「コーヒーは毎日飲んでいいものなの?」「身体への影響は?」
このような素朴な、でも大きな疑問を長い間持ち続けるコーヒー好きの方に役立つ情報をまとめました。
いろいろな視点から調べたので、毎日のコーヒーライフにきっと役立ててもらえると思います。
気になっていた小さな疑問を解決して、コーヒーの時間がさらに楽しいものになればうれしいです。
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もくじ
コーヒーは毎日飲んでも大丈夫?
結論から言うと、コーヒーは適量であれば毎日飲んでも問題ありません。では、1日の適量はどれくらいなのでしょうか?
これだけ世界中で愛飲されているコーヒーですから、好きな人は1日に何杯でも飲みたい!と思いますよね。
なんであっても限度はありますが、毎日1杯飲むことはいいのか?何杯までならいいのか?という疑問もあるでしょう。
[関連]コーヒー1杯のカフェイン量はどのくらい?摂取量目安やメリット・デメリットも解説
1日のコーヒーの適量は3杯~4杯
世界保健機関(WHO)
2001(平成13)年に公表した「Healthy Eating during Pregnancy and Breastfeeding (BookletFor Mothers)2001」において、「紅茶、ココア、コーラ飲料は、ほぼ同程度のカフェインを含み、コーヒーにはこれらの約2倍のカフェインが含まれている。このため、カフェインの胎児への影響についてはまだ確定していないが、妊婦はコーヒーの摂取量を一日3~4杯までにすべき」とされています。
少し前の情報になりますが、WHOが公表した資料のなかに、妊婦の1日のコーヒー摂取量について書かれたくだりがあります。
妊娠している人はカフェインを極力避ける傾向もありますが、公の機関が「妊婦さんも量に気をつければ飲んでもいいですよ」と公表しています。
妊婦さんでなくてもこれくらいの量を目安にしておけば、健康などに影響することはないと考えて良いでしょう。
毎日コーヒーを飲むことで期待できる効果
コーヒーは健康食品ではありませんが、飲むことで期待できる効果がいくつかあります。
その主なものをご紹介しましょう。
老化やシミなどの対策の効果が期待できる
コーヒーにはポリフェノールという抗酸化物質が多く含まれています。
ポリフェノールは赤ワインやチョコレートにも含まれている物質です。名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
コーヒーに含まれるのはクロロゲン酸(コーヒーポリフェノール)というポリフェノールの一種です。
食品などからポリフェノールを摂取することは、抗老化やシミ予防などにも効果を発揮することが分かっています。
ただ、薬ではないので誰でも目に見えて効果が現れるわけではありません。
ダイエット効果が期待できる
コーヒーダイエットという減量法が一時、巷で話題になったことがあります。
コーヒーに含まれるカフェインやポリフェノールで痩せる、というダイエット方法です。
カフェインやポリフェノールを摂取することで基礎代謝量が上がり脂肪が燃焼し、ひいては体重が減るというのがこのダイエット方法の考え方です。
ただ、コーヒーを飲む=体重が減るということではなく「脂肪の燃焼が期待できる」という程度の話。
コーヒーをがぶ飲みしても、生活習慣が変わらなければ痩せないでしょう。
[関連]コーヒーを飲むと太る?痩せる?コーヒーの効果と飲み方のコツを解説!
カフェインによって脳を活性化させる効果が期待できる
カフェインをとりすぎると眠れなくなるよ、という言葉を無視して夜にコーヒーをたくさん飲んで寝付けなくなったこと、ありませんか。
カフェインには脳を活性化する作用があり、睡眠を妨げるおそれがあります。
逆にすっきりと目覚めたいときには、コーヒーが一役買うかもしれません。朝は濃いめのブラックで頭をシャキッとさせるという方も少なくないでしょう。
コーヒーの香りによるリラックス効果
コーヒーを飲まなくても、香りを嗅いだだけで何となくホッとした気分になりませんか。
コーヒーの香りにはリラックス効果があることが分かっています。人はコーヒーの香りを嗅ぐと、脳からα波が出るためです。
α波はリラックス時に出る脳波で、コーヒーの香りを嗅いだとき以外にも好みの音楽を聴いたり、座禅やヨガをして瞑想状態になったときにも出てきます。
胃のはたらきを活発にする効果が期待できる
コーヒーを飲んだらお腹が空いたような気がしてくること、ありませんか。
これはコーヒーに含まれるカフェインに、胃酸の分泌を促して食欲を増す作用があるから。
コーヒーダイエットなる減量法が存在するのに、食欲を増す作用もあるなんて何だか矛盾を感じますね。
胃腸の弱い人や疾患がある人などがブラックコーヒーを大量に摂取すると、お腹が空く前に胃を荒らしてしまうおそれがあるので気をつけてください。
[関連]コーヒーを飲んで吐き気が起きる原因と対処法、予防方法を解説!
