーのおすすめ一覧表

エクアドル産コーヒーはあまり流通量が多くなく、単体で飲もうと思うとかなり種類が少なくなっています。

だからこそネットに在庫がある内に早め早めで入手しておき、早めに味わうのがおすすめですよ。

No商品商品名参考価格購入先内容量産地焙煎
1自家焙煎コーヒーマウンテン
エクアドル・アンデス・マウンテン

1,683円

300gエクアドル中深煎り
2コーヒーマーケット
エクアドル アンデスマウンテン

1,800円

500gエクアドル生豆
3スロー
エクアドル ちょっとすごいコーヒー

2,512円

150gエクアドル深煎り
4澤井珈琲
大吟醸セット

3,780円

500gエクアドル中深煎り
5珈琲屋ほっと
エクアドル・アンデスマウンテン

3,434円

540gエクアドル独自焙煎

エクアドル産コーヒーのおすすめランキング

No.1 自家焙煎コーヒーマウンテン エクアドル・アンデス・マウンテン

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上質なコクとクリアな味わいのコーヒー

エクアドル産のティピカ種とカトゥーラ種などを使ったこちらのコーヒーは、雑味が一切なくクリアな味わいに。

JAS認証のオーガニックコーヒーなので健康にも環境にも配慮された、安心のコーヒーに仕上がっています。

苦味や甘みはほどほどに、やわらかな果実感としっかりとしたボディ感が特徴的な味わいとなっています。

レビュー

酸味
苦味
甘み
香り
コク
コスパ

▼商品情報

内容量

300g

産地

エクアドル

焙煎

中深煎り

品種

ティピカ種、カトゥーラ種

No.2 コーヒーマーケット エクアドル アンデスマウンテン

コーヒーマーケット
エクアドル アンデスマウンテン
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ヘーゼルナッツのような芳ばしく甘い香り

JAS認証で有機栽培されているコーヒー豆を使用していますが、しっかりとした風味とボディ感が特徴的。

口当たりはとてもまろやかでミルキーながら、コクも感じられるのでコーヒー感はたっぷりとあります。

ヘーゼルナッツのような芳ばしくも甘い香りと、冷めても雑味が出てこないクリアな味わいです。

レビュー

酸味
苦味
甘み
香り
コク
コスパ

▼商品情報

内容量

500g

産地

エクアドル

焙煎

生豆

No.3 スロー エクアドル ちょっとすごいコーヒー

スロー
エクアドル ちょっとすごいコーヒー
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深いコクと芳ばしさに果実感の甘みがプラス

エクアドル産コーヒーの中でも深煎りにしたことでより深いコクがはっきりと出ており、ほどよい苦味も感じられます。

ナッツの芳ばしさはもちろんのこと、果実感のある甘みもプラスされているのでスイーツにもぴったりな味わいに。

苦味の方が強い味わいですが、重すぎず適度なコクが楽しめるコーヒーです。

レビュー

酸味
苦味
甘み
香り
コク
コスパ

▼商品情報

内容量

150g

産地

エクアドル

焙煎

深煎り

No.4 澤井珈琲 大吟醸セット

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大吟醸セット
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洗練されたエクアドルの味わいを凝縮

非常に時間がかかるエクアドル独特の製法でじっくりと丁寧に精製されたコーヒー豆は、圧倒的なコスパの悪さです。

しかし、だからこそ楽しめる深い味わいと特徴的なキレのある香りがエクアドル産コーヒーならでは。

しっかりとした飲み口なので気分を変えたいときにもおすすめで、爽快感もある後口がクセになります。

レビュー

酸味
苦味
甘み
香り
コク
コスパ

▼商品情報

内容量

500g

産地

エクアドル

焙煎

中深煎り

No.5 珈琲屋ほっと エクアドル・アンデスマウンテン

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エクアドル・アンデスマウンテン
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90%以上がスクリーンサイズ18以上の大粒コーヒー豆

