コーヒーコラム

コーヒー豆の等級(グレード)を生産国別に詳しく解説!

コーヒー豆の等級(グレード)を生産国別に詳しく解説!

コーヒー豆は差別化を図るため、それぞれの豆を等級(グレード)分けしています。

生産した地域や環境、豆の大きさや欠点豆など、多くの判断基準で等級を決めているのです。

この等級はコーヒー豆の生産国ごとに異なり、購入したコーヒー豆はどれほどの等級なのかを確認することができます。

今回はまず、生産国ごとにどの程度の等級があるのか、またどんな基準で決まっているのかをご紹介します。

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nari

編集部ライター

バリ島で飲んだコーヒーの甘さとザラザラ感に衝撃を受けてコーヒーにハマった編集部ライター。

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コーヒー豆の等級(グレード)とは

ランク

コーヒー豆の等級(グレード)とは、販売されるコーヒー豆の品質をランク付けしたものです。

栽培する環境や農園が同じであっても、全てのコーヒー豆が均一に同じ品質となるわけではありません。

豆によっては栄養が偏ったり、日光が当たりづらかったり、とてもサイズが大きくなったりと完成度は様々。

そんなコーヒー豆をしっかりと厳選して格付けするため、等級が決められています。

[関連]コーヒーとは?誕生の歴史や栽培過程、種類や健康効果について

コーヒー豆の等級(グレード)を決める判断基準

コーヒー豆のサイズ(スクリーンサイズ)

コーヒー豆

コーヒー豆がどの程度のサイズ感であるのか、これをスクリーンサイズと言います。

これはスクリーンという鉄製のザルを使い、ふるいにかけていくためスクリーンサイズと言われています。

スクリーンサイズに従って決められる等級は多く、非常に多くの国でスクリーンサイズが基準になっています。

豆は大きければ大きいほど美味しいとされるため、スクリーンサイズの大きいものが一般的には高級品とされます。

穴の大きさは64分の1インチを25.4mmとし、例えばスクリーンサイズ20ならば64分の20インチで約8mmとなります。

コーヒー栽培地の標高

コーヒー栽培地の標高

コーヒー豆が栽培される環境は品質に大きく影響するため、どれだけの高地であるかも重要なポイント。

そのひとつが標高で、高ければ高いほど品質が良いとされています。

標高が高いことで昼夜の寒暖差が激しく実が引き締まり、しっかりと熟してくれるためです。

コーヒー栽培が行われる国では、山岳地帯が多いため基準のひとつになっていることが多いです。

欠点豆の混入数

欠点豆

欠点豆とは含まれていることでコーヒーの味わいを損ねてしまう、良くないコーヒー豆のこと。

一部が欠けてしまっていたり、潰れてしまっていたり、カビや虫食いなどもこの欠点豆に該当します。

300gに対してどの程度の欠点豆が含まれているのか、というのが基準になります。

欠点豆の種類によって点数が異なり、この点数が小さいほど良質なコーヒーとされます。

[関連]【専門家監修】コーヒーの欠点豆とは?種類や取り除くポイントについて解説

コーヒーの味わい

コーヒー

コーヒーの決め手はやはり味わいです。どんな味なのか、というのは重要な基準になります。

一部のコーヒー豆を取り出してカッピングし、テストすることで味わいの格付けをしています。

味の感じ方は人によって異なるものの、重要な指標であることには変わりありません。

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生産国別コーヒー豆の等級(グレード)一覧

ブラジル

ブラジル

世界一のコーヒー大国でもあるブラジルでは、大きく3種類の等級が決まっています。

それが「欠点豆、スクリーンサイズ、味わい」といった3種類で、かなり細かく等級が決まっているのです。

ブラジル産の等級がNo.2から始まっているのは、欠点豆ゼロというのはありえないためですね。

欠点豆

等級欠点豆
No.20~4
No.35~8
No.49~26
No.527~46
No.647~86
No.787~160
No.8161~360

スクリーンサイズ

スクリーンサイズ豆のサイズ
208mm
197.5mm
187mm
176.75mm
166.5mm
156mm
145.5mm
135mm

味わい

等級名味わい
ストリクトリーソフト(StrictrySoft)滑らかな口当たりと濃厚な甘み
ソフト(Soft)滑らかな口当たりと軽い甘み
ソフティッシュ(Softish)軽い甘み
ハード(Hard)酸味とやや渋み
リオイ(Rioy)軽めのヨードホルム臭
リオ(Rio)強めのヨードホルム臭

