コーヒーコラム

コーヒーのキレとは?コーヒーの味わいや味の濃度、持続性について詳しく説明!

2022年11月24日

コーヒーのキレとは?コーヒーの味わいや味の濃度、持続性について詳しく説明!

炭酸飲料やビールのコマーシャルなどでよく耳にするキレという言葉。

爽やかなイメージを持つ人は多いと思いますが、キレという言葉について正しく説明できるでしょうか。

ビールや炭酸飲料の持つキレがコーヒーにも当てはまるということは、ただ爽やかな味わいという意味ではなさそうです。

本記事では、そんなコーヒーのキレや、キレのあるコーヒーの種類についてご紹介します。

ぜひ最後まで読んでみてください。

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コウタ

コウタ

編集部ライター

365日欠かさずコーヒーを飲んで過ごす編集部ライター。

コーヒーのキレとは、爽やかに後味が消えるさま

コーヒーの味わいを表現する指標として、もっともポピュラーなものが酸味と苦味です。

この酸っぱさと苦さという指標に味の濃さという指標を組み合わせると、その味がどれだけ持続するかを表すことができます。

この味の持続性は後味や後口と呼ばれますが、一般的に「キレ、コク、すっきり、まろやか」の大きく4つに分類されます。

コーヒーの”キレが良い”というのは、酸味と味わいが強く、後味が尾を引かずスッと消えるさまを表すことがほとんどです。

この後味が消えるというのは、口に入れたときの風味に落差があり、突出した風味が口の中に残らないことを指します。

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コーヒーのコクとは、複数の味が重なり合い、濃厚な風味が口の中に余韻として残るさま