コーヒーを毎日飲むうえで起こるデメリット
コーヒーを毎日のように飲むと起こりうる困りごともあります。
事前に知っておけばそんなに怖いことではありませんので、参考までに。
口臭が発生しやすくなる
コーヒーのカフェインには利尿作用があります。
頻繁に用を足して水分をとらないでいると体内の水分が不足し、口の中も乾燥してしまい口臭が発生しやすい環境になります。
コーヒーを飲んだあとは意識的に、水や白湯を飲むようにするといいでしょう。
歯が黄ばむ
ワインやタバコと同様、コーヒーも歯の黄ばみの原因のひとつです。
コーヒーの色が歯を染めているのではなく、歯についている物質とコーヒーに含まれるポリフェノールが結合したときに着色状態が起こります。
歯磨きやうがい薬も多少の効果はありますが、本格的に歯が黄ばんでしまった時はクリニックで着色汚れを取ってもらいましょう。
[関連]【歯科医師監修】コーヒーで歯が着色する?原因と汚れを落とす方法
カフェインへの耐性ができる
以前は1日1杯くらいだったのに4〜5杯飲んでももっと飲みたいと感じる、などという方はカフェインへの耐性ができているのかもしれません。
カフェインに耐性ができること自体は悪いことではありませんが、カフェイン耐性ができてしまうとコーヒーを多く飲んでもまだ足りないと思うようになりがちです。
どんな食品でも、とりすぎると身体に負荷がかかるおそれがあります。
「コーヒー飲みすぎているかも…」と感じたら、薄めたり飲む回数を減らしたりなどの工夫をしましょう。
[関連]【医師監修】コーヒーの飲み過ぎが身体に与える悪影響とは?
毎日コーヒーを飲むうえで注意すべきポイント
コーヒーには利点も多いことが分かっています。
コーヒー好きは心と身体のために、堂々と毎日コーヒーを飲んでください。
いくつかの注意ポイントを押さえて、コーヒーライフをさらに楽しいものにしましょう。
1度に大量のコーヒーを飲まない
利点の多いコーヒーも、とりすぎはよくありません。
ここのところちょっと量が多いかな、と思ったら少しだけ控えめにしてみましょう。
無理に減らしたり、飲むのをやめたりする必要はありません。
ミルクや豆乳で割ったり、濃いめで飲んでいるのをアメリカンにしたり、デカフェを選んだりしてもいいと思います。
空腹時には飲まない
お腹が空いているときにカフェインの多い飲み物を飲むと、胃に負担をかけることがあります。
風邪をひいたりして胃腸の調子が良くないときや、もともと胃腸が弱い方などは注意が必要です。
お腹が空いていたらカフェオレなどにすると、胃にやさしくコーヒーを楽しめますよ。
ブラックを楽しみたいときは何か食べるものを用意するといいでしょう。
[関連]空腹時にコーヒーを飲むと危険?身体に及ぼす影響とおすすめの飲み方について解説
寝る直前に飲むのを避ける
寝る前にコーヒーを飲むとカフェインが睡眠を妨げやすくなってしまいます。
どうしても寝る前にコーヒータイムを!という方はカフェインレス(デカフェ)のコーヒーを飲むようにしましょう。
最近はカフェインレスにも、おいしいコーヒーがたくさんあります。寝る前用や昼間用と、いくつかコーヒーを揃えても楽しいですよ。
[関連]夜のコーヒーはNG?メリット・デメリットと正しい飲み方について
朝起きてすぐのコーヒーは避ける
寝ている間に汗をかく事で体の中の水分が失われるため、起きた時の血液はドロドロしています。
その状態でコーヒーを飲んでしまうと、利尿作用によりさらに水分が失われてしまうのです。
血流を高めるために水分補給はコーヒーではなく、まず水で行いましょう。
[関連]朝コーヒーはダメ?メリット・デメリットや適切な飲み方について
睡眠不足・体調不良のときは控える
睡眠不足や体調不良を感じたら、コーヒーは控えたほうがいいでしょう。
そんなときはまず眠って、身体を休めましょう。
コーヒーには覚醒作用があり、睡眠を妨げるおそれがあります。睡眠不足や体調不良が解消するまでひとまず、コーヒーをお休みして改善に努めてください。
元気になったらまた、思う存分コーヒータイムを楽しめばいいのですから。
妊娠中・授乳中は量を制限する
英国食品基準庁(FSA)
2008( 平成20)年に、妊婦のカフェイン摂取に関して新たな助言を公表しています。妊婦がカフェインを摂り過ぎることにより、出生児が低体重となり、将来の健康リスクが高くなる可能性があるとし、以前は300 mg を上限とすることが望ましいとしていましたが、新たな助言においては、妊娠した女性に対して一日当たりのカフェイン摂取量を200 mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)、に制限するよう求めています。また、高濃度のカフェインは自然流産を引き起こす可能性があることを示す証拠があるとしています。
過度に心配してコーヒーを断つ必要はありませんが、妊娠中や授乳中は量を制限する必要があります。
コーヒーが好きなのに飲まないのはストレスになり、かえって良くないかもしれません。
量を制限する必要があるのはコーヒーそのものではなく、コーヒーに含まれるカフェインです。
カフェインの少ないカフェインレス(デカフェ)コーヒーなら安心して飲めますよ。
ただ念のため、多めに飲んでいる人は定期検診時などに専門家に確認することをお忘れなく。
[関連]カフェインレスコーヒーの効果とメリットを詳しく解説します!