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コロンビア

コロンビア

コロンビア産のコーヒー豆は、主にスクリーンサイズで等級が決められています。

最低の12から18といった基準になっており、風味や標高は基準になっていません。

単純にスクリーンサイズで決める、というのはもっとも簡単ですよね。

等級名スクリーンサイズ
エクセルソプレミアム(Excelso Premium)18
エクセルソスプレモ(Excelso Supremo)17
エクセルソエクストラ(Excelso Extra)16
エクセルソヨーロッパ(Excelso Europe)15
エクセルソUGQ(Excelso UGQ)15が50%以上&14
エクセルソマラゴジッペ(Excelso Maragogipe)17
エクセルソカラコル(Excelso Caracol)12

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グァテマラ

グァテマラ

対してグァテマラ産のコーヒー豆は、主に栽培される標高で決められています。

最高等級はSHBと書かれるストリクトリー・ハード・ビーンで、標高は1,350m以上。

全7段階に分けられており、国外への出荷が許されているのはプライム・ウォッシュド以上とされています。

等級名標高
ストリクトリー・ハード・ビーン(SHB)1,350m~
ハード・ビーン(HB)1,200m~1,350m
セミ・ハード・ビーン(SH)1,050m~1,200m
エクストラ・プライム・ウォッシュド(EPW)900m~1,050m
プライム・ウォッシュド(PW)700m~900m
エクストラ・グッド・ウォッシュド(EGW)600m~750m
グッド・ウォッシュド(GW)~600m

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インドネシア

インドネシア

インドネシア産のコーヒー豆は、G1からG6までの等級に分けられています。

欠点豆の数に応じて等級が決まっており、最高等級は欠点豆が0~11個というG1です。

等級欠点豆
G10~11
G212~25
G326~44
G445~80
G581~150
G6151~225

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ベトナム

ベトナム

ベトナム産コーヒー豆は、スクリーンサイズと欠点豆の量で等級が決められています。

スクリーンサイズは最高等級のG1で5.6~6.4mmと、他国に比べればやや小さめ。

欠点豆もどれくらいの割合か、という基準で決められています。

等級スクリーンサイズ欠点豆比率
G15.6mm~6.4mm5%以下
G24.8mm~5.6mm10%以下
G34.0mm~4.8mm20%以下

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ドミニカ共和国

ドミニカ

ドミニカ共和国で栽培されるコーヒー豆は、スクリーンサイズによって分けられています。

最高等級がAAAといい、ここからサイズに応じて下がっていくような決め方。

ドミニカでも産地ごとに特徴が異なり、味わいはまた違った判断になってきます。

等級スクリーンサイズ
AAA産地によって異なる
AA産地によって異なる
A産地によって異なる
AB産地によって異なる
B産地によって異なる

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タンザニア

タンザニア

タンザニアではスクリーンサイズでの分け方と、品質ごとに異なる分け方とがあります。

スクリーンサイズでは最高等級のAAから、順番にサイズが小さくなりCまで。

AAよりも大きいものをE(エレファント)と言いますが、等級としてはC以下。

スクリーンサイズ

等級スクリーンサイズ
AA6.75mm~
A6.25mm~6.75mm
B6.15mm~6.25mm
C5.9mm~6.15mm

品質

等級条件
ファイン(Fine)不明
グッド(Good)不明
フェアグッド(Fair Good)不明
FAQ+不明
FAQ不明
FAQ-不明
プアフェア(Poor Fair)不明
プア(Poor)不明
ベリープア(Very Poor)不明

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ジャマイカ

jamaica_005

ジャマイカ産コーヒー豆は、世界的に知られるブルーマウンテンかどうか、でまず分けられます。

その後、条件に応じて等級分けが行われる、といった手順です。

主な基準は、スクリーンサイズと生産される栽培地です。

ブルーマウンテン

等級条件
ブルーマウンテンNo.1スクリーンサイズ6.8mm~7.2mm
ブルーマウンテンNo.2スクリーンサイズ6.4mm~6.8mm
ブルーマウンテンNo.3スクリーンサイズ6.0mm~6.4mm
セレクト欠点豆が基準内でスクリーンサイズ6.0mm~7.2mm
ピーベリー丸豆