ホットコーヒー

対比としてよく評される”コクがある”というのは、複雑で濃厚な味が長く続くさまを表します。

ワインを評する際に使う”ボディ”とほぼ同義の言葉です。

“重厚なコク”と表現されるように、単一ではなく複数の味が重なり合い、味に深みや広がりが生まれていることがコクの条件に含まれます。

コクのあるコーヒーとしてブレンドコーヒーがよく挙げられるのは、複数の豆を混ぜることで味に深みが生まれているからです。

とはいえ、コーヒーの味わいは酸味や苦味以外にも甘みやうまみがあります。

そのため、単一品種で分けられるシングルオリジンにも、鋭いキレを持つコーヒーや深いコクを持つコーヒーは存在します。

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コーヒーのキレをコントロールする5つのポイント

焙煎を中煎りから中浅煎りにする

コーヒーの焙煎度合い

コーヒー豆に含まれる成分のコントロールはできませんが、焙煎度を変えることでコーヒー豆を自分好みの味わいにすることが可能です。

豆との相性も考慮しますが、キレのあるコーヒー豆を選ぶときには、一般的に中煎り~中浅煎り程度がおすすめ。

コーヒーを飲んだときに感じる後味がスッと消えるキレは、ほどよい酸味と苦味によって生み出されます。

キレのあるコーヒーは、全体的に苦味よりも酸味が強くなりやすい傾向にあるため、苦味を抑えた焙煎度にするのが良いでしょう。

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挽き目を中挽き~中粗挽きにする

コーヒー豆の挽き方

挽き方を調整することでも、抽出されるコーヒーの味をコントロールすることができます。

焙煎と同様に、酸味と苦味のバランスを意識した挽き方にするとキレの良いコーヒーを淹れることができますよ。

苦くなりすぎないように、苦味を抑えた挽き方にするのがポイント。

逆もまた然りで、粗挽きまで挽いてしまうと酸味が強くなりすぎてしまい、キレを感じにくくなってしまいます。

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湯温を適温に調整し、抽出時間をやや短めにする

ドリップ

お湯を注ぎ入れる瞬間こそがハンドドリップの醍醐味。

注ぎ入れるお湯の温度や注ぐ高さ、注ぐスピードを変えることでも、抽出されるコーヒーの味に変化が生まれます。

ここでも苦味や酸味が主張しすぎないように、温度と注ぎ入れるスピードを意識しましょう。

お湯の温度は85℃以下だと酸味が強くなり、95℃以上の高温で淹れると苦味は強くなる傾向があるため、85~95℃に調整します。

また、抽出に時間をかけると苦味が強く出てしまうため、やや高めの位置から速めに注ぎ入れるのもポイントです。

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使用する豆を適量~やや少なめにする

注ぎ入れるお湯の量が同じであれば、使用する豆や粉の量で抽出されるコーヒーの苦味や味の濃さが変わります。

豆の量を多くすると苦味が強く、味の濃いコーヒーに。

豆の量を少なくすると味は薄くなってしまいますが、その分苦味を抑えることができます。

苦味が主張するとキレを感じにくくなってしまうため、適量~やや少なめに調整するのが良いでしょう。

ただし、量が少なくなりすぎると、キレのないすっきりとしたお茶のような薄いコーヒーになってしまうため、注意が必要です。

ブラックで飲む

ブラックコーヒー

最後は飲み方になりますが、キレのある味わいのコーヒーを飲みたいなら、後味が残らないブラックがおすすめです。

ミルクを入れると、ミルクの持つ濃厚なコクが主張し、コーヒーにキレを感じにくくなります。

逆に言えば、コクのあるコーヒーが好きな人であれば、ミルクを注ぎカフェオレとして飲むことで強いコクを感じられるでしょう。

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キレのあるコーヒー豆

高地栽培ならではのキレの良い上質な酸味を持つタンザニア・キリマンジャロ

野性味あふれるコーヒーとも評されるキリマンジャロは、タンザニア北東部に位置するキリマンジャロの裾野の高原地帯で作られるコーヒー豆。

標高1,500~2,500m付近の高地で栽培されるコーヒーは、酸味や香り、味わいが凝縮され非常に品質に優れます。

柑橘類を思わせる爽やかでキレのあるフルーティーな酸味が特徴で、すっきりとしていながらもコクも感じられる品種です。

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フルーティーで上品な酸味と華やかな香りを持つエチオピア・モカ

国土の多くをアビシニア高原が占めるエチオピア。

アビシニア高原は、野生のコーヒーの木が育つこともあるほど非常にコーヒー栽培に適した気候。

そんなエチオピアで作られるモカは、爽やかな酸味が特徴的です。

浅煎りではフルーティーな酸味、深煎りではまるでチョコーレートのような深いフレーバーに。

焙煎によって様変わりする風味は、飲む者を虜にしてやみません。

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華やかな香りにキレのある酸味と甘みを持つグァテマラ・アンティグア

グアテマラ

国土の70%が火山に囲まれた山岳地帯であるグァテマラは、厳しい寒暖差や豊富な雨量などの理由からコーヒー栽培に適した地域です。

シェードツリーを用いた日陰栽培方式で育ったコーヒーは、コーヒーチェリーが非常に大きく、熟成度合いも均一に保たれます。

グァテマラのコーヒーは作られる地域ごとそれぞれの個性がありますが、総じてフルーツのような爽やかさと強い酸味が特徴。

中でもグァテマラコーヒーの代名詞的な存在として知られるアンティグアは、芳ばしい香りやキレのある酸味と甘みが特に印象的です。

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コーヒーのキレを理解することでさらにコーヒーが楽しくなる

飲み方 リラックス

コーヒーのキレについて紹介していきました。

酸味や苦味と同様に、味の持続性であるキレは、客観的に判断できる味わいの指標であることがわかりました。

コーヒーは飲んでいくごとに、自分の好みが次第にハッキリとしていく飲み物です。

酸味の強いコーヒーが好きなのか、苦味の引き立ったコーヒーが好きなのか。

その味わいが口の中でサッと消えるのが好みなのか、余韻を楽しみたいのか。

自分の好みと味わいの指標を理解すれば、喫茶店やコーヒー専門店で自分好みのコーヒーを探す際にも役立ちますよ。

コーヒーを飲む際や豆を購入する際には、ぜひキレやコクにも注目して今後のコーヒーライフに活かしてくださいね。

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コウタ

コウタ

編集部ライター

365日欠かさずコーヒーを飲んで過ごす編集部ライター。幼少から叔母の経営する喫茶店でよくコーヒーを飲んでいた。30歳を目前にしてようやくブラックコーヒーに目覚める。主に集中したいときにコーヒーを飲むが、休日に頭を空っぽにして飲むコーヒーこそ至高と考えている。

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