[関連]妊娠中はコーヒーの飲み方に注意!妊婦さんや子供への影響、摂取量の目安も
毎日コーヒーを飲むのにベストな時間やタイミング
コーヒーは淹れるときや飲むときの香りをかぐこと、それにカフェインを摂取することでリラックス効果を感じる飲み物です。
時間を問わず飲みたいところですが、さらなるリラックス効果を感じるためには時間を選ぶといいようです。
コーヒーのリラックス作用にはストレスホルモン(コルチゾール)が関係しているといわれています。このストレスホルモンが少ない時間帯にコーヒーを飲むと、リラックス効果の高まる可能性が。
人間のストレスホルモンの分泌が少ない時間帯は朝の9〜11時。逆に、12時~13時と17時半~18時半はストレスホルモンの分泌が多くなる時間帯といわれています。
午後のコーヒーは、14時~16時がおすすめといえるでしょう。
[関連]コーヒーは何時まで飲んで良いのか?睡眠への影響とおすすめの飲み方
コーヒーを飲むタイミングは食後30分以内や運動前がおすすめ
コーヒーのダイエットサポート効果を期待して飲むなら、食後30分以内や運動前がおすすめです。
食事を消化するタイミングで飲んでおけば、より効果的に脂肪が燃焼されるようになります。
また運動をする前に飲んでおけば、筋トレなどの燃焼をサポートしてくれてダイエットに効果的だといわれていますよ。
毎日コーヒーを飲むならレギュラーコーヒーを
レギュラーコーヒーはインスタントコーヒーに比べて、クロロゲン酸などのポリフェノールが豊富に含まれています。
レギュラーコーヒーとは生のコーヒー豆を炒ったもののこと。
インスタントコーヒーはお湯を注げばすぐにコーヒーができあがりますが、レギュラーコーヒーは漉して抽出する作業が必要です。
コーヒーのさまざまな効果を期待するなら、レギュラーコーヒーをコンスタントに飲むといいでしょう。
[関連]【専門家監修】インスタントコーヒーとレギュラーコーヒーの違いや特徴
レギュラーコーヒーの美味しい淹れ方
レギュラーコーヒーを飲むなら豆選びはもちろん、淹れ方にもこだわっておいしく作りたいもの。
ここでは、おいしく淹れられる方法を2つご紹介します。
最初は手間を感じるかもしれませんが、慣れてしまえば大丈夫。
淹れるときのいい香りに癒されてください。
ハンドドリップ
ドリッパーにペーパーをセットし、挽いて粉にしたコーヒーを入れお湯を注ぐハンドドリップは、レギュラーコーヒーの淹れ方としては最もスタンダードといえるでしょう。
器具と適量のコーヒー、お湯があれば比較的簡単にできます。
コーヒーの分量をしっかり測る、セットした粉のコーヒーをよく湿らせる、そして数回に分けてお湯を注ぐ。
この3つのコツをふまえて、おいしいコーヒーを淹れてくださいね。
[関連]【専門家監修】ハンドドリップの基本的な淹れ方や美味しく淹れるコツを解説!
フレンチプレス
コーヒー豆に付着しているコーヒーオイルが抽出できるフレンチプレスが好み、という方もいらっしゃるでしょう。専用の器具が必要ながら、人気の抽出方法です。
コーヒーオイルは、豆の焙煎時に生じた亀裂から出てくるもので、ローストが深いほどオイルが多く出てきます。
そのため深煎りのコーヒー豆ほど、コーヒーオイルがよく付着しています。
フレンチプレスで淹れたコーヒーはコク深い味わいで、一度味わうと日常になる方も少なくないようです。
[関連]【専門家監修】フレンチプレスの使い方から淹れ方やお手入れ方法を解説します!
水出しコーヒー
水出しコーヒーとはその名の通り、水に挽いた粉を浸して抽出したコーヒーのことです。
低温で長時間かけて抽出するので、まろやかな口当たりとスッキリとした後味のコーヒーが楽しめます。
作り方も非常に簡単なので、初心者でも美味しいコーヒーが作りやすいのも魅力のひとつです。
[関連]水出しコーヒーの作り方を解説!手軽に美味しく作るコツとアレンジレシピ
[関連]ダッチコーヒー(水出し)用コーヒー豆のおすすめランキング!
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この記事を書いた人
編集部ライター
家で飲むコーヒーは基本ノンカフェインの決まった銘柄ですが、加入している生協に知らないコーヒーが出ていれば買うことも。
喫茶店やレストランでは、ガツンとカフェインの効いたのが嬉しいです。
出張や旅行などで遠方に行くと水が違うからか、何気なく立ち寄った店で飲んだコーヒーが思い出に残ることも少なくありません。