ノン・ブルーマウンテン

等級条件
ハイマウンテンブルーマウンテン以外の標高1,000m~1,200mで採れたコーヒー豆
プライムウォッシュトブルーマウンテン以外の標高1,000m以下で採れたコーヒー豆

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パプアニューギニア

パプアニューギニア

パプアニューギニアではスクリーンサイズと欠点豆の数で等級が決まっています。

メインの等級はC以上になっており、いずれも欠点豆なしが基本。

その他はピーベリーなどの形状分け、XやYなどのパーチメント分けとなっています。

等級スクリーンサイズ欠点豆
AA6.95mm以上0
A6.75mm以上0
B6.55mm以上0
ABAとBの混合&Aの混合率が50%以上-
C5.95mm以上0
PBピーベリー-
E焙煎すると弾けてしまう大きい豆-
Xパーチメントコーヒー0
Yパーチメントコーヒー基準内

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コスタリカ

costarica_001

コスタリカ産コーヒー豆では、地域と標高によって等級が決まっています。

太平洋側か、太平洋と大西洋の中間か、大西洋側か、という3種類の地域で変わります

いずれも標高で決まっていますね。

等級名地域標高
ストリクトリー・ハード・ビーン(SHB)太平洋側1,200m~1,600m
グッド・ハード・ビーン(GHB)太平洋側1,000m~1,200m
ハード・ビーン(HB)太平洋側800m~1,000m
ミディアム・ハード・ビーン(MHB)太平洋と大西洋の中間500m~1,000m
ハイ・グロウン・アトランティック(HGA)大西洋側900m~
ミディアム・グロウン・アトランティック(MGA)大西洋側600m~900m
ロウ・グロウン・アトランティック(LGA)大西洋側150m~600m

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ハワイ

ハワイ

ハワイ産コーヒー豆は、スクリーンサイズと欠点豆で等級が決まっています。

主なスクリーンサイズはナンバーワン以降の6.4mmから。欠点豆は20粒以下が基本です。

下位グレードにはセレクト、プライムなどがあり、ピーベリーはエクストラファンシーと同等に数えられます。

等級スクリーンサイズ欠点豆
エクストラファンシー(EXTRA FANCY)7.5mm~1ポンド中10粒以下
ファンシー(FANCY)7.1mm~1ポンド中16粒以下
ナンバーワン(No.1)6.4mm~1ポンド中20粒以下
セレクト(SELECT)-1ポンド中5%以下
プライム(PRIME)-1ポンド中25%以下

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メキシコ

メキシコ

メキシコ産コーヒー豆は、生産地によって等級の分け方が異なっています。

どちらも標高で決められており、3種類ずつの分け方です。

標高が異なる地域で、それぞれの等級を決めた形がこの2種類になっています。

1種類目

等級標高
ストリクトリー・ハイ・グロウン(SHG)1,700m以上
ハイ・グロウン(HG)1,000m~1,700m
スタンダード(SD)700m~1,000m

2種類目

等級標高
アルトゥーラ(Altura)1,300m以上
プリマラバド(PrimaLavado)900m~1,300m
ブエンラバド(BuenLavado)750m~900m

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エクアドル

エクアドル

エクアドル産のコーヒー豆は、わずか2段階ほどしか等級がありません。

どちらもスクリーンサイズをもとに決められており、16以下か17以上かです。

“スプレモ“という種類であれば、品質が高いとおぼえておきましょう。

等級スクリーンサイズ
スプレモ17以上
スタンダード16以下

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ケニア

ケニア

ケニア産のコーヒー豆は、全7段階の等級分けとなっています。

細かく言えば4段階と3段階に分けられ、最高等級AAからエレファントまでがひとつの区分。

ピーベリーなどはその他の分け方になっています。

等級条件
AAスクリーンサイズ17以上
ABスクリーンサイズ15~17
Cスクリーンサイズ11~15
E(エレファント)巨大種
PBピーベリー
TTC未満
T最小の豆