大粒で完熟のコーヒー豆のみを手摘みして、とても厳しい品質検査にかけているためコーヒー豆は整った大粒ばかり。

高級豆のひとつとしてヨーロッパでもかなり人気が高く、自然豊かな土壌の栄養をしっかりと吸収したコーヒー豆に仕上がっています。

味わいはとてもフルーティーな酸味とアーモンドナッツのような芳ばしい香りが特徴的なコーヒーです。

レビュー

酸味
苦味
甘み
香り
コク
コスパ

▼商品情報

内容量

540g

産地

エクアドル

焙煎

独自焙煎

品種

カトゥーラ種、ティピカ種

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エクアドル産コーヒーの美味しい飲み方

エクアドル産コーヒーは芳ばしさをより感じる深めの焙煎に

コーヒー豆

美味しく淹れて飲んでもらうには、エクアドル産コーヒー特有の芳ばしさを感じられる深煎りがおすすめ。

深めに焙煎すればよりナッツのロースト感が楽しめるので、おすすめの飲み方としてぜひ試してみてください。

もちろん中煎りや浅煎りでも、スッキリとしたやわらかなナッツ感は楽しめるのでおすすめです。

[関連]【専門家監修】コーヒー豆の焙煎度合い(ロースト)は何段階ある?味と特徴を解説

コーヒー豆はドリップの直前に挽く

コーヒーミル

コーヒー豆はドリップの直前に挽くようにしましょう。

コーヒー豆は空気に触れる時間が長いと酸化が進み、えぐみや雑味などが出やすくなってしまいます。

またコーヒーは豆を粉砕した瞬間にもっとも香り高くなるので、淹れる直前に挽くことでより一層美味しく味わえます。

挽き目は中挽き~中細挽き

コーヒー豆の挽き方

スッキリとした味わいのエクアドル産コーヒーは、中挽き〜中細挽きがおすすめです。

コーヒー豆は挽き方によって、味わいに違いがでます。

コーヒー豆は細かく挽くほど成分が抽出されやすいので、濃い目で苦味が強くなり、逆に粗く挽くほど薄く酸味が出やすくなるのです。

中挽きは苦味や渋みが出にくく、中細挽きは苦味と酸味がバランス良く出やすいので、好みに合わせて挽き具合を決めましょう。

[関連]【専門家監修】ハンドミルの使い方とコーヒーの淹れ方やお手入れ方法!

淹れ方はペーパードリップがおすすめ

ペーパードリップ

エクアドル産コーヒーを淹れるときは、ペーパードリップがおすすめです。

ペーパードリップは紙フィルターを通して抽出するため、フィルターがコーヒーオイル(油分)を吸着し、スッキリとした味わいに仕上がりやすくなります。

エクアドル産コーヒーはクリアな味わいが魅力なので、ペーパードリップとの相性もピッタリですよ。

[関連]【専門家監修】ハンドドリップの基本的な淹れ方や美味しく淹れるコツを解説!

[関連]ペーパードリップに合うコーヒー豆の人気おすすめランキング

抽出前には必ず「蒸らし」を行う

蒸らしのタイミングでガスがポコっと出てきた

コーヒーの抽出前には必ず、「蒸らし」を行うようにしましょう。

蒸らしとはコーヒー豆に含まれる炭酸ガスを放出させ、成分の抽出量を増やす大切な工程のひとつです。

蒸らす時間の目安は20秒~30秒程度。蒸らす時間が長いと雑味が出てしまうので注意しましょう。

時短でドリップ風コーヒー。エクアドルスタイルのティントもおすすめ

飲む コーヒー

エクアドルや隣国ペルーなど、南米では喫茶店でコーヒーを注文すると「カップに入った白湯と醤油差しのようなビンに入った黒い液体」が出てくることがあります。

この黒い液体は濃縮したコーヒーで、白湯に足して自分好みの濃さになるよう調整しながら飲むスタイル。

生産されたコーヒーはほとんど国外に輸出されるため、国内では安価なコーヒー豆が出回っているという事情からこのような飲まれ方をされているようですね。

たっぷりのコーヒー粉を1~2時間ほど煮出せば、家庭でも簡単に同様の濃縮液を作ることができますよ。

できあがった濃縮液とお湯だけで簡単にコーヒーが飲めるので、都度コーヒーを淹れる手間を省きたい人にもおすすめです。

エクアドル産コーヒーのよくある質問

Q. エクアドル産コーヒーはどんな味?

口当たりがとてもマイルドで、優しい味わいのコーヒーが多いです。

苦味や酸味も感じられますが、全体的にあまり強すぎず、とても飲みやすいコーヒーになっています。

Q. エクアドル産コーヒーのおすすめの飲み方は?

浅煎り~中煎りの焙煎度合いにし、ペーパードリップやネルドリップなどで飲んでみてください。

ハンドドリップでコーヒーの旨みを抽出し、エクアドル産コーヒーの優しさを体験できます。

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この記事を書いた人

yoshino

吉野

編集部ライター

かつてプロのパティシエを6年間経験。コーヒーとスイーツとのマリアージュの面白さに気づき、様々なスイーツとコーヒーとのペアリングを追求している編集部ライター。
休日は自分で作ったスイーツと、コーヒーでゆったりとしたコーヒータイムを送っています。

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