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ペルー

ペルー

ペルー産のコーヒー豆は、主に欠点豆の数で等級が決まっています。

基本的には機械を使って選別していくため、機械式や電子式などの選別器を使っています。

その後にハンドピックなどを含めると、最高等級になっていきます。

また、同時にスクリーンサイズでの評価も行われています。

欠点豆

等級欠点豆
エレクトロニック・ソーテッド&ハンドピックト(ESHP)~10
エレクトロニック・ソーテッド(ES)11~40
マシン・クリーンド・メホラド(MCM)41~70
マシン・クリーンド(MC)71~100

スクリーンサイズ

等級条件
20不明
19不明
18不明
17不明
16不明
15不明
14不明

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エチオピア

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エチオピア産コーヒー豆の等級は、グレード分けで1~8となっています。

いずれも300g中の欠点豆数で決まっており、最高等級は0~3の欠点豆です。

ただ、G1となるのはイルガチェフ地区のウォッシュド加工のみ、という条件があるようです。

また、下位グレードのコーヒー豆は輸出されることがなく、G5までが上限となっています。

等級欠点豆
G10~3
G24~12
G313~25
G426~46
G547~75
G676~150
G7151~340
G8341~

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イエメン

イエメン

イエメン産のコーヒー豆は具体的な条件が明らかになっていません。

これは品質によって等級が分かれているわけではなく、生産地によって分けられているためです。

有名なのはバニーマタル地方のNo付きですね。

等級生産地
No.9バニーマタル
No.8バニーマタル
No.7バニーマタル
No.6バニーマタル
-サナア
-サナア
-シャーキ
-ボデイダ

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ニカラグア

ニカラグア

ニカラグア産コーヒー豆は4段階の等級に分けられています。

低いところでは500mほどのロー・グロウンと言われますが、最高等級になると1,500m以上。

ニカラグアSHGという記載のものであれば、最高等級に該当します。

等級標高
ストリクトリー・ハイ・グロウン(SHG)1,500m~2,000m
ハイ・グロウン(HG)1,300m~1,500m
ミディアム・グロウン(MG)1,000m~1,300m
ロー・グロウン(LG)500m~1,000m

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パナマ

パナマ

パナマ産コーヒー豆は3段階の等級分けとなっています。

低いところからは900mほどですが、最高等級のストリクトリー・ハード・ビーンでは標高1,350mを超えます。

等級標高
ストリクトリー・ハード・ビーン(SHB)1,350m~
ハード・ビーン(HB)1,050m〜1,350m
エクストラ・プライム・ウォッシュド(ESW)900m〜1,050m

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エルサルバドル

エルサルバドル

エルサルバドル産コーヒー豆は、全3段階の等級分けがされています。

標高は低いところから500m程度で、高いところでも1,200m以上ならば最高等級に当たります。

等級標高
ストリクトリー・ハイ・グロウン(SHG)1,200m~
ハイ・グロウン(HG)900m~1,200m
セントラル・スタンダード(CS)500m~900m

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ホンジュラス

ホンジュラス

ホンジュラス産コーヒー豆は、生産地の標高によって分けられています。

最高等級のストリクトリー・ハイ・グロウンは標高1,200m以上という土地。

その次にハイ・グロウン、セントラル・スタンダードと続いています。

等級標高
ストリクトリー・ハイ・グロウン(SHG)1,200m~
ハイ・グロウン(HG)900m~1,200m
セントラル・スタンダード(CS)600m~900m

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ルワンダ

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ルワンダ産のコーヒー豆は、欠点豆の混入数やカッピングテストによって決まっています。

明確な条件はわかっていませんが、スーパースペシャルティやスペシャルティが上位。

その次にG1からG3と続いています。

等級条件
スーパースペシャルティ(Super Specialty)非公開
スペシャルティ(Specialty)非公開
G1非公開
G2非公開
G3非公開

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インド

インド

インド産のコーヒー豆は等級が4段階あり、いずれも条件がわかっていません。

基準については、「スクリーンサイズ、標高」などによって分けられています。

等級条件
AA非公開
A非公開
B非公開
PB非公開

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ブルンジ

burundi_007

ブルンジ産のコーヒー豆は、大きく3段階で分けられています。

最高等級はAAですが、この他にもスクリーンサイズでも決められています。

スクリーンサイズは15~17ですが、明確な条件などはわかっていません。

等級条件
AA非公開
A非公開
B非公開

カメルーン

カメルーン

カメルーン産コーヒー豆は、基本的に欠点豆の量で等級が決まっています。

300g中の欠点豆で検査しますが、明確な点数などはわかっていません。

コーヒー豆のサイズは分類のひとつに使われており、「アラビカ種がTYPE A~F」「カネフォラ種がグレード1~3」となっています。

等級欠点豆
ショワ(Choix)極少数
エクストラプリマ(ExtraPrima)少数
プリマ(Prima)やや少ない
スペリュール(Superieur)許容基準内
クーラン(Courant)やや多い
リミット(Limite)多い

コンゴ民主共和国

コンゴ

コンゴ民主共和国では、明確な等級を決める条件がわかっていません。

が、コーヒー豆の品質によって分けられているのは確かで、上位2種類はプレミアムとも呼ばれています。

等級のランクだけが明確で、条件がわからないという状況ですね。

等級条件
コンゴ キブ2(プレミアム)非公開
コンゴ キブ3(プレミアム)非公開
コンゴ キブ4非公開
コンゴ キブ5非公開
コンゴ キブ6非公開
コンゴ キブ7非公開

マラウイ

マラウイ

マラウイ産のコーヒー豆は、主にスクリーンサイズのみで決められています。

最高等級のAAAがスクリーンサイズ7.5mm以上というサイズ感です。

等級スクリーンサイズ
AAA7.5mm~
AA7mm~
AB6.5mm~

キューバ

キューバ

キューバ産のコーヒー豆は、主にスクリーンサイズと欠点豆の2点で決められています。

この4種類がもっとも有名で、クリスタルマウンテンなどは世界的にも親しまれている等級です。

国内向けや低品質向けの下位グレードなども存在しています。

等級スクリーンサイズ欠点豆
クリスタルマウンテン(CrystalMountain)18~0~4
エクストラトルキーノラバード(ExtraTurquinoLavado)18~5~12
トルキーノラバード(TurquinoLavado)17~13~19
アルトゥーラ(Altura)16~20~22

ラオス

ラオス

ラオス産のコーヒー豆には、明確な等級(グレード)が決められていません。

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東ティモール

東ティモール

東ティモール産のコーヒー豆には、明確な等級(グレード)が決められていません。

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タイ

タイ

タイ産のコーヒー豆には、明確な等級(グレード)が決められていません。

コーヒー豆の等級(グレード)の注意点

等級(グレード)と味は比例しない

コーヒーの味が苦手

各国の等級についてご紹介してきましたが、実際には等級と味が比例することは多くありません。

等級が高ければ美味しい、等級が低ければまずいといった印象は抱きにくいものです。

もちろん、欠点豆の数などは等級が高ければ少なくなりやすく、雑味を感じにくいことは多いです。

しかし、標高の高さやスクリーンサイズなどは、よほどのコーヒーマニアでなければ“気にならない”程度のものです。

等級が高くて美味しいのは当然のこと、等級が低くても美味しいコーヒーはとても多く存在しますよ。

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等級(グレード)が明確に定まっていないこともある

コーヒー豆の等級は、あくまでざっくりとした基準のひとつと捉えておくのがおすすめです。

生産国によっては明確に等級が決まっておらず、不明瞭なこともよくあります。

またコーヒー豆を購入する際、等級がわからない・記載されていないといったこともあるものです。

等級はあくまでひとつの基準程度に捉え、気に入ったものがあれば覚えておくのが良いでしょう!

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nari

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編集部ライター・営業

バリ島で飲んだコーヒーの甘さとザラザラ感にびっくりし過ぎて、吹き出した経験をもつ編集部ライター。
その経験をきっかけに日本と世界のコーヒーの違いを知り、コーヒーの奥深さどんどんハマっていく。
コーヒーの味や香りだけでなく、カフェ空間やコーヒーを作る工程などの魅力にハマり毎週喫茶店巡りをしている。

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